ストリーミングを本格オーディオでも! Alexaにも対応する「Echo Link Amp」の魅力とは?

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2019年04月15日 13:21  リアルサウンド

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 アマゾンジャパンが、4月10日に「Echo Link」および「Echo Link Amp」を発売した。これらは、Amazon純正のAlexa対応スマートスピーカー「Echoシリーズ」の新モデル。本体を手持ちのスピーカーにつなげば、音楽ストリーミング再生で試聴可能だ。また、Alexaおよび「Echo Dot」(「Echo Link Amp」はマイク機能がないため、「Echo Dot」との連携が必要)に連携すれば話しかけるだけで音楽を再生してくれる。


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 デザインは非常にシンプル。本体についているのは電源ボタンとボリュームノブだけ。ディスプレイも搭載されていないし、リモコンもない。スマートフォンですべてを操作する前提で作られているようだ。色はマットなブラック。無駄のないシンプルな色とデザインは、インテリアとして部屋に置きたくなるほどスタイリッシュだ。


 「Echo Link」はアンプ機能がない。そのため、既存のオーディオシステムの音質をさらに良くしたい場合に向いているだろう。一方「Echo Link Amp」にはアンプ機能が搭載されている。最小限の機器で良質な音楽を聴きたい場合におすすめだ。


 本稿で特筆したいのは「Echo Link Amp」。アンプの仕様は、60ワット、2チャンネルの同軸入出力となっていて、オプティカルイン・アウト、ラインイン・アウト、サブウーハー出力が可能。サイズは217x242x86mmだ。デスクに置いても邪魔にならないほどコンパクトなのが嬉しい。


 セットアップの設定は簡単。Amazon Alexaアプリから「デバイスを追加」し、Echo Link Ampを選択。あとは、BluetoohとWi-Fi登録を行って「Echo Link Amp」をメインスピーカーに指定するだけ。「Echo Dot」と同じグループに設定すれば、「Echo Dot」との連携も可能だ。また、「デバイスの設定」からEcho Link Ampを選択すると、オーディオコントロールもできる。


 音質は中低音が強調されておりややドライ気味。とはいっても、それぞれの楽器の音もしっかり立っていて鮮やかに響き渡る。これだけ小型でありながら、ベースラインのメリハリが効いていて重厚感があるのにも驚き。特にヒップホップやダンスミュージックに適していそうだ。


 スピーカーに直接つなぐだけで、あとはスマートフォンで全て操作できる。好きな音楽を好きなときに手軽に聴ける操作の利便性も魅力だ。価格は3万6980円。ほかのオーディオ機器と比較しても、少し奮発すれば手に入りそうな価格ではないだろうか。


 アンプを使用するとなると、しっかり音楽を聞き込む目的で使用するイメージがどうしてもついてしまいがち。しかし、同機種の手軽さやサイズ感などを考えると、小型スピーカーで音楽を聴くような感覚で利用していけるように思う。「Echo Link Amp」の登場によって、これまでよりもラフな気持ちで高音質の音楽を楽しめるようになるのではないだろうか。(北村奈都樹)


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