『平成狸合戦ぽんぽこ』平成最後の地上波放送に 「令和時代にも引き継いでいきたい作品」の声

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2019年04月06日 20:32  Techinsight Japan

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『平成狸合戦ぽんぽこ』の一場面(画像は『アンク@金曜ロードSHOW!公式 2019年4月5日付Twitter「「平成狸合戦ぽんぽこ」をご覧いただきありがとうございました」』のスクリーンショット)
高畑勲監督が亡くなって1年、命日となる4月5日に日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』でスタジオジブリのアニメ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』(原作・監督・脚本:高畑勲)をオンエアした。4月1日には新元号が発表され、5月1日を境に「平成」から「令和」となるタイミングでの地上波放送でもあった。

1994年7月16日に劇場初公開された映画『平成狸合戦ぽんぽこ』は「昭和40年代」が舞台となっている。1972年(昭和47年)、自由民主党総裁選挙を前に田中角栄が発表した政策綱領及び著書『日本列島改造論』をもとに、その後の田中内閣が施策としたことで「日本列島改造ブーム」が起きた。

そんな時代にニュータウン建設のため山を切り拓いたところ、たぬきや獣たちが棲む場所を追われそうになる脅威から立ち上がり開発を阻止しようとする姿を描いている。

音楽を担当した音楽集団・上々颱風(シャンシャンタイフーン)によるエンディングテーマ『いつでも誰かが』は「争いに傷つき痛めた心」を癒してくれるような楽曲だ。

今回の『平成狸合戦ぽんぽこ』オンエアを受けて、「エンドロールがカットされることが多いのだけど。今夜の放送はノーカット。20年以上昔なのに、上々颱風の歌声、映画館で観たときの空気感が昨日のことに蘇ります」「色々考えさせられる作品だけど面白かったよね! おいちゃんはとりあえずED曲で必ず泣くので上々颱風の曲はオススメだよ!」 「上々颱風の歌はほんとたまらんな! あー目の中のゴミ全部出た!!」などのツイートが飛び交っている。

「令和時代にも引き継いでいきたい作品です」という声もあるように、新元号となっても高畑勲監督による本作の中で「昭和」「平成」は語り継がれることだろう。

画像は『アンク@金曜ロードSHOW!公式 2019年4月5日付Twitter「「平成狸合戦ぽんぽこ」をご覧いただきありがとうございました」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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