増床リニューアルの「銀座ロフト」は文具からコスメまで7万点を販売、初のカフェも

ロフトが4月26日、フラッグシップストア「銀座ロフト」をリニューアルオープンする。これに先駆けて、25日に関係者および一部のロフトアプリ会員向けに内覧会を開催した。これまでは3階から6階までの4フロア構成だったが、1階の一部と2階フロアを増床し、全フロアの総売場面積をリニューアル前から約1.4倍の約3,312平方メートルに拡大。食と雑貨のフロアを新設するとともにコスメなどの健康雑貨商品を拡充し、全体では商品数を5万点から7万点に増やすなど、トータルライフスタイルの提案を強化したという。
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　銀座ロフトは「無印良品 有楽町」とともに有楽町インフォス内で「有楽町ロフト」として営業していたが、現在店舗を構える並木通り沿いの銀座ベルビア館に移転。2017年6月にオープンし、現在は近隣のオフィスワーカーや旅行客など様々な買い物客が訪れているという。今回のリニューアルでは、「自然」「ビューティー」「日本」「食」「ストーリー性」の5つのキーワードを軸に売り場を編成。リニューアル前に引き続き、商品の見やすさと手に取りやすさを重視した空間を設計した。
　 カフェ「ロフトフードラボ」
　1階ではロフト初のカフェ「ロフトフードラボ」を併設し、国産のフルーツや野菜を使ったアイスキャンディーショップ「スーパーアイスクレマリー」や、京都発のサワー専門店「サワー」のドリンクを提供。食器やカトラリー、食品をカテゴリーごとにまとめて陳列し、食と雑貨が融合した売り場を展開している。
　
2階 コスメ＆健康雑貨売り場
　これまで3階で扱っていたコスメや健康器具などの健康雑貨グッズの売り場は2階に移設し、約2万点を展開。漢方ブランドやオーガニック＆ナチュラルコスメを拡充したほか、サッカー日本代表の槙野智章選手がプロデュースするケアブランド「HALTEN JAPAN LIMITED」や、原宿のヘアサロン「リップス（LIPPS）」のフェイスケアラインなどメンズコスメ6ブランドを追加し、性別やライフスタイルに捉われない多様な美を発信する。
　3階はファッション雑貨のフロアで、6階で展開していたバッグを販売。インショップとしてオープンした「MoMA デザイン ストア（MoMA Design Store）」では取り扱いアイテム数を約400点に増やした。同フロアにはサングラス専門店「オードビー（EAUDEVIE）」のインショップも出店している。
　4階では引き続きインテリアやバス・ランドリー用品といった生活雑貨を扱う。新設のサステナブルを提案する売り場「エコマーケット」では約250種類のエコバッグをはじめ、マイストローやマイカップ、マイ箸など繰り返し使うアイテムを販売。防災商品が揃う「マルチコンパクト防災」も新たな自主編集エリアとして導入された。
　
5階「フジカラーのお店」
　5階の文具フロアでは、定番品からユニークなアイテムまで幅広くラインナップ。「LOFT&Fab」では筆記具やノート類といった文具への名入れサービスが楽しめる。このほか期間限定ショップとして、富士フイルムとのコラボレーションによる「写ルンです」の限定店「フジカラーのお店」と、スマートフォンで撮影した画像からフォトブックなどを作成するWonder Print Stationのショップ「WONDER PHOTO SHOP」が9月末までオープンする。
　
6階「Always Out Of Stockのポップアップストア」
　6階では、ロバートの秋山竜次が様々なクリエイターに扮する人気企画「クリエイターズ・ファイル」のグッズや、同社初の試みとなるeスポーツ向けの商品を販売。ロフト初出店となったメガネ専門店「ジンズ（JINS）」では、スキーマ建築計画の長坂常が内装デザインを手掛けた。
　同フロアではオープンを記念して5月12日までの期間、スニーカーマニアのキング マサ（KING-MASA）によるアパレルブランド「オールウェイズ アウト オブ ストック（Always Out Of Stock）」のポップアップストアがオープン。同氏のスニーカーコレクションを展示するほか、スニーカーのケア商品や銀座ロフトとのコラボTシャツを販売する。
　今回のリニューアルについて同社の広報担当者は「今回のリニューアルでより様々なニーズに対応する商品やサービスを拡充できた。今後もライフスタイルをトータルで提案していきたい」とコメント。最先端のアイテムや日本製品の品揃えを充実させ、幅広い顧客層へのアプローチを強化するという。
■銀座ロフト リニューアルオープン日程：2019年4月26日（金）住所：東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館1階〜6階