内田彩、デビュー作や初のキャラソンを振り返る「当たって砕けろ精神が発揮されました」【インタビュー】

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2019年05月15日 18:52  アニメ!アニメ!

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内田彩、デビュー作や初のキャラソンを振り返る「当たって砕けろ精神が発揮されました」【インタビュー】
アニソン定額配信サービス「ANiUTa」が、人気のアーティストや声優を毎月ピックアップ特集する「マンスリーアーティスト」。アニメ!アニメ!では、そのインタビュー記事の一部と撮り下ろし写真のアナザーショットをお届けします。

5月は、内田彩さんを特集! 4週連続でアーティスト活動のこれまでと今後の展望を深掘りします。
第2弾「初挑戦ばかりで、当たって砕けろ精神が発揮されました」では、デビュー作や初のキャラクターソングなど、活動初期を振り返っていただきました。
【取材・構成=鈴木隆詩】

第1弾:内田彩、“野山を駆け回っていた”子ども時代、声優を目指したきっかけを振り返る


──中学3年生の時に初めて声優オーディションを受けた内田 彩。高校入学後はそれを続けることはなかったが、卒業後の進路を決めるにあたって、やっぱり声優になりたいという気持ちが再燃したという。

「高校卒業後は声優の専門学校に入ったんですけど、それだけだと声優になるのは難しいなと思って、いくつかの養成所にも合わせて通っていました。その一つが最初に所属した事務所がやっていたところで、お仕事をいただけることになったんです。『おでんくん』という作品で、これが私のデビュー作になりました」

『おでんくん』は、NHK教育テレビの番組『天才ビットくん』内のアニメコーナーで2005年に始まったアニメ。おでん屋台の鍋の中にある「おでん村」に住んでいる、おでんの妖精たちの毎日を描いた、ふわふわでシュールな作品だ。内田は2008年から、この作品に参加する。

「すごく楽しい現場で、この作品でデビューできてよかったなって、今でも思っています。最初はガヤから入って、名前のない役をいろいろやらせていただきました。主人公のおでんくんを女優の本上まなみさんが演じていて、他のキャラクターも、お笑い芸人さんだったり、女優さんだったり、本職の声優さんだったり、いろいろな方がいたんです。バイタリティのある方々ばかりで、面白いお芝居のぶつかり合いになっていて、収録中に笑いをこらえるのが大変でした」

『おでんくん』の出演によって、正式に事務所と契約した彼女は、いよいよプロの声優の道へ。初めて名前付きのキャラクターを演じたのは、2009年の『空を見上げる少女の瞳に映る世界』。京都アニメーションの作品だ。

「『空を見上げる少女の瞳に映る世界』では、主人公の弟役(日高 力)をやらせていただきました。出番もセリフも少なかったんですけど、めちゃくちゃ緊張したのを覚えています。この作品では、 WEBラジオにレギュラー出演させていただいたんですけど、もちろん右も左も分からなくて。その時に、『うっちー、ラジオはしゃべらなきゃダメだよ。うなずいているだけじゃなくて、声を出して』とアドバイスしてくださったのが、ランティスの斎藤滋プロデューサーでした」

『空を見上げる少女の瞳に映る世界』の音楽プロデューサーを務めていた斎藤氏。ここから縁がつながり、初の主演作となる『キディ・ガーランド』に続いていく。

「『キディ・ガーランド』はTVアニメ初レギュラーなのにいきなり主演をいただくことになって、すごいプレッシャーを感じていました。でも、私が演じたアスクールは、元気で天真爛漫な子だったので、役に助けられた気がします。私がビクビクしていたらキャラクターの良さが死んでしまうし、ド新人なんだから、今の私は失敗したって大丈夫、恐いものなんてないぞという気持ちになったら、思い切ってやることができました。1話のアフレコには、キャラクターデザインの門之園恵美さんがいらっしゃっていたんですけど、収録の後に『よかったです』と声をかけていただけて。今でも鮮明に覚えているくらい嬉しかったです」

──『キディ・ガーランド』のアスクール役は、彼女にいろいろな仕事をもたらすことになった。

「Webラジオのパーソナリティは二度目でしたが、イベント出演はこの作品が初めてでした。それからDVDの特典映像のためにロケに行ったり、キャスト同士でバラエティ的なコーナーをやったり、声優のお仕事ってこんなにいろいろあるんだと知って、私の当たって砕けろ精神がフルに発揮された作品になりました」

──『キディ・ガーランド』で初挑戦したものが、もう一つあった。キャラクターソングだ。

「最初に歌ったのは、オープニングテーマの『Baby universe day』とエンディングテーマの『太陽と月』でした。『太陽と月』はふわふわな、ゆっくりとしたテンポの曲でアスクールのイメージにも合っていたので、キャラクターの良さを出しながら歌うことができたんですけど、『Baby universe day』は難しかったです。畑亜貴さん作詞、黒須克彦さん作曲のめちゃくちゃかっこいい曲で、アスクールの声で歌うにはキーが低めでしたし、さらにダブル主人公であるク・フィーユ役の合田彩さんとのデュエットだったんです。全部が初挑戦という感じの曲でした」

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