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「TRPGって何?」令和から新しい遊びを始めてみないか?まずは基本的な部分から知ろう

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2019年05月02日 20:03  iNSIDE

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写真「TRPGって何?」令和から新しい遊びを始めてみないか?まずは基本的な部分から知ろう
「TRPGって何?」令和から新しい遊びを始めてみないか?まずは基本的な部分から知ろう
――剣と魔法の世界で冒険してみたい。
――異能力者となって、社会の闇に蠢く悪と戦いたい。

そんなことって、誰でも夢想しますよね?(厨二病とか言わないでね。)

では、そんな夢を叶えるゲーム――TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)という遊びについてはご存知でしょうか?



(前略)
進行役:さあ、キミたちはついに核弾頭を搭載したミサイルの発射台にたどり着いた。だが、そこで一人の男が立ちはだかるぞ。
プレイヤーA:「……あなたが、〈オーロラ〉ですか?」
オーロラ/進行役:「そう、僕がオーロラだ。キミたちはミサイルを止めに来たエージェントかな?」
プレイヤーB:「ああ――ようやく貴様に復讐できる時が来たぜ!」
オーロラ/進行役:「ふむ、キミは随分と鼻息が荒いな。僕は何か恨まれることをしたかい?」
プレイヤーB:「てめえ……心当たりが多すぎて分からねえってか?」
オーロラ/進行役:「いや……ちゃんと覚えているよ。今まで自分が、為してきたことはね」
進行役:そう言ってオーロラは空を見上げる。空は白み始めており、夜明けが近い。
プレイヤーC:「もう夜明けまで時間が無い。急いで倒そうよ」
オーロラ/進行役:「悪いが、とっくに準備は整ってるよ。果たして間に合うかな?」
進行役:そのとき、カウントダウンの自動放送が始まる。「発射15秒前……総員、安全配置」
プレイヤーA:「――15秒以内にあなたを倒してミサイルを止める!」
進行役:では、戦闘開始だ。まずセットアップを始めよう。
プレイヤーA:スキルを使用、拳に炎をまとわせ灼熱属性を追加。
プレイヤーB:スキル使用で筋力増加、攻撃力+5するよ。
進行役:オーロラはスキルで氷の剣を作り出す。こいつの攻撃力は1d10+24だ。
プレイヤーC:えげつない……
進行役:それでは1ラウンド目の行動順を決めるよ、ダイスを振って。


上記の文章は、実際に筆者がTRPGをプレイした時のログ(記録)を編集したものです。こういう文章を、TRPGの「リプレイ」と呼びます。

少し昔には動画サイトでのリプレイ動画の流行があり、最近では「ゴブリンスレイヤーTRPG」、「この素晴らしい世界に祝福を!TRPG」など有名作品のTRPG版の発売が話題となりました。

画像はamazonより
またインサイドでもご紹介しておりますが、一昨年には名作アクションRPG『DARK SOULS』のTRPGが出版されています。


そういうこともあって、TRPGというものは聞いたことがあるけど「よく知らない」、あるいは「やったことがない」という方も多いと思います。

本日はインサイド読者の皆様のために、僭越ながら私、永田るいすがTRPGについてご紹介したいと思います。連休中の余りある時間を機会としてTRPGに挑戦してみたいという方はぜひご一読下さい!

また、既にTRPGのことをよくご存知の皆様へ。以下の内容はあくまで私の思う・考えるTRPGです。できる限り最大公約数的なところを記述していくつもりですが、細かな誤りなどは笑って納めていただければ幸いです!

TRPGとはどんな遊びか
TRPGとは一言で言ってしまえば、用意された物語の登場人物となって、その物語世界の中で主体的に行動し、そして物語を完成させる遊びです。TRPGをプレイするには一般的に、以下のようなものが必要です。

・ルールブック
その物語世界の基本的な世界観を設定し、その世界で遊ぶためのルールを規定した本です。様々な種類のルールブックが存在しており、剣と魔法の世界で冒険者となるゲーム、ニンジャとなって任務と私情の間で苦悩しつつ戦うゲーム、現代社会で異能力者となって事件の謎に挑むゲーム、一般人となって怪奇現象に巻き込まれるゲーム、などなど様々な魅力的なゲームが存在します。

・進行役
物語の進行役となる人で、GM(ゲームマスター)、KP(キーパー)など、使用するルールによって呼び名が代わります。

・シナリオ
ルールブックにあわせて進行役がつくった物語です。普通の演劇やゲームでいうシナリオとは違って、登場人物がどんなセリフを言うかなどの詳細はシナリオには書いていません。書いてあるのはどんな事件が起きるか、登場人物がどんなふうに事件に関わることになるのか、登場人物がどんなアクションをとればどんな結果が返ってくるのか……といった内容が書かれています。

