DEEP、新メンバー加入でさらなる快進撃なるか ボーカリストオーデョション開催までの軌跡を追う

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2019年04月09日 18:01  リアルサウンド

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 LDH所属の3人組コーラス&ボーカルグループ・DEEPが、新たなボーカリストを迎えるべく『DEEP VOCALIST AUDITION』を、4月6日より開催している。


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 本オーディションの説明をする前に、まずはDEEPの歴史を振り返っていきたい。DEEPの前身は、EXILEのボーカリストATSUSHIを中心に結成されたボーカルグループCOLOR。2004年にシングル『Special love』でデビューしたが、2006年10月にTAKA以外のメンバーが脱退。これまでプレイングマネージャー的立ち位置だったATSUSHIがプロデュース一本に専念して、新たなメンバーを募ることになった。


 白羽の矢が立ったのは、1万人が参加し、TAKAHIROが選ばれた2006年開催のEXILE新ボーカリストオーディション『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 〜ASIAN DREAM〜』において、ファイナリストになったYUICHIRO、セミファイナリストになったKEISEI、RYOの3人だった。TAKAを新リーダーに据えて、2006年12月に新星COLORとして本格的に始動。2007年4月には、初のシングル『涙が落ちないように』をリリースした。


 2009年6月30日に開催された全国ツアーファイナル公演(『COLOR LIVETOUR 2009 〜DEEP〜』)では、ATSUSHIがプロデューサー業を退き、メンバー自らがセルフプロデュースをしていくことを発表。


 グループ名も「ファンと深い絆で結ばれたい」との想いから、翌日の7月1日より「DEEP」に改められることになった。ファンと深く関わっていきたいという想いは、メンバーを積極的なライブ活動へと駆り立てる。年間40公演以上のコンサートでコツコツと実績を積み重ね、2011年5月31日『DEEP LIVE TOUR 2011 “未来へ”の扉 』最終日には、初の日本武道館公演を成功させるに至った。


 R&Bをベースに持つ実力派のコーラスグループとして、国内の音楽シーンで唯一無二のポジションを確立したDEEPの快進撃は、武道館公演以降も続く。2011年10月には『君じゃない誰かなんて〜Tejina〜』で、オリコン週間シングルランキング自身最高位となる3位を獲得。さらに、2012年1月リリースのシングル『Callin You』をもって5作連続のオリコンウィークリーチャートTOP10入りという記録も達成した。2015年12月にはレコード会社をavexからSony Musicへ移籍。同じくLDH JAPANに所属するEXILE THE SECONDのライブでもサポートを務めるなど、その活動の幅を広げ、「進化を続けるコーラス&ボーカルグループ」としてこれまで以上の飛躍が期待されていたが、2018年12月31日をもって新生COLOR時代より12年の長きにわたり活動してきたRYOが、新たな夢を求めてグループを卒業。DEEPは3人で次のステージへと進むことになった。


 今回のオーディションは、DEEPの新たな「声」の一角を担う非常に重要な人材の募集になる。リーダーのTAKAによると、最初はこのまま3人で活動していくことも視野に入れていたらしい(参照)。しかし、「より高みを目指し、さらなる進化を遂げたい」というグループのコンセプト及びメンバーの熱意により、新メンバーの追加を決断したという。


 オーディションの対象となるのは、DEEPのボーカリストになりたいという情熱がある全ての人。年齢・性別、プロ・アマ問わず応募が可能で、全国各地でオーディションが開催されていく。その圧倒的な歌唱力を駆使した完璧なハーモニーで、ライブパフォーマンスに定評のあるDEEPだけに、ハイレベルなオーディションとなることは間違いないだろう。すでに全国から多数の応募があり、今なおその数は増え続けているという。なおオーディションの模様は、一次審査から新メンバーの発表まで動画共有コミュニティサイト『MixChannel』内で4月9“日より放送される。1万人から選ばれたTAKAHIROのような逸材が同オーディションでも現れるに違いない。(こじへい)


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