ロッテ・バルガスのフォア・ザ・チーム精神「四球でOK」

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2019年04月19日 17:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

ロッテの新助っ人・バルガス
◆ チームトップの12四球

 ロッテの新外国人・バルガスは、ここまで17試合に出場して、打率.245、1本塁打、4打点という成績だが、四球の数はチームトップの12四球を選ぶ。

 3月31日の楽天戦で1試合3四球を選べば、18日のソフトバンク戦でも2四球。6日のソフトバンク戦から12日の日本ハム戦にかけて5試合連続で四死球をマークした。ちなみに、6日のソフトバンク戦から11日のオリックス戦にかけて4試合連続無安打だったが、四死球をしっかりと選んだ。

 「低めのボールのことは届かないボールは、基本的に振らないようにしている。なるべく低めの球を振らないで、ちょっと浮いた球を打つようにしている」と話す。「そのなかでも空振り三振することもありますし、なるべく打てる球を探しているので、低めのボールは手を出していないのだと思います」と自己分析した。

 打席内では「四球でOKだと思っています。甘いボールは打ちますけど、7番という打順なので、8番、9番と対戦すれば楽だと思うからそんなにストライクが来ないんじゃないかと思っているので、見送っているところはあります」とも明かした。

 「色んな選手と(配球について)話しをしたり、レアード選手と話しをしていますけど、バッターによってタイプがあるので、自分に投げてくるのと1番バッターに投げてくる球は違います。彼らの意見も大事にしていますが、自分に投げてくるタイミング、傾向は違うので、いいところを聞きながら、自分の攻められ方、自分にどういうものを合っているかを勉強しています」。

◆ オープン戦では苦戦も気にせず

 開幕から『7番・指名打者』で出場するバルガスだが、オープン戦では打率.095、四死球の数も14試合でわずかに4つだった。

 「オープン戦とシーズンは違いますし、練習試合、オープン戦は色んなタイミングを取ったりとか、日本のピッチャーを知ろうと思って数字のことは気にしていなかったです」。日本の投手、配球に慣れることに重きを置き、数字に関しては全く気にならなかったそうだ。

「シーズンが始まったら全ての打席が、結果として出てくる。もっと集中しなければダメだということで、気持ちも違いますし、集中力も違います」。オープン戦で初安打をマークするまでに27打席かかったが、公式戦では来日4打席目で初安打を放った。

 4試合連続無安打の試合もあったが、その試合でもしっかり四死球を選び出塁している。「日本のピッチャーを知っている段階。日本の投手と対戦すればもっともっとよくなると思う」と笑みを見せるバルガスのさらなる活躍に期待したい。

取材・文=岩下雄太

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  • この考え方をノータリンの加藤が理解出来たなら・・・、と思ってしまうわ(苦笑。
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