深田晃司最新作『よこがお』公開日が7月26日に 筒井真理子、池松壮亮らの横顔捉えたビジュアルも

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2019年04月03日 12:51  リアルサウンド

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 『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞を受賞した深田晃司監督最新作『よこがお』の公開日が7月26日に決定し、ポスタービジュアルと場面写真が公開された。


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 本作は、ある女性が運命を受け入れ、ふたたび歩み続けるまでの絶望と希望を描くヒューマンサスペンス。ある事件をきっかけに、「無実の加害者」へと転落した女。身に覚えのないことで不利な状況に陥り、気がつくと日常が崩壊し始めていた。誰にでも起こりうるかもしれない人生の不条理に、人はどう立ち向かえるか。


 市子/リサという異なる横顔をもつヒロインを、“演技者としての天才的なセンスを持つ”と監督が絶賛する女優・筒井真理子が演じる。彼女の運命を握る、怖ろしくも愛おしい“闖入者”(ちんにゅうしゃ)、基子と和道を、市川実日子と池松壮亮がそれぞれ演じる。


 公開となったポスタービジュアルには、映画を彩る3人の登場人物の“よこがお”のポートレイトがレイアウト。ところどころに施された、絵の具の染みのような跡が、不穏さを感じさせる。タイトルの“よこがお”とは、その半身は見えていても反対側の姿は見えない状態であること。「一度には見ることのできない人間の複雑な多様性を描きたかった」という深田監督の思いから付けられている。


 また大きく使われているのは、筒井が演じるヒロイン、市子/リサという異なる2つのよこがおを持つ1人の女性の横顔。この写真について、深田監督は「『よこがお』の全てを雄弁に物語っている」と絶賛。どこか無防備で危うげな表情に対し「ある女のささやかな復讐。」というコピーが添えられている。(リアルサウンド編集部)


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