かわいい猫にほっこり。岐阜の猫まんじゅう

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2019年04月19日 10:02  オズモール

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オズモール

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◆シュールで愛嬌たっぷり。猫好きにはたまらない、和菓子処 稲豊園の「招福猫子まんじゅう」_OZmagazine TRIP

写真/招福猫子まんじゅう5個入1200円
OZmagazine TRIPで好評連載中の「さて、おやつにしますか」は、文筆家・甲斐みのりさんが教える、旅の目的になるおやつの話。第4回目は岐阜県・高山市にある、明治創業の老舗和菓子店・稲豊園(とうほうえん)の「招福猫子まんじゅう」を紹介。


飛騨高山の路地で見かける猫たちをモデルに
電車に揺られ、車窓に流れる山深い飛騨川沿いの景色を眺めるうちに、高山駅へ辿り着く。江戸末期〜明治時代に建てられた商家や屋敷が残る「伝統的建造物群保存地区」を歩きながら、おとぎ話の中に迷い込んだような不思議な感覚に。日本の古い町並みは、欧米やヨーロッパからの旅人で溢れ、日本語が聞こえてこない瞬間があるほどだ。
 
国境を越えて人々が集う飛騨高山は、人と猫が仲良く暮らす町。明治時代創業の和菓子店「稲豊園」西側の路地は、散歩をしたり昼寝をしたり、多くの猫が行き来する。各国の人が集まる町らしく、猫の種類もさまざま。毎日、野良猫たちと顔を合わせるうちに、和菓子にしようとご主人が思いついたそう。
 
猫の表情はどこかシュールで愛嬌たっぷり。味もそれぞれ個性が際立つ。白猫はプレーン生地にチーズあん。ロシアンブルーは黒ごま生地に小豆こしあん。三毛猫は、きな粉と竹炭を使ったプレーン生地に抹茶あん。黒猫は竹炭生地に黒砂糖あん。とら猫は黒砂糖生地に粒あん。猫子まんじゅう用の紙袋にも猫の絵が。猫好きだけでなく、世界中の旅行者に愛される。

文・甲斐みのり 写真・鍵岡龍門


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