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海外での育児どうしてる?ドイツ在住ママの出産・子育て事情/後編【産後ドゥーラ小松紀子の“子育てのヒント”Vol.4】

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2019年04月26日 19:00  Milly

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Milly

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ドイツで出産・子育てをしている日本人ママ&赤ちゃん7組のドゥーラサポートをしてきました。日本との違いや大変なことは? 食べ物やおでかけ、どうしてる? など日々の具体的な暮らしぶりをたっぷりレポート。1回目のドイツでのドゥーラごはん作り&助産師編に続き、2回目は離乳食&便利グッズ編をお届けします。(産後ドゥーラ 小松紀子)

ドイツで離乳食やおやつ、何をあげてるの?

サマータイムが始まった季節、ドイツ駐在時代のママ友のお宅に、ドイツで出産・子育て中のママたちが集まってくれました(前回の記事はこちら)。9品の手作りドゥーラごはんでゆっくりランチを楽しんでもらい、食後は赤ちゃんのお昼寝の間、手作りのカスタードプリンをサーブしてくつろぎタイム。

生後42日から1歳8ヶ月までと7名の赤ちゃんが揃い、新米ママは先輩ママの体験談に興味津々。ドイツで試した食材やベビーフード、おでかけスポットやおすすめの便利グッズなどの情報交換は、すぐに役立つ大事なトピックの1つです。

離乳食に野菜スティックやフルーツが大活躍

日本人が多いため、日本の食材も多く揃うデュッセルドルフ。価格は日本の2〜3倍以上と高めですが、基本は和食、おかゆや野菜で離乳食を始める方が多いそう。

メジャーな野菜やフルーツは、よりリーズナブルで味が濃いものも多く、種類の多いベリーやりんごや洋梨、パプリカ、ラディッシュ、キノコ類、ホワイトアスパラ、コールラビなど旬の手に入りやすい食材をミックスするのもドイツならでは。

ドイツ人ママによると、ドイツの離乳食は4ヶ月からじゃがいも、にんじん、りんご、肉類は6ヶ月くらいからと日本より少し早めだそうです。

赤ちゃんが手づかみ食べができるようになると、外出時はランチボックスに野菜スティックやフルーツを持って、公園やカフェで何もつけずにそのままポリポリ、パクパク。とてもヘルシーです。

ドイツ系幼稚園のおやつも、生のパプリカやニンジンスティック、バナナやりんごがメインのところもあり、手の込んだものや市販のおやつは少なく、栄養も豊富で合理的。歯がため用にHARIBOなどの硬めのグミを食べることもあるのはドイツらしいところ。6ヶ月くらいから自分で持って食べられる離乳食フィーダー(小さな穴のあいた口にどろどろの食材を入れて手づかみ食べができる容器)を使う方もヨーロッパでは増えているそう。

ベビーフードは安価で種類豊富

働くママが多いドイツでは、市販のベビーフードで手軽に離乳食を済ませる人も多数。スーパーのベビーフードコーナーも広めで、4、6、8、12ヶ月と月齢ごとに違う形状や味が各種揃い、200g前後で1ユーロ以下とかなりリーズナブルです。

ALNATURAなどBIOスーパーのオリジナルも人気で、ビーガンのママたちがよりフレッシュで無添加、良質なものを求めるニーズにマッチしています。

市販のベビーフードを試すことは、その国のポピュラーな食材や味付けを知るきっかけにもなり、食文化への興味深い入り口でもあります。ドイツ在住の日本人ママたちも、お出かけのときや忙しい日には便利なベビーフードにトライしつつ、日本の豊かなだし風味や幅広い日本食材の味も忘れないでもらいたいと、和洋折衷の旬を楽しみながら毎日工夫しています。

離乳食作りの便利グッズ

家での離乳食作りの主役は、やはりハンドミキサーやブレンダー。仕事復帰が早く、ふだんのお弁当や夕食もそこまで凝った料理は作らずシンプルライフを楽しむドイツのママたちも、週末に大量に作って小分けフリージングするのは同じです。全部を手作りだけと決めず、忙しい時は市販品も上手に組み合わせて無理なく時短にし、家族や自分の時間もたいせつにしているのは見習いたいところです。

ドイツ人ママおすすめの便利グッズは、容器の上下に違う歯がついてひっくり返しても使える1台2役のPHILIPS社のブレンダーと、30㎖ずつ小分けできるポップな蓋つきフリージング容器。ドイツの食洗機は大型なので、大きいものも洗いやすいのが便利です(その分シンクは小さめ)。ドイツ料理や、日本人パパのために和食を作ったりといろいろな国の料理のいいところを取り入れてアレンジしています。

かわいいデザインのBIOおやつ

ナチュラル派にはうれしい、子どもが見ても楽しいキュートなパッケージのお菓子も多く揃います。左の赤いパッケージはいちごをフリーズドライにしたもので、糖分や添加物はないので安心(それをドイツ語で解読するためにママの語学スキルも必然的にアップします!)。日本のような小型紙パックのベビー用飲み物がないかわりに、ゼリー状パックの種類が豊富。写真右の緑は、リンゴ&バナナ&ほうれんそう&きゅうりのゼリーで、下はバナナとかぼちゃのクラッカー。ドイツの厳しい基準をクリアしたBIO製品でも、価格が手頃なのでリピートしやすいアイテムです。

