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「私がピンクを着るには言い訳が必要」そのとき彼女が思いついたのは…

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2019年04月20日 16:01  ウートピ

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ウートピ

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「私がピンクを着るには言い訳が必要」そのとき彼女が思いついたのは…

ピンクが好きと言うと何だか“女子”をことさらに強調しているみたいで引け目を感じてしまう人もいるのではないでしょうか?

いつからピンクは女子の色だと言われるようになったのか——。

3月27日、女性向けセルフプレジャーアイテムを展開する「iroha」がなでしこ色シリーズを発売したことをきっかけに、「ピンク」という色の意味について語り合うイベント「Talk About Pink〜いつからピンクは女子の色?」が開催されました。登壇者は、株式会社TENGA広報の西野芙美さん、ライターの吉田奈美さん、女性向け雑誌『ar』編集長の笹沼彩子さんの3人。

歴史やファッションなどさまざまな観点から語られた当イベント。最後は、ピンクを使うことに躊躇してしまう女性の複雑な感情を軸に、どうしたら気軽にピンクを楽しめるか、その方法について考えました。

『ar』の世界観「好きな人にだけかわいいと思われたい」

笹沼彩子さん(以下、笹沼):うちの雑誌ではよく、相手に好意がバレているという意味の「好きバレ」という言葉を使っているんですけど、スタイリングする時は、「好きバレ後」をイメージすることも多いです。1回目の初々しいデートではなくて、10回目くらいのセクシーなデートで着るような服やメイクを。

吉田奈美さん(以下、吉田):『ar』の女性像って、強さと可愛らしさのバランスがいいですよね。今までのファッション雑誌って、可愛らしい女性か、もしくはコンサバ的な強い女性のどちらかに寄っているような気がしていて、コンサバ系の強い女性は性の話が閉鎖的。でも、『ar』は、強い女性ながらもセクシーな雰囲気ももっている。自分の欲望に忠実な感じがします。

笹沼:『ar』は、たとえば合コンに行ったときに、「よくわからないけど、みんなにモテちゃう女性」ではなくて、「自分が好きな人に対してモテようとしている女性」を応援しよう、という明確なターゲットが設定されているんです。

世の中の女子はモテたいだけじゃない

吉田:雑誌って、以前「モテ系」の企画をやりすぎて世間から反発を受けたことがありましたよね。そういう意味では、『ar』のようなモテの定義は時代に沿っているような気がします。誰にでもモテたいわけではなくて、好きな人にだけモテたい。

西野芙美さん(以下、西野):そもそも多くの女性があまりモテを気にしていないというのもあると思います。先日、飲みの席で「どんな男性がタイプ?」と聞かれて「建設的なコミュニケーションができる人」って答えたら「それはモテない答えだ」って男性陣に笑われた、という女性の話を聞いたんです。

笹沼:お前らにモテたいわけじゃねーよ、っていうだけの話ですよね。

吉田:私は以前「ピンクが似合う男はモテる」という記事を書いたことがあるんですけど、その記事が公開されてから、周囲の知人男性がこっそりピンクを着始めたことがあるんですよ。

西野:へえ!

吉田:それを見ながら、ピンクを着たら「可愛子ぶってる」とか「モテたがってる」みたいな印象を女性自身が持ちやすいように、もしそういったピンクにまつわるイメージの刷り込みが男性にもあったら、同じように自意識こじらせていたんじゃないかな、とは思いました。

ピンクを使うために言い訳を考えた

西野:ピンクに対してこじらせていた吉田さんは、いまはピンクの服を着ることができるようになったんですよね。それはどうやって克服したんですか?

吉田:ずっとピンクを使いたい気持ちを抑えていたけど、あるとき「やっぱり私だってピンクの洋服を着たい」っていう気持ちが爆発しそうになったときがあったんですね。でも、今までオレンジの服ばかり着ていた私が、突然ピンクを着たら周りから「どうしていきなりピンクを着たの?」って言われる気がして。

それに対する明確な返答が自分の中に欲しくて「あ、風水だ」って思ったんですよね。風水でピンクは人間関係が円滑になる色。「人と良好なコミュニケーションを築きたいのでピンクを着ています」という言い訳を作ったら、自分の中でピンクが着れるようになったんです。

西野:言い訳を作ることでそれまで我慢していたピンクを楽しめたんですね。

吉田:いま振り返れば、誰もそんなことは聞いてこなかったし、単なる自意識過剰だったんですけどね。でも、当時の自分にとっては一大ニュースだったので。だから言い訳が欲しかった。いまはもう狂ったようにピンクのものばかりです。iPhoneも、iPhoneケースも、パソコンのカバーも、ハンカチも……。

笹沼:実際ピンクを身につけることで他人とのコミュニケーションはうまくいくようになったんですか?

吉田:あ、なったと思います。というのも、ピンクのものを身につけることができなかった頃って、他人がピンクの洋服を着ている姿を見るだけで、なんだか勝手に自分に敵意を向けられているような気になっていたんですよね。でも自分にピンクを許すようになってから、他者のピンクにも優しくなれるようになりました。

西野:吉田さんのようにピンクにためらいがある人にもオススメなファッションの取り入れ方はありますか?

笹沼:iPhoneカバーをピンクにするとか、小物から取り入れるというのは正解だと思いますよ。柔らかい素材だとあからさまなピンクになってしまうので、ベルトやキャップなど硬質な素材で差し込んでいくとハードルも低く、自然とピンク濃度も上げられると思います。

あとは最近、りゅうちぇるさんなど、男性でも上手にピンクを取り入れている人はいますよね。そうやって男性でピンク色の服を着る人が増えたら、ピンクに対するイメージもじょじょに変わってくるのかな、とは思います。

吉田:たしかに、りゅうちぇるさんのような中性的なイメージの人だけではなく、一般的な男性ファッションにももっとピンクが取り入れられるのはすごく影響がある気がしますね。あとは単純に、自分が年齢を重ねればまた変わってくるような気もする。

笹沼:このイベント、10年後くらいにまたやりたいですね。そのときにはまた、ピンクに対する世間の価値観や歴史っていろいろと変わっていて、また面白い気がします。

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