「よく、人から『疲れてる?』と聞かれる」「体調が悪い訳じゃないのに、心配される」といったお悩みをメイクで解決していきます。
ヘアメイクアップアーティストの筆者が、「お疲れ顔に見えるメイク」について解説します。
■疲れていないのに「お疲れ顔」に見えるNGメイク4つ
(1)肌をマットにしていて、チークを入れていない
健康的な肌には程よいつやがあり、頬は血流を感じさせる血色があるものです。肌をマットに仕上げてチークも入れていないメイクは、顔色が悪く見えたり、疲れて見えたりしがちです。
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マットな肌&チークレスなメイクはトレンドの1つになっていますが、ファッションを含めての足し算と引き算が上手なメイク上級者向けといえそうです。
(2)肌色に合わないブラウンのアイシャドウ
定番のブラウンのアイシャドウですが、肌色ベースとあっていないと肌がくすんで疲れて見えたり、目が腫れぼったく見えたりすることがあります。
自分の肌が「ブルーベース」か「イエローベース」かを把握したうえで、ベースカラーに合うブラウンシャドウを選びましょう。
(3)リップの色が肌になじみすぎている
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ここ最近は赤リップも使われるようになってきましたが、肌になじむナチュラルメイクが基本という人が多いと思います。
肌なじみの良さを重視しすぎてリップ選びをすると、赤みが足りず肌になじみすぎてしまい、顔色が悪く見えてしまうことがあります。白っぽいベージュなどは要注意です。
(4)前髪やもみあげ部分の髪が顔にかかっている
重い前髪が目を隠してしまっていたり、もみあげが顔にかかっていたりすると、暗い印象を与えたり、頬がげっそりと見えてしまいしがちです。
へアアレンジで輪郭修正のためなどに意図的にかけているのは問題ありませんが、そうでない場合は、顔をすっきり見せた方がイキイキとした印象を与えられます。
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疲れていないのに疲れて見えてしまうのは、仕事でもプライベートでも周りに心配をかけてしまうことがあります。上記のNG項目を見て、メイクをチェックしてみてください。
今回は、「お疲れ顔に見えるメイク」について解説しました。この次は、「イキイキと健康的に見える」メイクをご紹介します。
(トータルビジュアルプロデューサー・メイクアップアーティスト MANAMI海外を拠点にモデルをし、引退後はメイクアップアーティストに転身。帰国後はモデルの経験を活かし、ミスコンやモデルへのウォーキング指導をはじめ、「見た目全てに関する」プロデュースを手がけるように。著書に『メイクの超基本テクニック』がある)