・プレイヤー
物語の登場人物となる人で、一般的には2〜5名くらいが望ましいでしょう。最近ではプレイヤー1人のために用意されたシナリオなども多く作られています。

・ダイス(サイコロ)やカード


登場人物がなんらかのアクションを行ったときに、それがどんな結果をもたらしたかをランダムに判定するためのツールとしてダイスやカードを使用します。多くのゲームではダイスを使用しますが、トランプや、オリジナルのカードなどを使用するゲームも存在します。

上記の「必要なもの」のうち、もっとも入手しづらいのが進行役とプレイヤー……つまり、「一緒に遊んでくれる友達」です。なにしろTRPGときたら1プレイで短くても3〜4時間、長くなると6時間を越えることもしばしば……。それだけの長時間を一緒に遊んでくれる同好の士というのはまさに得難いものでありましょう。

ですが現代においてはインターネットという利器があります。SNSを通じて仲間を探せば、必ずや一緒に遊ぶ相手は見つかるでしょう。具体的な「プレイ仲間を見つける方法」は後でご紹介いたしますので、一旦脇に置いといて下さい!

なんでそんなことをするのか?
皆様の中にはこう思う人もいるでしょう。
「剣と魔法の世界で冒険したければ、PS4やスイッチを立ち上げて『ドラゴンクエストXI』なり『スカイリム』なりをプレイしたらいいんじゃないか?」と。

たしかにそれはそのとおり。しかしTRPGの目的は、「剣と魔法の(あるいはその他の)世界で冒険すること」だけではありません。プレイヤーは、自分の作った登場人物(キャラクター)を自由に演じることが出来ます。そして自分のキャラクターと他のプレイヤーキャラクターや、進行役の演じるNPCとの相互作用によって、誰も予想していなかった物語を紡いでいくことができるのです。そこは、プログラム上の制約があるコンピューターによるRPGでは、なかなか真似のできないところでもあります。

もちろんTRPGにもシステムとシナリオの制約がありますので、「なんでも自由」というわけではありません。「みんなで協力して一つの物語を完成させる」ことを目標として、自由なアプローチを楽しめると考えて下さい。(極端な話、「俺は冒険なんてしたくないから家に引きこもってます」というキャラクターを作られても、他のプレイヤーを困らせるだけですからね!)

では、「あらかじめ結末が決まった予定調和の遊びなのか?」というと、必ずしもそういうことはありません。私自身、進行役をやっていたのですが、プレイヤーの発想がこちらの予想を上回り、見事に敵の作戦を打破して完全勝利されてしまったことがあったりします。


プレイヤーA:進行役、この教会は石造りの建物だよね。ここに立て籠もってもいい?
進行役:え、そうだな……神父はとても嫌そうな顔をしているよ。
プレイヤーB:「神の家は誰に対しても開かれているものでしょう!?」
神父/進行役:「神はちょっと今、休暇で熱海に行っておりまして」
プレイヤーB:「そんな神がいるか!けが人もいるのよ、ちょっと匿って!」
進行役:では〈言いくるめ〉で判定してくださいね。
プレイヤーB:「(ころころ)成功です」
進行役:では、神父はキミたちを渋々ながら教会に入れてくれます。
プレイヤーA:こちらからボスのとこに行かなくても敵の方から探しに来るはず。ここで迎え撃てば有利に戦えるぞ!
進行役:(全くそのとおりだよ。してやられたぜ)


このあと、邪教の信者軍団は無事、プレイヤーキャラクターの手によって殲滅されました。このように、進行役さえ予想しない展開が生まれうるのがTRPGの魅力です。ただし、予定外のPCの行動に対応できるかできないかは進行役やシナリオ上の事情もありますので、進行役がダメっていう行動は素直に諦めるようにしましょうね。

どんなTRPGがあるか
先述したとおり、TRPGにはその物語世界の世界観や、遊ぶためのルールを記述したルールブックが、多数存在します。以下に、「初心者でも始めやすい」と「筆者が好き」を基準に独断で選んだいくつかのルールブックをご紹介します。

・クトゥルフ神話TRPG

通称「CoC」。海外のTRPGの翻訳ルールブックですが、日本でも長く遊ばれ続けていました。現行の版はエンターブレイン社より刊行されています。

2012年頃、動画サイトでのリプレイ動画が火付け役となって人気急上昇。昨今ではTRPGといえばCoC、というレベルで支配的人気を誇っています。先日PS4で日本語版が発売された「Call of Cthulhu: The Official Video Game」ではこのTRPG版を下敷きにしていることも話題となりました。

ゲーム内容としては、プレイヤーは怪奇現象に巻き込まれた探索者となって、その怪奇現象を解決したり、あるいは生き延びたりするために努力するゲームです。ラヴクラフトの創始した「コズミック・ホラー」と呼ばれる世界観を背景としていることで有名です。

ルールはシンプルですがそのぶん懐が深く、色々な遊び方ができます。「CoCでは戦闘は避けたほうが良い」とはよく言われるのですが(ルールにも「銃撃戦は避けろ」と書いてある)、その気になればアサルトライフルで怪物たちと戦ったりもできます。というか、公式で大量に武器データがある(アサルトライフルだけで現実に即したものが何種類もあるし、機関銃だの戦車砲だののデータも存在する)ので、使わないのはもったいないですよね?

