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『AirPods』とは全くベクトルが違う完全ワイヤレス『Powerbeats Pro』の魅力、ルーク・ウッド氏のコメントから分析してみた

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2019年05月10日 11:30  d.365

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d.365

写真掲載:d.365
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「僕らBeats by Dr. Dreは2014年からAppleと一緒にモノづくりをすることになったんだけれど、すぐに多くのリソースを共有するには至らなかった。生産、開発、エンジニアリング、そして本当に細かいファンクションに至るまで、ようやく1つの会社として統合できるまでには、買収されてから丸々2年の年月が必要だったんだ。今回新たに作り上げたPowerbeats Proは、そういった意味で“AppleとBeatsのシナジーを100%活かして開発した初の製品”なんだと胸を張って言える自信作だよ」

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Beats by Dr. Dre プレジデント ルーク・ウッド氏

Beatsのプレジデントであるルーク・ウッド氏がこう語る、スポーツ向け完全ワイヤレスイヤホンの新製品『Powerbeats Pro』が、2019年6月に発売される。しかし消費者の目線から見れば、Appleが販売している完全ワイヤレスイヤホン『AirPods』との直接的な競合にも見える同製品。ユーザーとしては、どちらを選択すべきなのだろうか。本製品の概要とともに、両者の違いについて考えてみたい。

Powerbeats Pro
2019年6月発売予定 税別価格2万4800円

・最長9時間再生可能(充電ケースを使用すれば、最長24時間連続再生可能)
・耐汗/防沫仕様イヤフォン
・調整可能でぴったりフィットするイヤーフック


AirPods同様の使いやすさを持つ『Powerbeats Pro』
ルーク氏が語るように、『Powerbeats Pro』はBeatsとAppleのチームが一体となって開発を行ってきた製品である。元々Beatsが持っていたオーディオについての深い知見やファンからのフィードバックを生かしつつ、Appleという巨大企業ならではの潤沢な開発リソース、人間工学のノウハウがふんだんに盛り込まれた意欲作だ。

特筆すべきは、Appleが開発したヘッドセット向けチップセット「Apple H1チップ」を活用したことだろう。AirPodsがそうであるように、iOSデバイスに近づけてケースを開くだけで簡単にペアリングが行える。また、2回目の使用以降ならば、耳に装着するだけで、自動でペアリングが完了する。イヤホンにはセンサーが付いているので、耳から外したことを認識すると、自動でセーブモードに入ることも特徴だ。

左右のイヤホンには、音量調整ボタンと「b」ボタンがそれぞれ備わっており、「b」ボタンの操作については、一度押しで[再生・停止]、二度押しで[次の曲へ]、三度押しで[前の曲へ]、そして長押しで[Siriの起動]が割り当てられている。

急速充電と強力なバッテリーライフが魅力

こうした多機能性を我々に紹介しつつ、ルーク・ウッド氏が「H1チップを搭載した最大の恩恵」と述べたのは、優れた省電力性能についてだった。

同氏は「イヤホン単体では約9時間使用できる。これは市場に存在する完全ワイヤレスイヤホンではトップクラスのスタミナだ。それに専用ケースに収めれば約2回フル充電できて、つまり合計で24時間使えるというわけ。しかもケースからの急速充電ができるから、サクッと5分間充電するだけで、1時間半くらいのランニングで使えるよ。でかけるまでの15分間を辛抱できるなら、外出先で4時間半は余裕で使えるんだ」と説明する。

左右分離型のワイヤレスイヤホンには、左右で親機・子機が分かれている商品も多い。だが『Powerbeats Pro』は左右の構成がコントロール系を含め全く同一になっているのも大きな特徴だ。そのため、片耳ずつ分けて使うことだってできる。通話におけるバッテリーの持続時間は片耳6時間なので、充電ケースで充電しながら交互に使えば、36時間は連続通話が可能ということになる。これだけのバッテリーライフがあれば日常生活で困ることはそうそうないはずだ。

充電ケースのサイズは、AirPodsのそれと比べるとかなり大きい。筆者の手のひらに乗せると少し幅がオーバーするくらいだったので、ポケットに入れて気軽に持ち運ぶというよりは、カバンに忍ばせる方が自然だ。一方、ケースにはLEDのインジケータが備わっており、iPhoneの画面を見なくても電池残量を確認できるのは、Powerbeats Proの方が便利かもしれない。

AirPodsとPowerbeats Pro、どちらを選ぶかは、好みの問題

AirPodsの価格は1万7800円〜であるのに対し、Powerbeats Proは税別2万4800円。前回の記事で紹介したようなPowerbeatsの特徴を踏まえると、大きな違いは音の好みにあると言える。AirPodsが「軽いつけ心地」と「周りの音も聴こえる」イヤホンであるのに対し、Powerbeats Proは「遮音性があり音質にこだわる」イヤホンであり、「運動時に使ってもずれにくい」という特徴を持つ。同じカテゴリでもベクトルがだいぶ異なった2製品なので、ユーザーとしては自身の好みや用途で選択するほかない。

完全ワイヤレスイヤホンの『Powerbeats Pro』は、Appleの『AirPods』と直接的な競合に当たると思われたが、Beatsならではの独自機能へのこだわりを知ると、同じジャンルの中にあっても、コンセプトによって自然に差別化・棲み分けができていることに気づく。スポーツシーンでの利便性、低音やボーカルの力強さ、高音の伸びなどにこだわるかどうかが、1万円ほどの価格差とあわせて選択の際のポイントになりそうだ。

関連サイト
Apple(日本)

Powerbeats Pro Totally Wirelessイヤフォン - ブラック - Apple(日本)

text井上晃

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