『なつぞら』なっちゃんの相手役は誰だ!? 清原翔、吉沢亮、工藤阿須加ら“好男子”が大渋滞

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2019年05月13日 07:11  リアルサウンド

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 朝ドラ『なつぞら』(NHK総合)で、ヒロイン・なつ(広瀬すず)を取り囲む魅力的な男子の面々。現時点で、工藤阿須加、清原翔、山田裕貴、吉沢亮、犬飼貴丈らが登場しており、さらに今後は中川大志までも参戦するが、まさに好男子が渋滞している印象である。


【写真】吉沢亮&山田裕貴撮り下ろしカット


 前作『まんぷく』の福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)カップルや、前々作『半分、青い。』での鈴愛(永野芽郁)と律(佐藤健)、マアくん(中村倫也)、りょうちゃん(間宮祥太朗)といった組み合わせが織りなしてきた恋模様。しかし、次々と人生の大きな節目に立たされるなつにとっては毎日が激動の日々で、いまだ色恋への興味など、意識の外にあるようだ。


 そんななつを温かく支える男子の一人が、工藤阿須加演じる幼馴染み・“のぶさん”こと佐々岡信哉だ。工藤は、映画『夏美のホタル』(2016)などでもヒロインの相手役を務めているとあって、なつの恋人役には申し分のないキャリアを積んできたように思える。今作では第1話の冒頭から姿を見せ、幼い頃に離ればなれになったものの、その伏線がつい先ごろ回収されたばかりだ。穏やかな雰囲気でなつを導く彼こそ、運命的な相手に思えるが、どうなのだろうか。なつが“漫画映画”の道を志し、上京してからが大きな見せ場となりそうである。


 いまもっとも、なつにリーチをかけているのが清原翔演じる柴田照男である。彼はなつがお世話になっている柴田家の長男だ。つまり、なつにとって“兄”ではあるが、血の繋がりはないし、厳密な親族関係にはあたらない。そこで、彼の厳格な祖父・泰樹(草刈正雄)の言いつけにより、“なつとの結婚”を意識しているところだが、兄弟として育ってきただけに、微妙なところである。だが演じる清原自身、『PRINCE OF LEGEND』や、日本経済新聞のCMなどへの出演で注目を集めつつある存在なだけに、彼が恋人ポジションに収まる可能性は捨てきれない。


 なつとは幼馴染みであり、ドラマに快活さを与える小畑雪次郎を演じているのが山田裕貴。雪次郎はここに並ぶ面々の中で、どちらかと言えば三枚目キャラであり、なつ自身、もっとも意識はしていなさそうである。それに彼は、なつのクールな姉妹・夕見子(福地桃子)に目がないご様子。山田といえば『あの頃、君を追いかけた』(2018)などでも“恋する三枚目”を演じているが、彼の得意とする役どころなのだろう。雪次郎の愛嬌あふれるキャラクターは、回を重ねるごとに愛されるものとなっていきそうだ。しかし、将来的には夕見子の尻に敷かれる姿の方が、とても現実的である。


 なつの親友的なポジションにあり、彼女に多くの影響を与える山田天陽に扮するのは、公開中の映画『キングダム』での演技も好評な吉沢亮だ。天陽は高校には通わず、家業である農業に勤しみながら、趣味で絵を描いている。その腕前はかなりのものだが、あくまで“趣味”らしい。彼の鋭い目力は、彼自身の芯の強さをそのまま表しているかのようであり、微笑みと同時にそこから溢れる優しさが魅力的である。なつに東京行きを勧めるものの、それを否定した彼女に向けた「だったら行くなよ」の一言は、これから彼女が東京で奮闘していくことを知る視聴者にとって、非常に重みのあるものであった。


 『獣になれない私たち』(2018/日本テレビ系)での、なんとも憎めない“後輩キャラ”の好演が記憶に新しい犬飼貴丈が演じるのは、天陽の兄・陽平。なつに“漫画映画”の世界を紹介し、彼女がその道に進む、最初のきっかけをつくった人物だ。なつの人生の転機の一端を担った存在とあれば、彼もまた恋の相手だと意識される機会が訪れてもおかしくはない。まだ登場したばかりとあって、今後の動向に注目だろう。


 そしていまだ謎に包まれた、坂場一久という人物を演じるのが中川大志である。やがてなつが勤めることになる、東洋動画所属の監督見習いという役どころだ。彼は野心に溢れた人物で、アニメへの想いは人一倍強いものをもっているらしいが、一癖も二癖もある存在らしい。しかし広瀬と中川といえば、資生堂「シーブリーズ」のCMでの、胸キュン&ニヤニヤな組み合わせということもあり、今作での彼の“キラーワード”にはつい期待してしまう。


 名実ともに若手世代でのトップ選手がここに並んだが、なつの実兄・咲太郎を演じる岡田将生や、藤木直人、井浦新、さらには草刈正雄らも、『なつぞら』に集う好男子だと言えるだろう。さて、なっちゃんの恋の相手は、誰となるのだろうか? この豪華な面々となつとの、些細な目配せさえも見逃せない。


(折田侑駿)


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  • 朝っぱらからイケメンのフルコース、若いお兄ちゃんから草刈正雄まで。これはいくらイケメン好きでも胃もたれする、というのは私の妻である。
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