チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグが16日に行われ、バルセロナはホームでマンチェスター・Uに3−0で勝利。2試合合計4−0でベスト4進出を決めた。
試合は、ファーストレグを0−1で落としたマンチェスター・Uが先に攻勢に出る。1分、マーカス・ラッシュフォードがポール・ポグバからのスルーパスでペナルティエリア左に抜け出してシュートを放つが、これはクロスバーをかすめる。7分にはアントニー・マルシャルがエリア左に切り込んで右足で狙ったが、シュートはDFブロックされた。
11分、イヴァン・ラキティッチがエリア内でフレッジに倒されてバルセロナにPKの判定。しかしVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入があり、ノーファールの判定でPKは取り消された。
だがその後はバルセロナのエンジンがかかり、16分にリオネル・メッシが右サイドの高い位置でボールを奪うと、ドリブルで中央に切り込んで左足を一閃。ゴール左隅に突き刺して先制点を奪った。さらに20分にもメッシがエリア手前中央から右足でミドルシュートを打つと、GKデ・ヘアのキャッチミスを誘って追加点を挙げる。
バルセロナはアディショナルタイム2分、アルトゥールの折り返しを逆サイドでフリーのセルジ・ロベルトがフリーで合わせたが、ここはGKデ・ヘアのスーパーセーブに阻まれた。前半はバルセロナの2点リードで終了した。
後半に入って61分、フィリペ・コウチーニョがエリア手前で右足を振り抜くと、シュートはGKデ・ヘアも届かないゴール右上隅に突き刺さり、バルセロナが決定的な追加点。マンチェスター・Uは79分、ジェシー・リンガードがエリア手前から右足で狙うが、シュートはクロスバー上に外れた。90分には古巣戦となったアレクシス・サンチェスが決定的なヘディングシュートを放つが、これはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブに阻まれた。
試合はこのまま終了し、バルセロナが2試合連続の完封勝利で4年ぶりのベスト4進出。準決勝ではリヴァプール対ポルトの勝者と対戦する。
【スコア】
バルセロナ 3−0(2試合合計:4−0) マンチェスター・U
【得点者】
1−0 16分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
2−0 20分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
3−0 61分 フィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)
【スターティングメンバー】
バルセロナ(4−3−3)
テア・シュテーゲン;S・ロベルト(71分 N・セメド)、ピケ、ラングレ、アルバ;ラキティッチ、ブスケツ、アルトゥール(75分 ビダル);メッシ、スアレス、コウチーニョ(81分 デンベレ)
マンチェスター・U(4−3−3)
デ・ヘア;リンデロフ、スモーリング、ジョーンズ、ヤング;マクトミネイ、フレッジ、ポグバ;リンガード(80分 A・サンチェス)、ラッシュフォード(73分 ルカク)、マルシャル(65分 ダロト)