「ねぎま」の由来は、“ねぎ”が鶏肉の“間”にあるから…ではない!?

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2019年04月18日 12:00  citrus

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■“ねぎ”が鶏肉の“間”にあるって、言われてみれば作り話っぽい…?

 

ちょっとした軽食や酒のつまみなど、あらゆる場面で重宝する焼き鳥。

 

各コンビニのホットスナックの主力商品でもあり、特にファミリーマートが2017年6月に発売した「炭火焼きとり」は、たったの半年で累計販売本数1億を突破したなんてエピソードも!

 

さて、焼き鳥にもさまざまな種類が存在するわけですが、「ねぎま」が一番のお気に入りだという人も大勢いるのではないでしょうか。

 

鶏肉と、香ばしいねぎのコラボレーション……。あの味や匂いを思い浮かべると、よだれが出そうになりますよね。食材の組み合わせ的にヘルシーなイメージもありますから、好きな人は何本だってパクパク食べてしまうことでしょう(笑)。

 

そんな「ねぎま」の名前の由来を、みなさんは考えたことがありますか?

 

“ねぎ”が鶏肉と鶏肉の“間”に挟まれ、串に刺さっているから「ねぎま」――なるほど、いかにも“らしい”説ですね。むしろ、それ以外にあるのかというレベルでしっくりきます。

 

しかし、“ねぎ”は野菜のねぎで合っていても、“ま”には本来、別の意味がありました……。

 

それはズバリ、まぐろ! なんと「ねぎま」の“ま”は、まぐろの“ま”が由来だといわれているのです!!

 

もともと「ねぎま(葱鮪)」は鶏肉ではなくまぐろを使用し、ねぎと一緒に鍋で煮込んだり、焼いたりして食べる料理だったとのこと。「まぐろは単体で食べたほうがおいしくない?」と思うかもしれませんが、まぐろは江戸時代だと“下魚”扱いされており、庶民の食べ物だったんですよ。

 

つまり、まぐろの価格がだんだん高騰して、まぐろの代わりに鶏肉を使うようになったのが現在の「ねぎま」の成り立ち。まぐろと鶏肉では味も食感も大違いですし、誰がどうしてこのチョイスにしたのかという謎は残るものの(笑)、これだけ「ねぎま」の焼き鳥が普及したなら結果オーライなのでしょう!

 

ちなみに、俳句だと「ねぎま」は冬の季語になります。どちらかというと焼き鳥は冬よりも夏に、冷えたビールで流し込みたいという人も多そうですが、「ねぎま」は鍋料理でもあったことを踏まえれば、そこまで意外な話ではないですよね。

このニュースに関するつぶやき

  • 記事とは逆に、鳥とネギの串を「ねぎま」と呼ぶ人が存在する事を今初めて知った(笑)。マグロ水揚げ量を誇る和歌山出身の両親の元、「ネギ」と「マ」グロで「ねぎま」なのが当然と思って育ったからな。
    • イイネ!7
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