老け見えしないためには、身体全体のシルエットや顔全体の引き締まり感などももちろん大切です。けれど実は見落とされがちで、かつ老化しやすいパーツがあるのをご存知でしょうか。
エステティシャンの筆者が、小さな部分なのに、老化すると一気に「老けた」印象になってしまうパーツの老化傾向と対策をご紹介します。
■「密かに老化しやすい顔のパーツ」3つ
(1)上唇部の老化
上唇の上部、いわゆるヒゲが生える部分は、若い時は溝がくっきりあり、唇の山もふっくらとして輪郭も鮮明ですが、年齢とともに筋肉や皮膚が衰えて、だんだん溝がはっきりとしなくなり、口元に立体感がなくなってきます。
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唇も全体的に薄くなってしまい、老けた印象になりますよね。
老化対策は?
リップラインを少しオーバーに描いたり、リップケアでふっくらさせるのも良いですが、口元の筋トレも大切です。
上記の写真のように、口角を口に吸うようにして鳥のように唇を突き出しパクパクすると、唇周りの筋肉が鍛えられ唇もふっくらしてきます。湯船に浸かりながら、TVを見ながら、歯磨きのついでにぜひ習慣化してください。
(2)まぶたの老化
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目のまわりの筋肉が衰えてくると、「まぶたが下がり、目が小さく見える」「目尻が下がる」「おでこの筋肉を使わないと目がぱっちり開きづらくなる」「おでこにシワが入りやすくなる」などの変化が起こることがあります。
老化対策は?
以下のようなケア方法があります。
・まぶたの筋トレ ・おでこのマッサージ ・マツエクやつけまつげなど、まぶたに重さを加えることをなるべくしない ・摩擦や刺激をさける
即効性はありませんが、まぶたの筋肉を鍛える方法として画像のような方法もあります。
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おでこの筋肉を使わずに、目もとの筋肉だけで上の白目をぱっちりと開けるトレーニング方法です。眼瞼(がんけん)を鍛えて、まぶたのたるみを予防してくれます。
最初はできなくても練習すればできるようになるので、ぜひやってみてくださいね。
(3)歯茎の老化
歯茎も年齢とともに痩せて厚みがなくなり、人によっては歯が長く見えてくることもあります。そうすると、食べたものが挟まりやすくなり、歯茎の色もくすみがちになるでしょう。
老化対策は?
対策としては、「ゴシゴシと強い歯磨きをしない」「歯周病予防のために歯医者さんで定期検診を行う」または、「少しでも変化がある場合は、歯医者さんに相談する」ことも大事です。例えば、歯磨きで出血するのは、歯周病予備軍やビタミンC不足の場合もあります。
体型や顔など全体の雰囲気ももちろん重要ですが、小さなパーツも見た目年齢の印象を左右します。パーツケアもできる範囲で始め、若々しさをキープしていきましょう。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)