難しい年頃になってくる小6の娘と良好な母子、父子関係が築けた要因は……

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2019年04月20日 20:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

先日から始まった娘の代ゼミ造形のレッスンですが、美大生の私よりデッサンが上手で抜かされそうです

 ゴールデンウイーク直前、私と娘は韓国へ旅行です。最近、国内外問わず旅行といえば娘と一緒に行っているのですが、親子というより友だちの関係に近くなっているような気がします。考えると、私立大学の附属小学校に通っていて中学受験をしないせいか、親がピリピリする機会がないのが最大の理由かなと思います。もちろん「部屋が汚い」「洋服を片付けろ」といった軽い注意はしますが、親を怒らせるようなことはこれといってしないのです。

 GPA(Grade Point Average=科目成績平均値)が3.50以下になったらiPhoneを取り上げることを約束しているので、本人もそれなりに勉強しています。3.00になったら附属大学のどの学部にも上がれない、4.20はないと指定校推薦は受けられないなど、ある程度大人の話ができるので、私立校の学生として「何をしたら足を踏み外すか」を本人もよく自覚しているなと思います。

 娘はまだ義務教育ですが、1.95を切ると進級できませんし、5年から6年に進級できなくて自主退学し、他の私立小学校(地方都市)へ転校した子もいました。基本、テストが悪くても補習に出れば、1.95以下にはならないらしいのですが、その子は補習に出ていなかったそうです。

 中学受験する子たちも2割弱います。6年生になりクラス替えがあったのですが、ふたを開けてみると、娘は「中学受験する子が多いクラス」でした。受験する子の場合、難関校を希望する子がほとんどの中、「学校が合わない」という理由で受験する子もいます。私立だからこそ「合う、合わない」があり、合わないなら転校する自由があります。方針や理念に賛同できないなら「どうぞお辞めください」というのが私立の基本的なスタンスです。逆に、学校側から「放学」させるケースもあります。

 友達関係のトラブルは小学校高学年から始まることが多いので、保健室登校や事務室登校(出席にはなります)になる前に、環境を変えるのもいい判断だと思います。仲間外れが問題にならないように学校側も努力していて、遠足やスキー学校の班を先生が決めたり(一度子どもたちが決めた班をいじるので、誰が仲間外れされているか、丸わかりなのですが……)しています。気分は大人な年齢なので、親としては手を放しても目を離さないようにしていますね。

 以前、このコラムで書いた「娘と婿問題」ですが、娘のほうがぐんと大人になったせいか、「父親には女優になったと思って接する」と割り切ったようです。「お父さん、愛してる」と言ったあと、婿のいないところで「私、女優だから」と言っているので、女は子どもでも怖いなと実感しますね。婿は私が不得意なこと(海やプール、肉を食べること)が得意なので、娘は私たちをうまく使い分けてくれればいいなと思います。今年の夏も娘と婿は2人で沖縄へ行くらしいですし、日ごろの距離を縮めてほしいですね。

 ゴールデンウィーク後、衾の森こども園には4人の園児が入園してきます。4月スタートではなく、ゴールデンウィーク後スタートを希望した方がなぜか多く、休み明けは気分を切り替え、気を引き締めないと。先日、霊能者のミロさんに(頭の上に年表が浮かんで見える人)に、今年度のできごとを霊視していただきました。夏頃から売り上げが上がり(園児の入園が8月まで多いので予想通り)、巻き込まれる事故&事件もなく、トータルで見るといい年になるそうです。「角川さんは職人気質なので、遊んだほうがいい」と言われたので、たくさん旅行に行ったり、ライブに行ったりしたいなと思います♪

 3月から始めたレンタル畑が子どもたちに大好評で、いつでも新しいことに挑戦したいなと考えているのですが、今年は間に合いそうもないけど、園児対象とした「サマースクール」(宿泊か、通いかは考える余地がありますが)ができたらいいなと思います。娘が年長の頃、近隣のインターナショナルスクールのサマースクールに参加したことがありました。9時〜15時の通いで、4日間で4万円くらいだった記憶がありますが、公園でコーラにメントスを入れて振って泡だらけにしたり、滑り台の横から水を掛けてスプラッシュマウンテンごっこをしたり、日本のコンサバな保育園が思いつかない、ハチャメチャな内容で面白かったです。子どもも満足していました。

 夏に小学お受験を行う家庭の定番と言えば、

・子どものみ参加のキャンプ(1泊2日)

・クワガタを飼う

・夏期講習

 なのですが、キャンプとクワガタはうちの会社でできるなと思います。衾の森こども園では2年連続クワガタを飼ったのですが、最期は誰も見向きもしない状態で迎えていたので(私しか気づいていない)、今年やるかは微妙ですけどね。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では11歳の愛娘の子育てに奮闘中。

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