マンチェスター・Uに所属するスペイン代表GKダビド・デ・ヘアは同クラブと新契約を締結するには昇給が絶対条件だという。20日にイギリス紙『タイムズ』が報じた。
デ・ヘアは過去6シーズンで、5度に及んでプレミアリーグ年間最優秀GK賞を受賞。決して好調とは言えないマンチェスター・Uを危機的状況から複数回救ってきたことから、多くのファンやメディアも同選手を高く評価するようになった。
来シーズン限りでマンチェスター・Uとの契約が満了するデ・ヘアは複数のビッグクラブが獲得に関心を示しているという。パリ・サンジェルマンをはじめとした欧州の強豪クラブが同選手の動向を注視しており、契約延長の交渉が破談すればすぐさま獲得に乗り込もうと待ち構えている。
デ・ヘアはアーセナルから加入したチリ代表FWアレクシス・サンチェスに並ぶ年俸を要求。同選手は自身の存在はマンチェスター・Uに不可欠であると感じていることから、昇給を望んでいるもCEO(代表取締役)のエド・ウッドワード氏は財政的にそのような要望に応じることはできないと拒否したようだ。
この状況を緩和しようと、オーレ・グンナー・スールシャール監督自身がデ・ヘアと対談したものの、同選手の不満は解消されなかったようだ。プレミアリーグ屈指の守護神であるデ・ヘアの行方は近いうちに明らかになるだろう。