100均の「ランチマット」で、ゴチャゴチャ片付かない「押入れ」が“快適クローゼット”に!

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2019年04月15日 22:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

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「戸棚の中がグチャグチャ」「クローゼットがすぐ散らかる」「デッドスペースを活用したい」「トイレに収納がない」など、 “片付かない”ちょっとした悩みはありませんか? 収納ライターの伊藤まきが、イライラする“収納の悩み”を“簡単で安く”解決するコツを提案します!

■今週の相談者>>>Y・Iさん(38歳)静岡県在住

「古い押入れを快適なクローゼットに変えたい!」

 2LDKの賃貸マンションに、3人(夫婦、子ども1歳)で暮らしています。

 3段の押入れが使いにくくて、困っています。この押し入れは、夫婦のクローゼットとして活用していて、ギュウギュウに詰め込んで見えますが、引っ越しの際にかなり断捨離しています。

 古い押入れなので、うまく収まりません。押し入れ用の収納ケースもギリギリで、出すときに落下しそうでヒヤヒヤします。見映え的にも、スッキリしたいな〜と思います。

 次に、デッドスペースの使い方です。2段目に半端な隙間があります。本当は下着を2段目に置きたいのですが、入らないので1段目に入れています。引っ越してきて3カ月ほどになるのと、子どもが小さいので買い揃える予算はありません。

【伊藤まきの回答】
「奥行きの深い収納ケースは、ボックスinボックスが最適です」

 「押入れが使いにくい」というお悩みを、静岡県在住のY・Iさんから受け取りました。問題のポイントをまとめると、[1]収納ケースのゴチャゴチャをスッキリしたい[2]奥行きが深い収納ケースを快適化したい[3]デッドスペースを何とかしたい。の3つになります。

 はじめに、[1]と[2]の収納ケースの悩みから解決します。

衣装ケースの洋服は、「立てる」と「分別化」が絶対ルール!

 2段目は、無印良品の押入れ用の収納ケースです。でも、マンションが古く、今どきの規格サイズが合いません。Yさんは、引き出しを開けるたびに落下しそうになると悩んできます。[A]取り出すときに安定する方法、[B]洋服迷子と衣替えを無くす方法、[C]ゴチャゴチャをスッキリ見せる方法と3つ紹介していきます。

[A]取り出すときに安定する方法

 奥行きが深い収納ケースは、「前後」に分けること!

 2段目の衣装ケース(W40・D65・H24cm)をマスキングテープで再現しました。この奥行き65cmを「前後」に分けて活用します。例えば、前は春夏シーズン(or使用頻度の高い洋服)で、後ろは秋冬シーズンです。前後で分ければ、収納ケースを全部引き出す必要がありません。

 洋服は、ボックスで「分別」して「立てる」こと!

 衣装ケースの中に洋服を収める時は、ボックスで「分別」しましょう。例えば、靴下のグループも、春夏用・秋冬用・ストッキング(色別、デニール別、長さ別)、靴下(長さ別、厚み別、柄別)などに分別できます。徹底的に、ボックスで分ければ「洋服迷子」から卒業できます。引き出しを少し開けるだけで、目的のアイテムを手に取るのが狙いです。

 それには、靴の空き箱がぴったりです。100均の不織布仕切りケースも、高さを折って調節できるのでオススメです。もちろん、増えがちな紙袋、牛乳パック、テッシュ箱、タッパーなどを使ってもOK!

 ボックスinボックスで仕切れば、季節の衣替えも箱ごと取り出すだけで済みます。洋服も長方形に折りたたんで、「立てる」収納でよりスムーズになります。

 丸見えの収納ケースは「目隠し」でスッキリする

 収納ケースの中身が見えないように、スッキリ目隠ししたい! と願うYさんには、100均のランチマット(プレイスマット、ランチョンマット)をオススメします。写真のようにカッターで切るだけで、よれない目隠しができます。余ったランチマットは、キッチン周りの汚れ防止シートとして活用してください。

 またほかにも、100均のプラスチックダンボール(プラダン)やラッピングペーパー、リメイクシート、画用紙などの選択肢もあります。目隠しをした後は、何が入っているのかわかるようにラベルを貼るのも忘れずに!

 次に、[3]デッドスペースを何とかしたい! を説明します。

 押入れのデッドスペースを活かすレイアウトを、色分けで説明します。

 2段目は、最も出し入れしやすい場所です。ここに毎日使う下着(赤)を置くには、連結型の衣装ケースから引き出しのみを外して移動します。

 もしくは、ダイソーのベッド下用の収納ケース(W40.5・D54・H13.5cm、500円/税別)やIKEAのALGOTワイヤーバスケット(W38・D60・H14cm、500円/税込/ともにライター調べ)もピッタリです。この場合、フタのない箱のほうが、出し入れしやすいと思います。できれば、同じ収納ケース(青)を追加すると余裕が出ます。

 1段目には、バッグ(緑)を置きましょう。カラーボックスをヨコ置きして、バッグを収納すると安定します。

 出しにくい右奥の凹には、1年に一度しか使わない思い出のモノや季節のモノを保管すると良いと思います。

【まとめ】
Yさん、押し入れのクローゼット計画は解決できそうですか? 毎日使う場所だからこそ、ストレスや不満が見えてきます。その都度、どうすれば快適になるかを考えながら、「収納の見直し」をしてみましょう。時間があるときで大丈夫です。「どうすれば良いか」と考えるだけで、工夫のセンスが磨かれます。

――「お片付けSOS相談」は次回、4月22日(月)に更新!

<プロフィール>
伊藤まき(ito maki)
収納ライター・兼・整理収納アドバイザー1級。おがくず工場に生まれ、ホテル清掃員、国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出など“家事の土台”を極めた生活を経て、出版社入社ののち独立、現在に至る。モノを手放すほど「幸運」が舞い込むジンクスを何度も体感! 貧乏神と決別した実体験をもって、整理収納の威力をお伝えします。
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