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【座間ボーイズ】大学、社会人でも野球を続けてもらいたいから、目指すのは「打つ」野球!

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2019年05月07日 12:12  ベースボールキング

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2002年に発足した座間ボーイズ。横浜高校で1年生からレギュラーとして活躍し、現在は社会人野球の東芝で主将を務めている松本幸一郎選手はチームの1期生であり、他にも多くの高校、大学で活躍するOBを輩出している。発足当時から一貫している方針は、卒業後に高校、大学で活躍し、社会に貢献できる基礎を作るということ。そんな座間ボーイズの練習を取材した。



座間ボーイズが普段練習を行っているのは厚木市下依知の河川敷にあるグラウンド。ライト後方は実戦を行うには少し不十分な広さだが、縦長のため2面を確保することができ、AチームとBチームの二つに分かれて練習を行っている。
現在は3年生7人、2年生24人、1年生30人の合計61人。3年生の人数が少ないということもあるが、AチームとBチームは単純な上級生、下級生という分け方ではなく、この日も既に数人の1年生がAチームで練習を行っていた。
練習時間は土日は午前7時30分から16時30分頃まで。平日も水曜日と金曜日は授業後の夕方に練習を行っている。
現在、チームの監督を務めている宮崎誠監督は宇和島東(愛媛)で3度の甲子園出場を果たしており、メジャーリーグでも活躍した岩村明憲さん(元ヤクルト)の2年後輩にあたる。高校卒業後は神奈川県を本拠地に活動していた社会人野球の日産自動車でプレー。現役を退いた後に社会人野球時代の繋がりから座間ボーイズのコーチに就任し、2018年から監督を任せられている。そんな宮崎監督がプレーの面で重視しているのは、まずバッティングということだった。

「目指しているのは打つ野球。練習全体を10とすると打撃が6、守備と走塁が2ずつくらいの割合だと思います。バントは年に1回か2回やる程度ですね。まずは打って点をとることを目指して、なかなか打てない時に走ったりして何とかしようという方針です」



宮崎監督が所属していた時代の宇和島東も多くの強打者を輩出している打撃のチームという印象が強いが、バッティングを重視するのには明確な理由があるという。

「自分は高校を卒業してから社会人で野球をやらせてもらいましたけど、うちの選手にもできるだけ大学、社会人と長くプレーを続けてもらいたいという気持ちがあります。そのためにはまず高校で結果を残す必要があると思います。高校のチーム、指導者がどんな選手を求めているかというと、やっぱり打てる選手ではないでしょうか。実際に高校の指導者の方からも『打てる選手いる?』と聞かれることが多いです。そのためにはまず強く振って強い打球を打てるようになること。そうやって相手にプレッシャーを与える選手になれば、自信もついてくると思います」



この日の練習もアップ、キャッチボールが終わってまずノックを行い、午前中の途中からはバッティング中心のメニューへ移行。シーズンが始まるということで、実戦的なランナーをつけてのエンドランの練習を繰り返し行っていたが、グラウンドに出ていない選手はティーバッティングや花咲徳栄、健大高崎といった甲子園でおなじみの強豪校でも取り入れられているタイヤをハンマーで叩くトレーニングを行っていた。宮崎監督が語るように、強い打球を打つという狙いがこのような練習からも現れていると言えるだろう。

「平日の夕方は暗くてライトをつけられる場所も限られるのでやっぱりバッティング中心になります。マシンで速いボールに設定して打つこととロングティーをやることが多いですね。速いボールを打ち返すには振り負けない力が必要ですし、ロングティーも強い打球を遠くへ飛ばすための練習になります。そうやって力をつけて、試合がある時期は今日のように実戦的なこともやるという感じですね」



技術的な面以外でチームが重視しているのが選手の考える力をつけるということだ。
「以前に比べて選手の技術は上がっていると思います。あと変わったと思うのはコミュニケーション。今は中学生でもみんなスマホを持っているので、以前よりも気軽にやりとりできるようになっています。ですが、挨拶やグラウンド内ではしっかり走るということは言うようにしています。あとはこちらからの一方通行じゃなくて選手が考えて行動してほしいと思っています。まだ限られますけど、疑問があった時にはちゃんと聞くようにということは言っています」

この日の練習は実戦的な内容ということもあったが、プレーが止まるタイミングで選手を集めてコーチが状況や目的を説明する機会が多かった。ただやらされるのではなく、何のためにどんなプレーが必要かということを確認しながら、選手が考える機会を与えていると言えるだろう。また選手から監督、コーチに対しても質問する機会が多く、自分で考えるということを実践しているように感じる場面が多かった。チームの掲げる『社会に貢献できる基礎を作る』という理念が浸透していると言えるだろう。(取材:西尾典文/写真:編集部)

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