「タロウ ホリウチ」の堀内太郎が航空会社の制服をデザイン、着まわしと機能性を重視した20点を発表

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2019年04月11日 22:52  Fashionsnap.com

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発表会に登壇した(中央左から)SIX inc.矢後直規氏、西田真吾代表取締役社長、デザイナーの堀内太郎氏 Image by: FASHIONSNAP.COM
「タロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)」や「ティーエイチ(th)」を手掛ける堀内太郎が、2020年夏頃に就航開始を予定している中長距離国際線用LCCエアライン「ジップエア(ZIPAIR)」のスタッフの制服をデザインした。4月11日に渋谷ストリームで開催された発表会で機体デザインとともに制服を公開。「着まわし」をデザインコンセプトに、毎日の着こなしを楽しめるよう全20点を製作した。

 制服はホワイトとブラックを基調に、コーポレートカラーのグリーンをアクセントカラーとして取り入れた。また、動きやすさと疲労感の軽減を意識し、航空業界の客室乗務員には珍しいスニーカースタイルを採用。シュータンとヒールにグリーンをあしらったデザインで、ブラックはパイロットと客室乗務員が、ホワイトはグランドスタッフが着用する。
 ウィメンズ向けにはノーカラーのジャケットをはじめ、アシンメトリーなデザインのトップスやスカート、ジレコート、パンツ、スカーフを製作。メモ帳などの小物を持ち歩くことが多いというスタッフの意見を参考に、ワンピースのポケットの内布に小さなポケットを施し、シルエットが崩れにくくするなど機能性を追求したという。メンズではジャケットとパンツのセットアップのほか、半袖シャツや長袖シャツ、ネクタイなどを用意した。
 堀内は制服のデザインについて、「ティーエイチでもシンプルなアイテムでスタイルを完成させることを意識しているので、その点を活かしました。仕事のパフォーマンスを最大限に引き出しつつ着こなしを楽しめる制服をデザインするため、実際に空港で職員の方々を何度も観察しました」と語った。
 ジップエアーは、日本航空の100%子会社として昨年設立されたジップエアトーキョー(ZIPAIR Tokyo)が運営。就航開始時はソウルやバンコクなどアジアを中心とした路線を予定し、アメリカへの航路拡大も計画しているという。
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