人気の“プチ整形”で50代女性、顔面水ぶくれだらけに(台湾)

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2019年04月26日 11:02  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

施術前の50代女性(画像は『Mirror 2019年4月23日付「Woman’s face left covered in blisters after botched plastic surgery」(Image: AsiaWire)』のスクリーンショット)
「年齢とともに皮膚がたるんできたけれど、メスをいれるのは嫌。気軽にプチ整形がしたい…」 短時間でそんな悩みを解消してくれる“サーマクール”は、施術後すぐに効果が現れると言われており人気の高周波治療だ。しかしどんなに魅力的で簡単な施術であっても、医師の技量によっては一生後悔する結果になってしまうこともあるようだ。台湾人女性の悲劇的な術後の姿がSNSを賑わせている。

高周波を肌に照射することで、レーザーなどでは届かない肌の奥深くまで熱を届け、張りのある皮膚を作りだす“サーマクール”。熱により肌に適度のダメージを与えることで肌内部のコラーゲンの産生が促され、肌の引き締め効果が実感できるという画期的な治療法だ。

このほど台湾・台北市在住の50代女性が市内の美容外科クリニックでこの施術を受けたところ、帰宅後に顔に焼けるような痛みを感じ、顔中に大きな水泡ができてしまった。施術は約1時間であったが、顔は見るも無残な状態となり痛みは増すばかり。慌てた女性は助けを求めて新北市で有名な上立皮膚科診所を訪ねたが、医師に告げられたのは「II度の熱傷」という衝撃的な言葉だった。

診察した林医師は、女性が受けた施術についてこう述べている。

「施術中は麻酔をしていたために女性が痛みを訴えることがなかったのでしょう。II度の熱傷を負ったのは高周波を当てる時間が長い、出力が高すぎたなど施術者のスキル不足であった可能性が高いと思われます。女性の肌は熱傷のため深い傷を負ってしまっただけでなく、表面も黒ずんで傷が残ってしまいました。」

林医師によると、女性は3週間にわたり集中治療を受けたが、熱傷が酷いためさらに2〜3か月待たないと次の治療に進めない状態だという。

ちなみに日本では最新機種が導入され、麻酔を使用しなくてもほとんど痛みを感じないサーマクールが主流になっている。だがプチ整形といえども、きちんと資格を持った医師であるかどうか、安全であるかどうかなどをしっかりと確認することが必要と言えよう。

“気軽にできるから”“安いから”という理由で受けた美容施術により、とんでもないトラブルに見舞われるケースは後を絶たない。昨年11月にはメキシコで安価な鼻の整形手術を受けた米女性が生命維持装置につながれた状態に陥り、昨年1月にはタイで格安の鼻の整形手術を受けた女性のシリコンインプラントが飛び出してしまうというハプニングが発生していた。

画像は『Mirror 2019年4月23日付「Woman’s face left covered in blisters after botched plastic surgery」(Image: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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