写真![]() 黄砂の予測(気象庁) |
気象庁衛星ひまわりは4日、中国東北部上空で黄砂を観測した。5日午後には、北日本から東日本を中心に、黄砂が飛来すると予想される。
黄砂は、中国内陸部の砂漠や砂塵が、強風に巻き上げられて、大気中の汚染物質と一緒になって東アジアの広い範囲に降り注ぐ現象で、春先にひんぱんに発生する。
人間や家畜が黄砂を吸い込むと健康に被害があるばかりか、見通しが悪くなって交通渋滞を引き起こしたり、屋外に干した洗濯物や車に汚れが付着するなど、日常生活にも多大な影響を及ぼす。
気象庁によると、中国で4日午後に観測された黄砂は、きょう午後からあすにかけて、北日本から東日本を中心に飛来すると予想される。視界が10キロ未満になり、ところによっては5キロ未満になるおそれがあるとして、ドライバーへの注意を呼びかけている。 ■ハザードラボ「PM2.5マップ」では、大気中のPM2.5分布が確認いただけます