ピエール瀧逮捕の余波――実名で報じられたリリー・フランキーの気になるコメント

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2019年04月10日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

「女性セブン」4月18日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 4月7日の春の統一地方選。女性当選者が過去最多の237人で、当選者割合も10%を超えた。とはいえ、世界的に見ても日本の女性議員が占める割合はかなりの下位。その背景には家事や育児など家庭労働は女性が担うという状況に加え、政治の世界がオヤジ社会そのものだからということもあるかも。でも数が多ければ、セクハラとかパワハラとかにも結束して立ち向かえるはず。頑張れ、女性議員!

第454回(4/4〜4/9発売号より)
1位「リリー・フランキー 『側近が薬物逮捕』激白!と 次は麻薬取締官が狙う『あの国民的タレント』」(「女性セブン」4月18日号)
2位「内田也哉子 父裕也さん“最後の恋人”と『逝去翌日から遺品整理は2人で――』」(「女性自身」4月23日号)
3位「宮本亜門さん 『前立腺がん発見』のアメトムチ」(「女性セブン」4月18日号)

 なんだか、昭和の香りさえ漂うような懐かしい記事。それが「女性セブン」のピエール瀧の逮捕余波の記事だ。何が懐かしいって、薬物で芸能人が逮捕されるとそのルートで関係芸能人が芋づる式に――という切り口。昭和、そして平成でも、こうした「次に逮捕されのは誰?」という企画が盛んになされてきたが、しかしここ最近、それほど見かけなくなっていた。

 実際、この手の記事通りに本当に芸能人たちが続々と検挙されたことはないしね。しかも記事内で、「次の逮捕芸能人」はイニシャル扱い。だから、うわさレベルで書き放題。それが外れても名誉毀損にもならない。そんな安直さからか、一時は実話雑誌などで数多く見かけたこの企画だが、しかしコンプライアンス意識からか、激減している印象だった。ネットでは出回ってるけど。そんな中での「セブン」記事だ。

 そこに名前が上がっているのがヤクザ映画に引っ張りだこの強面俳優に、大物音楽プロデューサー、グラドルに元男性アイドル、そして国民的タレント。ね、特定しているようで、していない。なぜなら当てはまる芸能人は複数いるから。当たらなくても逮捕されなくても全然オッケー、な記事だ。

 そんなイニシャルの中、実名で挙げられているのがリリー・フランキーだ。その理由はピエール瀧の親友で、昨年にやはり薬物絡みで逮捕された音楽関係者Gがリリーとも関係があり、一時はリリーの運転手も務めていたというもの。さらにピエール逮捕の後には捜査員から電話もあったとか。確かにリリーといえば、ピエールとも映画などで共演しているし、公私ともに仲良い。記事ではリリーの疑惑を明確に否定しているが、気になるのが「セブン」の直撃にリリーが答えたこのコメントだ。

「瀧とGにはすごく迷惑しています」

 まるで突き放すようなコメントで、あまりにリリーらしくない。どうした!?

 4月9日号で内田裕也のマネジャーで“内縁の妻”と言われるA子さんの存在、そしてA子さんに樹木希林も「内田をよろしく」と託した“絆”について紹介した「女性自身」だが、その後噴出したのが、本木雅弘・内田也哉子夫妻とA子さんの確執だ。これは「セブン」でも報じられたが、お別れの会の日程や仕切りを巡り、本木夫妻とA子さんに齟齬があり、そこで確執説が浮上したというもの。

 だが、最初から“絆”を強調してきた「自身」はこの確執説を覆した。3日に行われた内田のお別れ会でA子さんと也哉子が寄り添い、話し込み、時には手を取る様子を紹介、さらに也哉子がお別れの会の謝辞で「(母は)折々に入れ替わる父の恋人たちに、あらゆる形で感謝をしてきました」と語ったことも合わせて報じている。さらにさらに、也哉子とA子さんが内田の亡くなった翌日に、内田宅で遺品整理をしていたとも。

 さすが樹木希林の娘、さすが内田の最後の恋人。やはり芸能マスコミや世間の“常識”など通用しない関係にあったということだろう。それにしても樹木希林、内田裕也、本木雅弘、内田也哉子となんと個性的で魅力的な一家なのか! そして「自身」では特集だけでなくグラビアでもお別れ会での本木一家の様子を掲載していた。そこに写る本木長男・UTA、めちゃかっこいい。

 2日、前立腺がんをツイッターで公表した宮本亜門が、8日放送の医療バラエティー番組『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)に出演、ステージ2で転移もないことがわかり、ニュースになっている。そして、その内幕を「自身」が報じているのだが、いろいろびっくり。まず番組では過去に大久保佳代子の甲状腺腫瘍、東てる美、麻倉未稀のがんが次々発見されたこと。医療番組だから当然なのかもしれないけど、名前を羅列されると怖い。さらに宮本のケースでは番組が全面バックアップ、検査費や治療費なども番組が負担するらしい。しかしその見返りは治療、闘病の様子をテレビ公開することなんだろうね。これも怖い。

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