なおコミックマーケットのTRPG島ではクトゥルフ神話RPGのオリジナルシナリオを頒布するサークルが最も多いです。実は筆者もCoCのオリジナルシナリオ本をいくつか書いております。

・ソード・ワールド2.5

グループSNEによる国産のファンタジーTRPGシステムです。剣と魔法の世界ですが、魔法の力を使った銃やバイクなんかも出てくる世界で、コンピューターゲームのRPGをプレイする方には一番馴染みの深い世界かと思います。非常に人気のシステムで、日本で最も遊ばれているTRPGの一つであることは間違いありません。

最近、ルールブックのバージョンアップで「2.5」となりました。文庫サイズで安価なため比較的入手しやすいルールブックです。プレイ相手を見つけるのも苦労はしないでしょう。

・トーキョーN◎VA

FEAR社が発売し、20年以上に渡って遊ばれている国産TRPGシステムです。

サイバーパンクな近未来世界(「攻殻機動隊」の用な感じ)で、己のスタイル(生き様)を通すゲームです。身体改造しまくったサイボーグ戦士、電脳世界で力を発揮するハッカー、肉体一つで戦う格闘家、魔術師、夜の世界を生きる魔物などなど、さまざまなスタイルを組み合わせておよそ考えうるどんなキャラクターも作り出すことができます。

このゲームは判定にダイスではなくトランプを使用するのが特徴で、手札の中から使うカードを選ぶことで成功・失敗をある程度コントロールできることが特徴です。ダイスで判定するRPGとはプレイ感がまったく違って、カッコいいRPもやりやすいので、ぜひ一度経験してみてほしいです!

・忍術バトルRPGシノビガミ

冒険企画局が発売する「サイコロ・フィクション」シリーズの人気作品です。
プレイヤーは現代の闇を生きる「忍者」となって、与えられた忍務を達成するために戦います。

このシステムで特徴的なのは、各プレイヤーに「秘密」が与えられます。この「秘密」は他のプレイヤーにも最初は開示されません。この「秘密」によって様々なドラマが生まれます。

そして、プレイヤー同士は必ずしも協力的なわけではなく、時にはプレイヤー同士で戦って決着をつけなければならないこともあります。

大判サイズの「基本ルールブック」もありますが、最初は「スタートブック」上下巻から購入することをおすすめします。特に下巻に掲載されているリプレイが感動的で、涙なしには読めません……!

・バディアクションRPGガーデンオーダー

FEAR社による、現代の異能者となって異形の敵「ネフィリム」と戦うRPGシステムです。

「バディアクション」とはキャラクター同士がバディ(相棒)となって事件に挑むことを表していますが、実はそこはこのゲームの主眼ではありません。相棒なしでもそれはそれで、強力な能力を発揮できます。このゲームはCoCとよく似たシンプルなルールで、直感的に理解しやすい判定方法のため非常に遊びやすく、また現代が舞台であるためシナリオも作りやすいということがキモです。

さらに、「上級ルールブック」や「アルスノトリア」という追加ルールを導入することで、異能者だけでなく「武道エキスパート」「魔術師」というキャラクターを作ることもできるようになりました。この魔術師は「錬金術」「法力」など、現実世界に残る文化・伝承の中に存在する魔術をモチーフとしております。これによってガーデンオーダーは「現代伝奇」が遊べるTRPGへと進化しました。超能力を操る異能者、剣や銃で異能者とも渡り合う武道の達人、そして魔術師。この魅力的な世界観にピンと来る人には最もオススメできるTRPGです!

余談ですが、筆者もガーデンオーダーの同人シナリオを書いたりしています。

どこで手に入るの?
上記ルールブックはいずれも一般書店でも(場所によっては)置いてありますが、イエローサブマリンなどのTRPG取扱店にいけば確実に手に入ります(なんならamazonなどの通販でも)。

さらに最近ではネット上でシナリオが公開されていたり、同人シナリオ集なども数多く作られていますので、シナリオを作らなくても遊ぶことができます!

具体的にどうやって遊ぶか
それでは、TRPGを遊ぶ上でもっとも問題になる、「プレイする仲間を見つける問題について」ですが、こちらは次回の記事で解説していきたいと思います!

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