井端氏が巨人・菅野を“さすが”と絶賛したワケ

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2019年04月05日 21:22  ベースボールキング

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ベースボールキング

8回、三者三振を奪いガッツポーズする巨人・菅野=横浜(C)KYODO NEWS IMAGES
● DeNA 2 − 3 巨人 ○
<1回戦・横浜>

 DeNA戦に先発した巨人の菅野智之が、9回を6安打、2失点に抑え、今季初勝利を挙げた。

 「いつもどの打者にも打たれたくないとコーナー、コーナーに突いて投げていたんですけど、どのバッターにもベルト付近に集まってしまっているというのは今までも見た事がない」。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人戦』で解説を務めた井端弘和氏が話したように、立ち上がりはソト、筒香嘉智に連続本塁打を打たれるなど、“らしくない”投球だった。

 それでも、尻上がりに調子をあげていくのが球界のエース。2回以降は安打を許しながらも、DeNA打線を封じていく。3−2の7回一死走者なしから伊藤光を151キロのストレートで見逃し三振に打ち取ったあと、井端氏は「これは本来の菅野投手のスライダーと真っ直ぐのコントロール。3回、4回、5回くらいまでカーブを多投して上手く修正したというか、これはなかなかできることではないと思います。試合のなかでやるのは、さすがだなと思いますね」と菅野の投球術を絶賛した。

 8回は1番から始まる打順を三者連続三振。井端氏は「菅野投手はカーブを投げ続けていくことによって、本来のストレートとスライダーを取り戻したので、本当にバッテリーは素晴らしいと思います。この終盤で上位打線を全て三振で奪うのは、改めて力があるのだなと思いました」と舌を巻いた。

 9回のマウンドも上がった菅野は、4番・筒香嘉智を空振り三振、5番・宮崎敏郎を遊ゴロ、6番・ロペスを中飛に打ち取り試合終了。今季初勝利を完投勝利で決めた。

 試合後、井端氏は「(試合の)序盤を見ていたらまさか完投勝利するとは僕は思っていなかったんですけど、試合の中でカーブというボールを多投した結果が全ての球種が良くなったのではないかと思います」と菅野の投球を振り返った。

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※お詫びと訂正(2019年4月5日21時25分)
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初出時、菅野投手の失点数に誤りがございました。大変失礼いたしました

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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