待ちに待ったゴールデンウィーク。お出かけする家族も多いのではないでしょうか。でも外出先で“マナーがなっちゃいない家族”なんて指を差されたら嫌ですよね。
そこで、『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の著者、立石美津子さんに、30年にわたる教育専門家としての経験をもとに、“子どもに守らせたい公共のマナー”についてお話しいただきます。
毎年のことですが、大型連休中は故郷への帰省や観光地への行楽などで、高速道路や一般道路の交通量増加による激しい渋滞が予想され、日本道路交通情報センターでは毎年渋滞予想を発表しています。
やはりGWはどこへ行っても混雑は覚悟した方が良さそうです。
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日常で習慣づいていないことを、外に出たからといって急に出来るようにはなりません。
例えば、よく見かける迷惑な行動として、こんな行動が挙げられます。
・アトラクションの行列に割り込む
・新幹線や飛行機で足をブラブラさせて前の席を蹴る
・店先に置いてある試食を食べまくる
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(1)アトラクションの席に割り込む
普段、公園で遊ぶとき、滑り台やブランコの順番を守っていないときは「3番目だからね」「〇〇君、〇〇ちゃんの次だからね」と具体的にわかり易い指示を出し、「我先に!」と割り込まないしつけをしておきましょう。
(2)新幹線や飛行機で前の座席に足をぶつける
子どもって床に足がついていないとブラブラさせますよね。家で食事中、自家用車、電車バスに乗るときにブランブランしていると、新幹線や飛行機で同じようにします。
足がつかない食卓でご飯を食べさせている場合は、踏み台を置いてあげるとよいでしょう。足が床についていれば、しっかりとご飯を噛みしめて食べることができます。(※)
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それから、親はあまり気づいていないのですが、前に座っている人にとって、少しでも蹴られると不快なものです。また、座席についているテーブルを不必要にバタンバタンとさせるのも止めさせましょう。
(3)買わないものをバクバク食べさせない
スーパーやデパ地下の試食コーナー。買いもしないのに子どもが群がってパクパク食べているのを目にすることがあります。「ママが買おうかどうか迷ったときだけ、食べるものなのよ」と教えましょう。
こんな風に叱っていませんか?
「隣のおじさんに怒られるから静かにしなさい!」
「ほら、みんな見ているでしょ!」
「危ないから座っていなさい!」
これは「怖い人から怒られなかったら騒いでもよい」「誰かが見ていなかったらよい」「危険でなかったらよい」ともとれる言葉です。
公共の交通機関ではみんなが不快にならないために、声を小さくしたり、お互いに思いやりをもつようにしましょう。通路を用もないのにウロウロしてはいけないのです。
ですから、子どもに対しても、正しい理由を次のように話すことをおすすめします。
「今から旅行にいくね。楽しみだね。でも、新幹線は狭い場所にたくさんの人が乗っているの。走ったり大きな声を出すことはやってはいけないことなのよ。お家や公園ではないから、お口を閉じていようね。もし、喋るときは小さな声でね。約束守れるかな?」
いかがでしたか。
せっかくの旅行やお出かけ先で他の人から 「静かにさせろ!」と怒鳴られてしまっては、注意する方もされる方も、楽しい気分が台無しになります。
急には出来るようにはなりませんから、普段の生活の中で少しずつ教えていきましょう。
(2017年05月03日の記事を再掲載しています)
【参考・画像】
※ 食育と子どもの健康 – 8020推進財団
※ NadyaEugene、 Sylvie Bouchard / Shutterstock
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