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「のびのび育てる」と「ほったらかし育児」の境目は?自主性を育む子育てのヒント

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2019年04月16日 06:31  ウレぴあ総研

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ウレぴあ総研

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「我が家は子どもの自主性を重んじる方針だから、自由にのびのびさせているの〜」と言いながら、“ほったらかし育児”に陥っていませんか?

心に傷を残すかも! 子どもに向かって「やってはいけない叱り方」8選

放置放任に陥らず、自由にのびのび育てるには、どうしたら良いのでしょうか。

『一人でできる子になるテキトー母さん流 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話しします。

過保護・過干渉の親が増えている一方、「子どもは自由にのびのび育てたい」と考える人も多いですよね。

子どもの自主性を伸ばす“自由のびのび育児”は“自立心を養う”メリットもありますが、一歩間違えると放置・放任になってしまうことがあります。具体的にはどうしていけばよいのでしょうか。

■自由にのびのびできる条件

実は、人が自由にのびのび出来るのは、“自分の内なる声や良心”に従って、自己をコントロールする術を身に付けているからなのです。

もし、これが幼いうちから育っていなければ、我慢するための自制心が育っていないので、自分の本能に任せたまま、やりたい放題の大人になってしまいます。

実際、社会生活を送っていく上で小さい頃から規範を教えていかないと、人間社会の中で生きていけません。それは、幼稚園や保育園で集団生活を送る子どもでも同じことですね。

■ほったらかして育てるとこんな風になってしまう

もし、「こうしたい」という本能の赴くまま、何をやっても制限をかけない、禁止されない育てられ方をしていると…

スーパーの売り物なのに、「美味しそうだから」と勝手に袋を開けて食べる友達の家にいって勝手に冷蔵庫を開けて食品を食べるレストランでよそのテーブルにいってつまみ食いをする図書館で借りてきた絵本に落書きをしたり破ったりする食事の好き嫌いをし、お菓子ばかり食べている公園でブランコの順番を守らず割り込みして遊ぶご飯も食べず、睡眠時間を削ってまでゲームをする病院の待合室のソファーでぴょんぴょん跳ねる電車やバスの中で走り回る■実は過干渉よりハードルが高い“自由にのびのび子育て”

幼稚園でも保育園でも、一斉保育が主な園と自由保育が主な園があります。

でも、両者とも給食の時間は椅子に座るようしつけたり、朝の会や帰りの会のときは部屋にいる等、一定のルールのもと保育をしています。

その中で自由保育をすれば当然、子ども達の喧嘩も頻繁に起こります。そんな中、保育者にはそれなりのスキルが求められます。コミュニケーション能力を育むために見守りながら、介入しすぎないように見守るという忍耐も必要です。

これは家庭でも同じです。

子どもを自由にさせるということは、親が手取り足とり指示を出す過保護・過干渉よりも、何倍も忍耐力が求められます。なぜなら、子どもが失敗しそうなときも、自ら考えさせるために手や口を出さずにじっと観察し、見守っていなければいけないのですから。

例えば、遅刻しそうなときも「早く、早く」と言わず子ども自身に時間管理をさせる場合、着る服ひとつ選ぶのも、子どもの意思を尊重するなど時間がかかります。

親が“こうして、ああして”とあれこれ指示したほうが早いですし、親の思い通りにはなるのですから、もしかしたらその方がずっと楽かもしれませんね。

■悪いことをしてでも注目されたい人

我慢することが出来ないと、外で他人から注意を受けたり白い目で見られることが多くなってきます。良いことをして褒められるのはかなりハードルが高くなってしまい、すると承認欲求が満たされなくなります。

すると「何かいいことをして注目されるのは、努力が必要でなかなか難しい。だったら悪いことをして注目されるほうが手っ取り早い」となるわけです。

つまり、どんな手段を使ってでも人の関心を引きたい精神状態というわけです。つまり、そういう子にとって、承認欲求を満たすためには、叱られるのもほめられるのも変わりなくなってしまうのです。

■親の役割

放任・放置育児は「子どもがどんな大人に育とうが知ったこっちやない」と言っているのと同じことで、子どもからすると愛情不足を感じることもあります。

子育ての方針はさまざまだと思いますが、自由にのびのび育児でもそうでなくても、子どもが将来、社会の一員として生きていけるための土台だけはしっかり作ってやることです。

やってはならないことをしたときは叱らなければなりません。子どもの意思を尊重したとしても、親が遠くからしっかり見守って、時には修正してやらなければならないのです。

同時に何か失敗したときやつまずいたときには、家族が“いつもあなたのことを見守っているよ”と、いつでも戻れる安全基地のような場所であることが何より大事だと思います。

■ルールを守らない自由は存在しない

人間は社会のルールを本能的に持って生まれてくるわけではなく、その国の文化を親が教えるわけです。放っておいて自然に学ぶことはありません。これがしつけです。

手で物を食べる文化も日本では許されず、それをしていると人から変にみられ恥ずかしい思いをします。周りの人を不快にすることもあります。ですから、2歳近くなって来たらスプーンやフォークを使う練習をします。

ルールのないゲームがゲームとして成り立たないように、一定の枠組みのない自由は社会では認められるものではありません。“自由にのびのび”を教育方針に掲げて、子どもを“放任・放置”することのないように気をつけたいものですね。

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