『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』予告編&場面写真 “パリ人肉事件”佐川一政が事件を語る

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2019年04月17日 13:41  リアルサウンド

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 7月12日に公開される映画『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』より、日本版予告編と場面写真が公開された。


参考:動画はこちらから


 第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で審査員特別賞を受賞した本作は、1981年にフランス・パリで起こった“パリ人肉事件”で知られる佐川一政に焦点を当てたドキュメンタリー。日本人留学生であった佐川が、オランダ人女性を銃で射殺し、その遺体を食してしまった猟奇殺人事件から約30年後、2013年に脳梗塞で倒れ歩行が困難となり、実弟の介護を受けつつ年金暮らしをする佐川に、フランスの撮影クルーが2015年6月より約1カ月間密着。奇妙な弟との関係性を浮き彫りにしながら、過去の事件を通して佐川の心の奥にある“カニバリズム”について追求する。


 監督を務めたのは、ハーバード大学で感覚民族誌学研究所のディレクターを務め、2012年に発表した海洋ドキュメンタリー『リヴァイアサン』で第65回ロカルノ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞した、ヴェレナ・パラヴェルとルーシァン・キャステーヌ=テイラー。なお本作は、日本の全洋画配給会社が“あまりにも衝撃的な内容”だということで、買付けと配給宣伝を断念したが、出版社である(株)サイゾーのTOCANA編集部が自社で買付けを行った、第1回配給作品となる。


 今回公開された日本版予告編では、日本のメディアから姿を消していた佐川が登場し、自ら事件当時を語る姿や、佐川を介護する実弟も映し出される。さらに、漫画家の倉田真由美、作家の岩井志麻子、松江哲明監督など著名人のコメントも確認できる。


 公開された場面写真では、佐川の姿や幼少期の写真が切り取られている。 (リアルサウンド編集部)


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