『クレヨンしんちゃん』まさかのキティちゃんとのコラボ　「カオス過ぎる」の声殺到

　アニメ『クレヨンしんちゃん』（テレビ朝日系）が5月10日に放送された。この日放送されたのは、「ななこおねいさんとお料理だゾ」「キティちゃんVSブリィちゃんだゾ」の2本。その中でもより視聴者からの注目が集まったのは、『ハローキティ』とのコラボ回「キティちゃんVSブリィちゃんだゾ」だった。

　放送前の予告の段階から「まさかしんちゃんとキティちゃんがコラボするなんて！」「神回の予感しかしない」といった声を集めていたこの回。とある森の中を散歩中、どこからか聞こえてくる「助けてー」という悲鳴を聞いたしんのすけ。ふと顔を上げると、テレビ朝日キャラクターのゴーちゃんがカラスにくわえられ、誘拐されそうになっていた。

　最初、スルーしたしんのすけだが、「お願い、いいものあげるから」というゴーちゃんの言葉で「フライング！　オラの脱ぎたておパンツ！」をお見舞い。パンツはゴーちゃんの顔に当たったものの無事救出。ゴーちゃんはお礼に「鳴らすと救いのヒーローが来てくれる」というマラカスを渡し、「テレ朝開局60周年パーティーに遅れちゃうから」と去っていった。

　その後、しんのすけはトイレに入ったが、紙が少なくなっていることに気づきマラカスを鳴らしてみる。すると登場したのはぶりぶりざえもん。自身もトイレ中だったらしく、ズボンを下げた状態で「私は救いのヒーロー。お助け料は1億万円」と宣言するも、結局少なくなっているトイレットペーパーをしんのすけと奪い合うだけで何の役にも立たなかったようだ。

　その後、しんのすけが道を歩いていると、「どうしてかしら……」と思い悩むキティちゃんに遭遇。しかし、しんのすけはキティちゃんに気づかずスルーしたため、キティちゃんは「気づいてよ！」と嘆く。ようやく名前を聞かれて「あたし、ハローキティ！」と自己紹介した。なお、ハローキティの声はEDクレジットで「キティ ホワイト」と表記されていたが、ネットでは「林原めぐみの声がする！」という声が上がっている。

　これにしんのすけが「ハローさん、ダンゴムシいる？」と聞くと、キティは「ハローは苗字じゃないの。キティって呼んでね」とツッコミ。しんのすけが「オラ、野原しんのすけ。ジョニー・デップって呼んでね」とふざけるも、キティちゃんは「しんちゃんって呼ぶね」としんのすけのおふざけをガン無視していた。

　その後、ピューロランドの人気に目をつけたぶりぶりざえもんが自身を白く塗り、キティちゃんを装って悪質な偽ピューロランドを作り、ピューロランドの客を奪っていたことが判明。ぼったくり値段でグッズを売り、劇のクオリティも低かったことで悪評を呼ぶが、しんのすけとキティちゃんが力を合わせてぶりぶりざえもんと戦い、ようやく客を取り戻すことができた――というストーリーになっていた。

　この日の放送に「カオス過ぎてめっちゃ笑った」「すごい癒された！　いいコラボだったなー」「いろいろヤバすぎて面白かった」といった声が集まっていた。

（福田マリ／ライター）