「バッグ収納」のイライラがスッキリ解決! 200円で狭小クローゼットの容量“2倍増”の方法

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2019年04月01日 22:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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「戸棚の中がグチャグチャ」「クローゼットがすぐ散らかる」「デッドスペースを活用したい」「トイレに収納がない」など、 “片付かない”ちょっとした悩みはありませんか? 収納ライターの伊藤まきが、イライラする“収納の悩み”を“簡単で安く”解決するコツを提案します!

■今週の相談者>>>E・Hさん(36歳)大田区在住

「お金をかけずに、クローゼット内の“バッグ収納”を変えたい!」

 大田区のマンション(1DK)で、ひとり暮らしをしているE・Hです。クローゼット内の“バッグ収納”について悩んでいます。リクエストは、大きな家具を置きたくないこと、予算をかけないこと、一度で取り出せること。これらの理由から、洋服もクローゼット用の吊り下げ収納ケースを使っています。同じメーカーでバッグ用もありますが、さすがに入りませんでした。

 今シーズンに着る洋服と小さめバッグだけ、オープンハンガーラックに掛けています。毎日のコーデが選びやすいため、ここは特に問題ありません。ちなみに使わないアイテムはすぐ売るので、本当に必要な量だけです。

 クローゼットには、大きめバッグが6個あります。床に直置きしているので、ホコリが付くのが気になります。ちなみに、引き出しや箱から出し入れするのが面倒くさいので、吊り下げ収納のほうが好きです。

【伊藤まきの回答】
目的のアイテムを、1発で出し入れできるのが「吊り下げ」の魅力!

 「クローゼット内のバッグ収納」についてのお悩みを、大田区在住のE・Hさんから受け取りました。Hさん的には、モノの回転率が高めなので断捨離の必要はないとのことです。写真からも、モノを溜め込みタイプではないし、ワンアクションで出し入れする収納法が好みだとわかります。

 解決案の前に、一般的な「クローゼット内のバッグ収納」について解説しておきます! バッグ収納は、その数・場所・好みなどによって収納法が変わります。大きく分けると、次の4パターンです。

あなたのベストチョイスは? 快適な「バッグ収納」4パターン!

 女性のクローゼットは、本人の好み、スタイル、バッグの数、収納庫の種類などによって条件が異なります。そのいくつかを組み合わせて、主に4パターンから選びます。

[1] 置き形式「オープンラック」 Hさん宅クローゼットサイズのイメージを再現

 クローゼットの中に、スチールラックやカラーボックスを設置する方法です。ハンドバッグやクラッチなど、型がしっかりしたバッグに適しています。また、ファイルボックスなどで仕切りを入れると更に使いやすく“バッグ迷子”になりません。奥行きをフル活用したいなら、キャスター付きのスチールラックが最適です。

[2]積み重ね式「ボックス・イン」

 天袋の高さが50cmある例になります

 ヘビロテするバッグを除く、ストック収納に限ります。使用頻度の低いバッグを、フタ付きやファスナー付きの布製ボックスに入れて積み重ねる方法です。また、天袋付きのクローゼットならフタ無しのボックスでOK。中に何が入っているのか、写真と番号で記録するのもオススメです。

 深型の収納ケースではありません。

 深型の「クローゼット用衣装ケース」(W34×D44.5×H24cm)を使います。ただし、布やビニール素材の折りたたみOKのアイテムに限ります。収納スペースが広いクローゼットなら、ゆとりを持ってハンドバッグを入れることも出来ます。ちなみに衣装ケースを選ぶ時は、セパレート式のほうが便利です。

[4] 吊り下げ式「ハンガーフック」

 壁際サイドに突っ張り棒を渡せるクローゼットの場合

 ハンガーバーに吊るす布製ボックスをはじめ、ハンガーフック、S字フック、ブランコハンガーなどのデザインが揃います。ただし、型が固定されているタイプだと出し入れがモタつく例も多いので、慎重に選ぶようにしましょう。

 [1]だけ大きな家具に思えますが、カラーボックスとスチールラックは中古市場でも人気アイテムなので、手放すときにお金がかかりません。賃貸住宅に暮らす方にとって、重荷にならない選択です。今回は、Hさんが希望する「吊り下げ収納」から「ブランコハンガー」を選びます。

 上から市販品と2タイプのDIYタイプ

 直置きしたくない、吊り下げ収納が楽! そんなHさんの希望に沿った収納法は、ずばり「ブランコハンガー」です。

 クローゼットに取り付けるだけで、簡単に2段吊りになります。市販品だと、長さや横幅を調節できるタイプも揃います。

200円で作れる「ブランコハンガー」で収納力2倍アップ!

 100均のほか、手芸屋さんの紐も可愛いですよ!

 上記写真[3]を吊るした例です。このように、100均の紐と突っ張り棒だけで「ブランコハンガー」が簡単に作れます。布製のバッグなら、スカートハンガーで吊るすのもオススメです。

 さらに、Hさん宅のクローゼットのサイズを再現してみました。

 Hさん宅のクローゼットは、高さ178cmなので「ブランコハンガー」を設置しても余裕があると思います。ちなみに、木製とプラスチック製のハンガーが確認できますが、スリムタイプの同型デザイン(例えば、マワハンガー)を揃えると更にコンパクトになります。

【まとめ】
Hさん、100均の材料を使った「ブランコハンガー」はいかがでしたか? これなら、ホコリからガードしやすく出し入れもワンアクションです。予算も200円で済むので、ぜひチャレンジしてみてください。

――「お片付けSOS相談」は次回、4月1日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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