NGT48山口真帆は「卒業」じゃなくて「脱退」が正解

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2019年04月24日 23:00  citrus

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出典:「山口真帆インスタグラム @nohohon_mahohon」より

 

『スポニチAnnex』によると、「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏(46)が4月22日に自身のツイッターを更新。NGT48の山口真帆(23)に対する運営側の問題について意見を求めるフォロワーに対し、

 

「色んなことったって100%全ての事象に触れてるわけでもないし、なんで俺が全く興味ないNGT48の件に触れなきゃいけないんだよ。ボケが。秋元さんへの忖度なんかするかボケ。興味ないこと詮索するほど暇じゃねーんだよ」

 

「俺はテレビのいい加減なコメンテーターみたいに放送されるニュース全てに適当なコメントとかつけらんねーの。全部真剣なの。テレビ芸人と一緒にするな」

 

「俺はコメントしたいものにコメントする。お前らの指図は受けない」

 

「そもそも事実関係を知らないし調べる暇もないし調べるモチベーションもゼロなのに私見言えるわけないじゃん」

 

「みんな自分が興味あることは他人も興味あるって誤解してないか?」

 

……などと強烈な言葉を浴びせ、一刀両断(※「一刀」ではなく「数刀」だが)した……らしい。

 

かくなる私も、このNGT48問題“自体”にかぎれば「そもそも事実関係を知らないし調べる暇もないし調べるモチベーションもゼロ」なのは堀江氏と同じスタンスなんだけれど、この案件の一連から派生する“とある違和感”に関しては、一言だけ申しておきたい。「卒業」というワードについて、である。

 

騒動の渦中にいる張本人である山口真帆いわく、おおまかには

 

「不起訴になったイコール、事件じゃないってことだ」→「会社を攻撃する加害者だ」とまで運営側から言われ、「何をしても不問なこのグループに、もうここには、私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました」

 

……みたいな経緯だという。だから辞めちゃうんでしょ? じゃあ、「卒業」じゃなくて「脱退」だろ? 百歩譲って、どうしても学校用語を使いたいなら、“志し半ばにしての決断”ゆえ「中退」、あるいは“教師側も本当はその生徒のことを苦々しく感じているが、一応相手の将来を慮って”の「自主退学」のほうがニュアンスとしては正確ではないのか?

 

さらに千歩譲って、山口自身がグループ内との忖度を図って「卒業」という言葉を使うのは、まだ仕方ない。しかし、それを報じるメディアが、見出しや(「」内に入る本人のセリフを除いた)状況説明に安易なかたちで「卒業」を乱用するのは、いかがなものか? ちゃんと「脱退」と書いてくれなきゃ……ニュースの蓋を開けるまで「ああ、円満“退社”なのね…」と、「そもそも事実関係を知らないし調べる暇もないし調べるモチベーションもゼロ」でしかない私なんかは勘違いしてしまうではないか。

 

どことなくポジティブな響きを持ち、しかも「辞めること」の生々しい裏事情をあやふやにしてしまう「卒業」なる便利な単語を、一般レベルの公用語にまで浸透させたAKBグループの罪は重い。フリーになる局アナは「独立」、紅白出場を(一度は)断念したサブちゃんは(もう80過ぎのおじいちゃんなんだから…)「引退」! 日本語は正しく使いましょう!!

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