マリナーズ菊池、大谷の前でメジャー初勝利 5回10安打4失点も打線が援護

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2019年04月21日 13:50  ベースボールキング

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敵地でのエンゼルス戦に先発したマリナーズの菊池雄星
● エンゼルス 5 − 6 マリナーズ ○
<現地時間4月20日 エンゼル・スタジアム>

 マリナーズの菊池雄星投手が20日(日本時間21日)、敵地でのエンゼルス戦に先発登板。メジャー移籍後最多となる10安打を浴び5回4失点で降板したが、打線の援護を得て6戦目にして待望のメジャー初勝利(1敗)を手にした。

 マリナーズは1回表、1番・ハニガーの先頭打者弾となる6号ソロで先制。さらに二死後、4番・ボーゲルバックも8号ソロを右翼席へ運び2−0とリードを広げた。幸先よく援護を得た菊池はその裏、一死から四球と安打で一、二塁のピンチを招いたが、4番・プホルスを左飛、5番・ルクロイは投ゴロに退け、3試合連続失点中だった初回をゼロで切り抜けた。

 2回も無失点で終えたが、2点リードの3回、二死から3番・シモンズに内野安打を許したあと、続くプホルスに左翼線への適時二塁打を浴び1点を返された。

 4−1と再びリードを広げてもらった4回は、先頭からの連打などで一死一、三塁のピンチを招き、9番・コザートに2失点目となる中犠飛を許した。5−2の5回は先頭のシモンズに3安打目となる二塁打を許したあと、ルクロイに右前適時打を浴び3失点目。さらに二死から四球を与えたあと、7番・グッドウィンに右翼線への適時三塁打を浴び1点差に迫られた。

 それでも、8番・ボアジャスを遊ゴロに退け1点リードを死守。5回97球、10安打3奪三振4失点と苦しんだが、初勝利権利を持って降板した。

 マリナーズ打線は7回、2番・サンタナが5号ソロを放ち再び2点リードとした。この日は救援陣も力投。6回以降、相手の反撃を1点で食い止めた。

 菊池は3月21日、日本での開幕シリーズ・アスレチックス戦の第2戦(東京ドーム)でメジャー初登板。4回2/3を4安打2失点で勝敗は付かなかった。米国本土に移り4度先発したが、勝ち星には恵まれず、前回登板の4月15日(同16日)のインディアンス戦は6回5安打3失点でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成するも初黒星を喫していた。3月29日(同30日)のレッドソックス戦直後には、父・雄治さん(享年59)が死去。葬儀などで日本に帰国することなく、毅然とマウンドに立ち続けた。

 この日の対戦相手だったエンゼルスのベンチには、岩手・花巻東高の後輩でもあり、右肘手術からの復帰を目指す大谷翔平の姿もあった。後輩の前で待望の初勝利。今後訪れるであろう直接対決にも期待が膨らむ。

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