ナイキやベイプとコラボした現代アーティスト ヘブル・ブラントリーによる日本初の個展が開幕

0

2019年05月11日 00:21  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

来日したヘブル・ブラントリー Image by: FASHIONSNAP.COM
現代アーティストのヘブル・ブラントリー(Hebru Brantley)による日本初の個展「GREAT DEBATE」が5月10日の今日、メグミオギタギャラリーでスタートした。会期は6月1日まで。

 ヘブル・ブラントリーはシカゴ出身の37歳。クラーク・アトランタ大学で映画の学士号を取得し、21〜22歳頃から本格的に絵を描き始めたという。現在はロサンゼルスを拠点に、油絵具やアクリル絵具、スプレー塗料、コーヒー、紅茶といった様々なものを画材として使用した壁画やグラフィティ作品を制作。個展やアートフェアで作品を発表しているほか、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」や「ナイキ(NIKE)」「アディダス(adidas)」などファッションブランドとのコラボレーションも行っている。

 今回の個展では、鮮やかな配色とポップアート的なモチーフが特徴の新作計12点を展示販売。1960年代から1970年代にかけてシカゴ南部で起こった「アフロ・コブラ・ムーブメント」から影響を受け、アフリカにルーツを持つ自身の生い立ちや、アメリカ社会での警察と黒人との関係を「FLYBOY」や「LIL MOMMA」などのキャラクターを用いた作品を通じて表現している。
 来日したブラントリーは、日本での個展開催のきっかけについて「1年くらい前から日本での人気が徐々に高まってきていることを知った。サポートしてくれる方たちもおり、今回のタイミングで開催することができた」と話した。マンガやアニメ作品から創作のインスピレーションを得るなど日本のポップカルチャーへの関心が高く、以前から日本での個展開催は構想としてあったという。展示作品の多くがすでに売約済みだといい、ブラントリーは「ポップなキャラクターを通じて自分の意見をオープンに表現した。作品を見て好きになってくれる人もいれば嫌いだと思う人いるだろう。来た人に色々なことを感じ取ってもらいたい」と来場を呼びかけた。
【あわせて読みたい】"オタクは世界を救う"ストリートシーンで注目を浴びている19歳 JUN INAGAWAにインタビュー

■ヘブル・ブラントリー個展「GREAT DEBATE」開催日時:2019年5月10日(金)〜6月1日(土)時間:11:00〜19:00定休日:月・日・祝日会場:MEGUMI OGITA GALLERY住所:東京都中央区銀座2-16-12銀座大塚ビル 地下1階MEGUMI OGITA GALLERY公式サイト
    ニュース設定