レッドブル・ホンダ代表、2021年導入の新規則への対応によるコスト増加を懸念。「策定期限を後ろ倒しすべき」

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2019年04月02日 07:41  AUTOSPORT web

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ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
レッドブル・ホンダのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2021年に導入する新しいレギュレーションの策定期限を6月末から12月に延長することで、チームがプレッシャーから解放されるだけでなく、財政面でも恩恵を受けることになると考えている。

 2021年より導入される新しいレギュレーションを確定させるにあたり、FIAとF1およびチームには、理論上は6月30日までの時間が設けられている。

 先週のはじめには、FIA、F1、チームの三者すべてが参加した会議がロンドンで行われた。そこでは将来のレギュレーション構成についての進展が見られたものの、多くの人々は6月の期限までに技術規則を決定し確定させることはできないと考えている。

 レギュレーション改定に向けた準備をするためには、チームに十分な時間が与えられなければならず、FIAの規則では、18カ月前に正式に事前通告が行われなければならない。

 しかしながら、チームには大きなプレッシャーがかかっており、また策定期限に間に合わせるのはほぼ不可能と見られている状況だ。ホーナーは、期限の延長が認められるべきであり、それが実現すればチームの利益にもなると考えている。

「目下のところ、エネルギーを要する物事が控えている。まさにそのタイミングなのだ。これからの数週間で結果が得られることを期待している」とホーナーは、ロンドンでの会議について『Sky F1』に語った。

「レギュレーションを策定するのは今年だが、収益やコスト、技術規則など、まとめ上げなければならない非常に多くの要素がある」

「技術規則を早すぎる時期に発表すると、より多くのコストがかかることになると思う。今年の終わりに発表する方が、おそらくよいのではないだろうか」

「そうしなければ、一部のチームは(新レギュレーションに対応するために)多くの人々を抱え込むことになるだろう。リソースを充てて、新規則対策の特別チームを作ることになる。だから規則の発表は遅い時期の方がよい」

 “12月を期限にすれば、2021年型マシンのデザインと製作において、どのチームにも十分な時間を与えることになるのか”と問わると、ホーナーは「準備期間が圧縮されることには何ら問題はない」と考えているという。

「12月までということであれば、問題はないと思う。小規模チームにとっても、大規模チームにとっても、遅すぎるということはないだろう」

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