もうすぐゴールデンウィーク。今年は10連休でお出かけの予定の方も多いのではないでしょうか? 気候もよく、野外で過ごしやすい季節ですが、注意したいのが紫外線です。あまり暑さを感じないため、ついつい長く紫外線に当たってしまいがちです。
外側からのUVケアも大切ですが、食べものも大切! 携帯できておやつ感覚で食べることできる、内側からUVケアできる食べものを4つご紹介します。
■おやつ感覚で食べて!内側からUVケアできる食べもの4つ
(1)ドライブルーベリー
ブルーベリーなどのベリー類には、ポリフェノール「エラグ酸」が含まれています。
|
|
エラグ酸には、強い抗酸化力があるだけでなく、シミの元となるメラニンを生成する酵素の働きを抑える働きがあります。そのため、シミになりにくい環境作りをサポートします。
ドライブルーベリーを選ぶときには、砂糖不使用で、オイルコーティングしていないものを選びましょう。
(2)カカオニブ
紫外線に長時間あたると、お肌が赤くなる、いわゆる「日焼けした」状態になりますよね。カカオポリフェノールには、このお肌が赤くなる現象を抑える働きのあることがわかっています。
チョコレートの原料であるカカオ豆を砕いたカカオニブは、カカオポリフェノールの宝庫です。
|
|
そのまま食べることもできますし、苦味が気になる方は、ドライフルーツやナッツと一緒に食べたり、高カカオチョコレートで代用したりするのもいいですね。
(3)クコの実
楊貴妃が好んで食べたといわれるクコの実。東洋医学では、不老長寿の食べものとされています。最近では、ゴジベリーともいわれ、スーパーフードのひとつとしても知られるようになりました。
クコの実には、紫外線にあたった後にお肌が赤くなる現象や、黒く日焼けしてしまうのを抑える働きのあることがわかっています。
小さな赤い実は、そのままでも充分美味しく食べることができますから、お食事やおやつにクコの実をとりいれてみましょう。
|
|
(4)種入り干しブドウ
ブドウは、アンチエイジングでもお馴染みです。ブドウの種に含まれるポリフェノールは、抗酸化力が高く、さまざまないい働きが期待されています。
その一つがシミの改善です。シミができるのを抑えるだけでなく、すでにできてしまったシミにも効果があるそうです。
一般的な小粒の干しブドウには種が含まれていませんが、巨峰などの大粒のブドウで作られた干しブドウには種が含まれています。カリカリとした食感で、種入り干しブドウならではの美味しさがあります。
ドライブルーベリーとおなじく、砂糖不使用で、オイルコーティングしていないものを選びましょう。
ポリフェノールは、体内に蓄積できる量が限られているため、こまめに摂ることがポイントです。ポリフェノールリッチなおやつを携帯して、紫外線に負けないお肌を作りたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ 料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)