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現行のiPadで最も長時間動くモデルが判明、それは……

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2019年04月18日 12:12  ITmedia PC USER

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ITmedia PC USER

写真テストで使用した9〜11型のiPad
テストで使用した9〜11型のiPad

 前回の記事では、2018年11月に発売された新しいiPad Pro(11型iPad Pro、第3世代12.9型iPad Pro)のバッテリー駆動時間について、既存の第6世代iPadと比較しつつ検証した。



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 その結果分かったのは、「iPad Proは公称10時間というバッテリー駆動時間よりも、実際にはさらに長く持つ場合が多い」「ただしエントリーモデルの第6世代iPadにはわずかに劣る」というものだった。



 今回はこの結果を踏まえつつ、2019年4月に新しく発売された新型iPad Air(第3世代)について、前回と同じくストリーミング動画を再生して、バッテリーの駆動時間をチェックした。



 比較対象となるのは11型iPad Proの他、前回と同じく第6世代のiPad、そして本製品と同時に発表された新型iPad mini(第5世代)についても、記事後半で比較の対象としている。



●ストリーミング動画を連続再生して検証



 具体的なテスト環境は前回と同じで、Wi-Fiで動画を連続再生するという条件の元、「AbemaTV」の中から「AbemaNews」のチャンネルをチョイス。バッテリーが満充電の状態で再生を開始し、電源が自動的にオフになるまでの時間を測定した。常時iPadの前に張り付いての監視は困難なので、ネットワークカメラで録画を行い、終了後に時間をチェックするという方法を取っている。



 iPad側の明るさの自動調節はオフ、自動ロックなし、音声はミュートという条件は前回と同じだ。上記の環境で再生を実行した時にまれに起こる、一時的な再生停止の扱いなどは、前回のテストの条件を参照してほしい。



●11型iPad Proや第6世代iPadを圧倒する驚きの長時間駆動



 さて、まずは前回の11型iPad Proと比較したところ、以下のような結果となった。iPad Proが15時間3分なのに対して、iPad Airは16時間59分と、およそ2時間も長い。ほぼ横並びの値になると予想していただけに、驚きだ。



 冒頭でも述べたように、公称値の10時間を超えていてももはや驚きには値しないが、画面サイズがほぼ同等の11型iPad Proに比べ、約13%も長く駆動するというのはなかなかインパクトがある。



 次に、前回の実験では11型iPad Proと駆動時間が同等、あるいは若干長いという結果が出た第6世代iPadと並べ、再び測定した(本製品も併せて再測定を行っているので、上記の結果とは値が若干違っている)。



 その結果が以下の通りで、第6世代iPadが15時間12分であるところ、本製品は16時間51分ということで、こちらもやはり、約1時間40分も長く駆動する結果になった。



 以上の結果をまとめると、現在ラインアップされている9〜11型iPadは、バッテリー寿命が長い順に、



・第3世代iPad Air>第6世代iPad>11型iPad Pro



 という順序になる。ただし、後者2つがせいぜい10分程度しか違いがないのに比べて、本製品はプラス2時間と明確な違いがある。



 目で見て分かりやすいように記述すると、下記くらいの差はあることになる。実に驚異的な結果だ。



・第3世代iPad Air>>>>>>>>第6世代iPad=11型iPad Pro



●第5世代iPad miniも十分なバッテリー駆動時間を確保



 もう1つ、本製品と同時にリリースされた、iPad miniの新型(第5世代)はどうだろうか。本製品と並べて改めて実験してみた結果が以下の通りで、第5世代iPad miniが14時間57分であるのに比べて、本製品は17時間3分となる。ここでもやはり、第3世代iPad Airのロングライフが目立つ結果となった。



 最も、比較対象である第5世代iPad miniも、今回の実験ではわずかに15時間を切っているとはいえ、前述の第6世代iPad(15時間12分)や11型iPad Pro(15時間03分)と、実質的に同等とみられる。つまり第3世代iPad Airがあまりに長時間動作しすぎるから目立たないだけで、単体としては十分すぎるほど優秀である。



 薄型で軽量ボディー故に、外見からはあまり長時間動くようには見えない第5世代iPad miniだが、この結果から見ると決してそんなことはない。これならば、iPad mini 4以前の従来モデルを長年使ってきて、バッテリーの減りが早くなって困っているユーザーにとっても、買い替えにあたって背中を押してくれるはずだ。



●今回の検証で明らかになったこと



 今回行ったテストは、動画のストリーミング再生という負荷がかかる作業を行った時に、バッテリーがどの程度持つのかを見るのが目的だ。動画の内容やネットワークの帯域などによって、結果はかなり左右されがちなわけだが、複数の製品を同時に比較したことによって、概ね確実に言えることが2点ある。



 1つは、今回の第3世代iPad Airが、他の9〜11型iPadの中で、突出してバッテリーの持ちがよいということだ。比較に使った第6世代iPadと11型iPad Proが新品ではなく、バッテリーの多少の劣化は差し引く必要はあるが、それでも2時間近い開きがあるとなれば、新品状態で比較しても、頭一つ抜けていると見るのが自然だろう。



 このiPad Airは、今回のモデルチェンジでいわば復活を遂げたラインアップであり、新規に端末を購入しようとするユーザーからすると、エントリーモデルとどちらを選ぶか悩みがちだ。しかしこのようにバッテリー駆動時間に明確な差があるならば、製品の選び方も変わってきそうだ。



 もう1つ確実に言えるのは、全モデルに共通するバッテリー駆動時間「最大10時間」という公称値は、かなり控えめに見積もった値だということだ。元々iPadに限らず、こうしたデバイスが企画される際は、まず製品としてのおおまかな目標値を定め、その値に近づくようにハードやソフトウェアをチューニングしていくことが多い。



 おそらくiPadにおいては、その基準が「10時間」であり、それをクリアさえしていれば、実際にそれより持つ場合があっても、あまり正確な値を表示することにこだわっていないのだろう。特にバッテリー駆動時間ともなると、外部要因で値が大幅に変化する訳で、なおさらだ。



 結果として、今回のテストのように通常利用よりも負荷のかかる作業を行っても、公称値よりもはるかに長い結果が出て驚くという事態が起こるわけだ。実際には、明るさの自動調整をオンにするなどによってバッテリー駆動時間は今回の結果よりかなり短くなるのだが、無理のない設定でこれだけ長時間の駆動を実現できるのは、iPadというシリーズの大きな利点と言えそうだ。


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