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春の汗は1年で一番臭い!ニオイを防ぐ方法、○○を食べるとより臭くなる?

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2019年04月20日 06:41  Business Journal

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写真「gettyimages」より
「gettyimages」より

 汗や体臭の悩みと聞けば、多くの人が「夏のトラブル」と考えるかもしれない。しかし、本当に注意すべきなのは春から初夏にかけての時期、まさに“これからの季節”だという。


「季節によって汗の質は変化します。1年のうちでもっともニオイが強く、質の悪い汗をかきやすいのが、春先なんです」


 体臭多汗研究所「五味クリニック」の五味常明院長は、そう語る。春の汗が強烈なニオイになるのは、「汗腺」という“汗をかく機能”が冬の間に弱まることが原因だという。


「汗がにおう理由は、汗に含まれたミネラルにあります。汗をかきにくい冬に汗腺機能が低下すると、春先も汗腺の機能は衰えたままになるので、汗に含まれるミネラルの濃度は夏の約2倍になるといわれているほど。そのため、ベタつきもあります。また、春は冬の延長で保温性の高い服を着ているのでニオイがこもりやすいという特徴もあり、あらゆる面で春の汗には注意が必要ですね」(五味氏)


 実は、多くの人が汗対策をする夏は、日常的に大量の汗をかくため汗腺機能が高まっているので、サラッとしてニオイも少ない“質の良い汗”なのだという。


「汗の元になるのは血液です。血液の中にはナトリウムやミネラル、アンモニアなど、さまざまな成分が含まれています。夏場のように汗腺が活発に働いていれば『汗のろ過・再吸収』が正常に機能し、ニオイの元になるミネラルやアンモニアをろ過して血液中に再吸収されるので、あまりクサくないんです。汗をかいてもすぐに乾く、真夏の環境も奏功していますね」(同)


 年間を通して見ると、もっとも質の良い汗をかいている時期は夏の終わりから秋だという。夏の汗だけを目の敵にするのは、少々お門違いのようだ。


 やっかいな春汗を引き起こすのは、暖かな気温だけではない。新社会人や人事異動など、4月から新たな生活をスタートしたばかりの人々は「精神性発汗」にも注意が必要、と五味氏は指摘する。


「生活環境が変化すると、緊張したり気を遣ったりする場面が増えますよね。ストレスを感じたとき、人は脇の下や手のひら、足の裏に大量に汗をかきます。何より、精神性発汗をする人は周囲の目を気にする傾向があるので『まだ春なのに、自分だけこんなに汗をかいてる……』と恥ずかしさを感じてさらに汗をかく、という悪循環に陥るのです」(同)


 精神性発汗による「足の裏や脇の下の汗」は通気性も悪く、強いニオイが服につく可能性があるという。春は、身体的にも精神的にもニオイが気になる季節なのだ。


●質の良い汗をかく“汗腺トレーニング”とは


 春は汗に気を遣う半面、「汗腺を鍛えるタイミングでもある」と五味氏はアドバイスする。「汗腺」はワンシーズンで機能が衰えてしまうほど弱い器官だが、正しくトレーニングすれば季節に関係なく“質の良い汗”をかくことができるという。


「汗腺は汗をかくことを習慣にすることで鍛えられます。たとえば、暖かくなった春先からウォーキングを始めれば、血行が良くなり発汗もしやすくなります。また、忙しいビジネスパーソンは入浴をシャワーで済ませがちですが、春の夜はまだ冷えます。しっかり湯船に浸かって発汗を促しましょう」(同)


 また、より短期間で汗腺を活性化したい場合は、五味氏がすすめる「汗腺トレーニング」が有効だという。


「42〜44度のお湯を浴槽に浅く張ります。全身入浴ではなく、浴槽で四つんばいになってヒジ下とヒザ下だけを10〜15分間温めましょう。体勢を保つのが難しい場合は、浴槽に腰をかけて足だけお湯に浸かる『足湯スタイル』でも大丈夫です。すると、全身の血行が良くなり、5分ほどで汗をかき始めます。『汗腺トレーニング』を2〜3週間続けると、汗腺が鍛えられて“質の良い汗”をかけるようになりますよ」(同)


 手や足を温める理由は脳と手足の距離にある、と五味氏。脳には体温を下げるために発汗を促す働きがあるが、脳と距離が遠い手や足の汗腺は脳からの命令が届くまでに時間がかかるため、発汗に時間を要するという。


「脳の汗腺センサーを活発にして手足の汗腺を鍛えるには、外側から温める必要があるのです。冬に低下した汗腺機能を春のうちに整えておくと、初夏にはニオイの少ない汗がかけるようになります」(同)


●肉中心の食生活には要注意?


 汗のニオイをしっかりケアするには、トレーニングのほかに食事の内容にも気を遣う必要がある。


「肉中心の食生活を送っている人は要注意です。肉に含まれる動物性タンパク質が腸内の悪玉菌によって分解される際、アンモニアなどのニオイ物質も同時につくり出します。肉を摂りすぎると血中に大量のアンモニアが溶け込んで体内が酸性になり、汗と一緒に強烈なニオイが排出されてしまうのです」(同)


 体臭が気になる肉好きの人は「アルカリ性の食品を積極的に摂ってほしい」と五味氏。酸性に傾いた体内環境をアルカリ性食品を摂ることで“弱アルカリ性”にすれば、ニオイ成分を減らすことができるという。


「アルカリ性食品の代表格は、カルシウムやナトリウム、カリウムを多く含む食材です。食材としては、ホウレンソウや小松菜などの緑黄色野菜や、こんぶやもずくなどの海藻類が適しています。個人的なおすすめは、『野菜ジュース』や市販の塩こんぶを水やお湯で溶かした『こんぶ茶』。仕事中や運動中にも手軽に水分とミネラル補給ができ、体臭の予防にもつながりますよ」(同)


 一方、緊張や不安が原因で発してしまう「精神性発汗」の対策には、制汗剤や制汗デオドラントの使用が望ましいという。


「『自分の汗がクサいのでは』という不安やストレスが精神性発汗の原因になります。なんの対策もせずに体臭を気にするのではなく、制汗剤で『今日はケアをしたから大丈夫』という自信をつけましょう。まずは出勤前に、精神性発汗をしやすい脇の下や足の裏に制汗デオドラントを使用してみてください。なかでも、ニオイを中和して皮膚の雑菌の増殖を防ぐ『ミョウバン入りの制汗デオドラント』は、実際に汗とニオイの発生を防いでくれますよ」(同)


 見落としがちな“春の汗”。日常生活を不安なく快適に過ごすためにも、早めの対策が必要かもしれない。
(文=真島加代/清談社)


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