原宿のど真ん中に突如登場したフラッグシップショップ『Galaxy Harajuku』とは

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2019年04月03日 09:01  リアルサウンド

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 すごいスピードで商業施設が入れ替わり、トレンドが生まれる原宿にありそうでなかった、テクノロジーと体験性が合わさった新しいビルが誕生。それが『Galaxy Harajuku』。サムスンが手がけるGalaxyブランドのフラッグシップショップだ。


(参考:Samsung、注目の折りたたみスマホ『Galaxy Fold』を発表 そのスペックとは?


■実はスマホ世界シェアNo.1のGalaxy
 『Galaxy』は韓国の電子メーカー、サムスンが展開するスマホ・タブレットブランド。スマホのグローバル市場においては世界1位のシェアを誇り、実はiPhoneを展開するアップルよりも世界における影響力が大きい。最近では各メーカーに先駆けて「折りたためるスマートフォン」を発表するなど、先進的なデザインセンスと高いスペックで多くのAndroidユーザーから支持を集めている。


■原宿のど真ん中に突如登場、『Galaxy Harajuku』
 そんなGalaxyブランドが日本にて新たに仕掛けるのが、地下1階・地上6階の全7フロアからなる『Galaxy Harajuku』だ。


 先月、3月12日にオープンした『Galaxy Harajuku』は、フラッグシップショップとしてGalaxy製品の展示はもちろん、サムスンが力を入れるVRを用いたアトラクションやGalaxy製品を用いたインスタレーション、それにカフェスペースなどアミューズメント施設として楽しむことができる。商業施設がひしめく原宿に、ありそうでなかった室内型体験施設として連日多くの人で賑わっている。


■Galaxyを使ったインタラクティブさが魅力のフロア
 シックな黒い外観に1,000台以上のGalaxy端末が並んだ「光のレイヤー」が圧巻のビルは「ガラスの茶室」でも有名な世界的デザイナー・吉岡徳仁氏によるもの。1Fに並ぶディスプレイではGalaxyを活用した「プリクラ」のようなフォトブースや、手元の大型パネルで作曲した音源を、スピーカーとして壁に埋め込まれた無数のGalaxy端末から再生する「Sound Wall」などが出迎える。


 2階にはキッズラウンジとカフェスペース。広々とした空間にはテラス席もあり、原宿の喧騒からも逃れることができる。カフェ利用だけでも価値がありそうだ。


 3階は「未来に向けたビジョン」がテーマを掲げた、これまでのGalaxyの歩みが展示されたスペース。歴代の端末や、Galaxyの製造過程などをまるで博物館のように楽しむことができる。細かい部品までバラバラに分解したGalaxyが展示されているなど、ガジェット好きにはたまらないフロアとなっている。


 4階〜6階は最先端技術を利用したアクティビティが無料で楽しめるフロア。十数台のGalaxy端末を利用したスローモーション撮影やInstgramのIDを入力することで、IDに紐づいた画像を空間に映し出すインスタレーション、ヘッドマウントディスプレイを活用したVR体験の数々など、どれも無料とは思えないクオリティで体験が可能だ。Galaxy製品にこれまで触れたことのない人にも、アクティビティを通すことで自然と接点ができる仕掛けになっている。


■新しい体験とプロモーションのかたち
 Googleが去年Google PIxel3を国内にて発売した際、その端末を楽しめるポップアップショップを設置し大盛況となった。家電量販店でも実際に端末を触ることはできるが本当の意味で利用することはできない。


 Galaxy Harajukuでは各アトラクションを回る際に受付にてGalaxy端末を手渡され、それにポイントを貯めながらアトラクションを体験するという遊び方がある。つまり、施設を遊び尽くすことで自然とGalaxy製品とともに時間を過ごすという体験設計となっている。単純なスペックやデザインだけで本当に欲しい端末を選ぶのは難しい。Galaxy Harajukuはエンタメ空間としてはもちろん、非常に効果的なプロモーション施策の実験場としても魅力的なビルになりそうだ。


(げんきくん)


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