今度のソニックはチームでカートレース! 連係が勝利に繋がる『チームソニックレーシング』発売

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2019年05月21日 08:01  リアルサウンド

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 セガゲームスは5月21日、PS4/Nintendo Switch/PC用ソフト『チームソニックレーシング』を発売する(PC版はSteamにて販売)。本作はセガの看板キャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(以下「ソニック」)が主役のレースゲームだ。本稿では基本的なゲームシステムに着目し、その魅力を紐解いていく。


(参考:『ソニックマニア プラス』爽快ハイスピードアクションが楽しめる2Dソニックシリーズ集大成の魅力


■仲間との絆が重要な「チームアクション」
 1994年にゲームギア用ソフトとして発売された『ソニックドリフト』をはじめ、ソニックを主役に据えたレースゲームは過去に何作も誕生している。『チームソニックレーシング』もそうしたスピンオフ作品群に入るが、他のタイトルと明確に違うのは「仲間との連係」が勝利の鍵を握っている点だ。


 「1位を競うレースゲームで仲間と連携とは何ぞや?」と思われるかもしれない。しかし本作のレースは3人1組のチームで出場するシステムとなっており、走行中は「チームアクション」と呼ばれる能力を使って互いに助け合いながらゴールを目指すことになる。


 例えば前方を走るチームメイトの後方でブースト効果を得る「ラインブースト」や、スピン状態のチームメイトに触れることで不利な状況を立て直す「タッチダッシュ」など、味方との協力プレイを通してチーム全体を1位に導くプレイングが非常に重要。激しく順位を競い合うレースゲームは殺伐としがちだが、チーム全体の連携を取ることで今までにない一体感を味わうことができるだろう。


■キャラクターごとにタイプが違う
 レースに出場する15名のキャラクターはタイプごとに性能が異なる。「スピード」タイプは速さに特化し、「テクニカル」タイプは加速とハンドリング力の面で優秀。「パワー」タイプはブーストパワーに定評がある……という具合に、能力面ではっきりと差別化がなされている。得意とするシチュエーションが違うおかげで、どんなキャラクターにもレース中に見せ場が訪れるというわけだ。


 速さを活かしてトップを狙いたいなら、スピードタイプのソニック。安定した加速力で悪路を気にせず走るならテクニカルタイプのテイルス。攻守に優れたタフネスさで豪快に突っ走るならパワータイプのナックルズをチョイスし、自分のプレイスタイルにマッチしたキャラクターで優勝カップをさらおう。


 またYouTubeでは、『チームソニックレーシング』の世界観を元にしたオリジナルアニメ「チームソニックレーシング:OVERDRIVE」も公開されている。興味がある方はぜひこちらもチェックしてもらいたい。


■年末には実写映画も公開予定
 ソニックが話題に上がるのは、何も最新シリーズタイトルの発売時だけではない。今年の12月には3Dモデリングのソニックが現実世界を駆け回る映画『ソニック・ザ・ムービー』の国内公開が予定されている。ゲーム版でお馴染みの悪役「ドクター・エッグマン」とソニックがどのような活劇を繰り広げるのか、その内容に注目が集まっている。


 とは言え、ビデオゲーム原作の実写映画化ということもあり、色々と問題点が浮かび上がっているのも事実。特に賛否両論を呼んだのはソニックのビジュアルで、陸上選手を彷彿とさせる細マッチョなソニックを前に国内外のファンコミュニティから否定的な意見が殺到した。この事態を受け止めた監督のJeff Fowler氏は、Twitterにてビジュアルデザインを手直しする旨を発表。現在は次のビジュアルがきちんと改善されるのか、その動向に期待が寄せられている最中だ。


 良くも悪くも話題の的となった『ソニック・ザ・ムービー』だが、30年近い歴史を誇るゲーム作品が実写化されるのは意義深いものである。迎える結末は定かでないにしろ、公開日の前後はソニック人気の高い北米を筆頭に大きな反響を巻き起こすだろう。『チームソニックレーシング』で遊びながら、本作の公開も楽しみにしたい。


(龍田優貴)


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