関口雄飛 2019スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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2019年04月17日 12:01  AUTOSPORT web

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関口雄飛(au TOM'S LC500)
<予選>
 いよいよスーパーGTも今シーズン開幕戦を迎えることとなりました。国内モータースポーツの最高峰として、今年も多くのファンを魅了するレースが期待されます。

 今シーズンもLEXUS TEAM au TOM’Sの一員として名門チームから参戦する関口雄飛ですが、昨年の罰則規定を消化するため、開幕戦の公式練習最初の1時間参加不可というペナルティを受けることとなりました。本人的には少しでも多くの時間をセットアップに費やしたい気持ちはありましたが、そこは先輩ドライバーでもありチームメイトでもある中嶋一貴選手に全面的な信頼を寄せ、じっと走行を見守るしかありません。

 最終的に中嶋一貴選手が1分18秒778を28周中21周目にマーク。そして関口雄飛は12周して11周目に1分18秒758をマークしました。総合順位は13番手、レクサス勢のなかでは6台中5番手と、いまひとつの結果に終わりました。

 午後の予選は、中嶋一貴選手がステアリングを握りましたが、やはり結果は思わしくなく、1分18秒496で14番手、残念ながらQ2進出はなりませんでした。関口雄飛はステアリングを握ることなく予選を終え、気持ちを切り替えて明日の決勝に臨みます。

■関口雄飛のコメント
「今日は午前中に1時間走れないという状況のなかでのスタートでしたが、残された時間を最大限有効に使うべく、事前にテストプログラムを綿密にエンジニアと立てていました。短い時間でしたが、ロングランも含め、軽いタンクでのセットアップもできましたし、すべて順調にこなすことができました」

「午後の予選は、コンディションとマシンが合わなかったという結果ですね。シビアな世界だけに、ほんの僅かなことが大きく結果に左右してしまいます。でも、明日は雨の予報ですし、雨が降ればまったく別の条件ですし、自分自身、期待してますし、楽しみです」

<決勝>
 スーパーGT開幕戦の決勝は、予想以上に荒れた展開となりました。天気予報は朝から雨だったのですが、実際にはサポートイベントが終わった頃に雨が降り出し、スーパーGT開幕戦のウォームアップが開始される頃には路面は完全にウエットとなりました。

 この週末、初めて使用するウエットタイヤの感触は悪くなく、中嶋一貴選手がウォームアップセッションで3番手タイムをマーク。決勝での追い上げに期待が高まりました。

 決勝スタートは、雨の為、セーフティカー先導によるスタートとなり、中嶋一貴選手がステアリングを握りました。順調に周回を重ね、4周目にペースカーが入ってレース再開となった途端、1コーナーでGT300クラスのマシンがクラッシュ。2度目のセーフティカーが導入されました。

 その後、レースが再開された直後に再びモスエスコーナーで激しいクラッシュが発生し、セーフティカーが導入され、コース修復のために赤旗が出されました。午後1時45分、再びセーフティカー先導でレースが再開されましたが、19周目にセーフティカーがピットに戻ると23周目にトップ争いが接触し、4度目のセーフティカーが出されましたが、そのまま31周を終えたところで赤旗中断。コンディションの悪化で、そのままレース終了となりました。

 36号車は最終的に10番手までポジションをアップしたところでレースが終了となってしまい、本来の追い上げができずにレースを終えることとなりました。(ただし、現時点ではまだトップ争いの接触について審議中で、ペナルティが課された場合、ポジションがあがる可能性があります)

■関口雄飛のコメント
「コメントといわれても、今日はまったく走ってないですしね(苦笑)。ただ、中嶋選手いわく、雨のなかではレクサス勢でトップを狙えるパフォーマンスはあるし、勝てる可能性も充分あったというフィーリングだったそうです」

「今週末は僕たちにとって厳しい戦いとなりましたが、荒れたレースのなかで着実に完走を果たしたことは、評価されると思います。寒いなか、最後まで応援してくださったファンのみなさんに感謝します。次の富士戦はレクサス勢にとってもホームグラウンドですし、勝利を狙って頑張ります」

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