手づかみ食べ用のスナックも、とうもろこしと粟を使ったナチュラルなものが人気。ドラッグストアやスーパーでいつでも手軽に買えるので、新商品チェックも楽しみの1つ。ママたちはお互いのおすすめおやつを交換しながら、メーカーや価格、購入場所、ドイツ語表記までも!比較・研究してセレクトしています。

ドラッグストアで買えるお得アイテム

dmやROSSMANなどのドラッグストアで手軽に買えるベビーアイテムでママたちの人気No.1は、使い捨てオムツ替えシート(10枚2ユーロ以下)。一部のドラッグストア内にはオムツ替えコーナーがあって、いろいろなメーカーやサイズのものを試せるところもあります。

液体ミルクはaptamil のものがメジャーで、少しあたためてボトルに哺乳瓶の口をつけるだけですぐ飲める優れもの。病院で出されるのもこのタイプだそう。価格も手頃でお出かけ時にもコンパクトで便利。日本では、液体ミルクや使い捨て哺乳瓶は普及したばかりで、まだ高額なため、防災用に常備し始めたお宅も多いはず。手軽に利用できる適正価格になるとありがたいですね。

他にも、ガーゼが袋状になったボディ洗いタオル(上の写真左)や、かわいいおしゃぶりホルダー(下の写真)なども人気。ガーゼの袋タオルは赤ちゃんのアウトバス用で、体をさっと洗うためのもの。赤ちゃんには硬水のシャワーがあまりよくないのでシャワーのかわりにこれで体を清潔に保つのだそう。

ドラッグストアにはいろいろな病状に合わせたお茶の種類が豊富にあり、例えば、出産予定日の3週間前からラズベリーの葉のお茶を飲む(子宮口を開きやすくするため)、外出時に授乳ができない赤ちゃんにフェンネルのお茶を飲ませる、赤ちゃんの便秘にはフェンネル茶にラクトースを混ぜるなど、いろいろな民間療法がヘバメ(助産師)さんからアドバイスされるそう。興味深かったのは、ママの退院日にパパが特大カッテージチーズを冷蔵庫に準備すること。ドイツに湿布はないので、乳房が張ったときに冷湿布がわりにするのだそう。なるべく薬や医者を頼らず、身近な自然のもので対処するのはドイツらしいと感じました。

大型ストローラーでゆったりお散歩

ふだんは近所の公園やスーパーへ歩いたり、週末の移動は車なので、大きめのストローラーを使っている方が多数。車輪も大きく安定感があり、キャリーコットやチャイルドシートと組み合わせて生後すぐから3歳くらいまで長く使い、本帰国になると友人に譲るパターンが多いそうです。

写真はドイツの人気ブランド、CybexのPRIAMシリーズのキャリーコット(日本未発売)。フレームは対面・背面式の両用で、ホイールも石畳に強いタイプ。これで電車に乗るときも、ベビーカー専用乗り降り口があったり、まわりの3〜4人の人がすぐ気づいて助けてくれるので(自分からもドイツ語で声をかけます)、街歩きも楽ちん。ドアやエレベーターを開けて待っててくれたり、気軽に挨拶を交わしたり、ドイツではスマホよりも周りをよく見ている人が多く、子供に優しい社会だと思います。ただし静かにする、時間厳守、など公共のマナーを守ることは必須で、知らない方からもどんどん注意されます。

ママたちはそんないろいろな失敗談や成功体験をシェアしながら、海外での暮らしを充実させています。悩みや失敗が多かった人ほど、その体験談が他の方へのいいアドバイスになったり後から笑い話になったり。1人で抱えこまないでシェアしたり、気軽にアウトプットしたりすることが、自分を客観的に見られて、気持ちが楽になれる第一歩になるような気がします。

どの国でも出産・子育ては大変なことですが、困ったり悩んだりしたら、友達や先輩ママ、園の先生、助産師、ドゥーラなどいろいろな人に話しながら、いろいろな考え方や方法があることを知って選択肢を増やしたり、その中で自分に合った方法をゆっくり見つけていければいいなと思います。

日本でドゥーラを探すなら → 一般社団法人ドゥーラ協会 

※メイン画像はイメージカットです。


小松紀子
産後ドゥーラ
一般社団法人ドゥーラ協会認定産後ドゥーラ、松が丘助産院登録ドゥーラ。現在、東京都中野区、杉並区、港区、品川区、世田谷区の登録ドゥーラ。ベビーシッターや家庭教師、塾の講師を経験し、18年の出版社勤務を経て、ドイツに5年半駐在し、帰国。一児の母。体に優しい料理、整理収納、ハンドケア、傾聴が得意。英語、ドイツ語(少し)可。趣味は旅行、ベリーダンス、美術館巡り。


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