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『あなたの番です』が陥った“低視聴率でも2クール放送し続けなければならない”地獄

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2019年05月21日 17:21  Business Journal

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Business Journal

写真「あなたの番です|日本テレビ - 日テレ」より
「あなたの番です|日本テレビ - 日テレ」より

 日本テレビで25年ぶりの“2クールまたぎ”となる連続テレビドラマ『あなたの番です』。5月19日に第6話が放送され、平均視聴率6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。


 原田知世と田中圭がW主演を務める同作は、とあるマンションの住民たちが「交換殺人ゲーム」に巻き込まれていくというミステリードラマ。これまでの自己最高視聴率は初回の8.3%、最低は第3話の6.4%となっていたが、今回は前週第5話でマークした6.5%から0.2ポイント後退し、自己最低を更新してしまった。


“新婚夫婦”としてマンションに引っ越してきたデザイナー・手塚菜奈(原田)とスポーツジムのインストラクター・翔太(田中)、そして翔太の客でありながら菜奈の周囲をうろつく細川朝男(野間口徹)の関係性にも注目が集まるなか、迎えた第6話。マンションでは、「交換殺人ゲーム」の際に“死んでほしい人”として俳優の“袴田吉彦”と書いた101号室の住人・久住譲(袴田)が、実際に袴田が殺害されてしまったことに責任を感じていた。


 そんな久住がゲームで引いた紙に書かれていたのは“細川朝男”……。菜奈は久住に、“細川朝男”と書いたのは自分だと明かし、「殺さないでください。もし誰かに脅されたら相談してください」とお願いする。そして、翔太に対しては、自分が婚姻届を出せずにいたことと、細川が関係していることを告白。実は、細川と菜奈は夫婦関係にあり、細川が離婚に応じないまま現在に至るのだという。翔太は菜奈の話を受け止めた上で、「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる可能性が高い細川のことも心配する。


 一方、102号室の児嶋佳世(片岡礼子)は、夫の俊明(我が家・坪倉由幸)との関係が冷え切った日々のなか、マンション内の子どもに声をかけては“自分の子ども”のように接していた。304号室のシングルマザー・北川澄香(真飛聖)は、5歳の息子・そら(田中レイ)に危害が及ぶのではないかと恐れ、「交換殺人ゲーム」で“児嶋佳世”の名前を書いてしまったと菜奈たちに打ち明ける。そんななか、佳世に会社宛てでゴルフバッグを送らせた俊明。バッグの中からは、殺された佳世の足が発見される……という展開だった。


 同ドラマについて、インターネット上では近頃「おもしろくなってきた」との声が増えてきている。しかし、最初の段階で「怖すぎる」「日曜の夜に見るには疲れそう」といった印象を受け、「見るのをやめよう」と早々にリタイア宣言する視聴者も多かった。また、ミステリー作品という特性上、ほかのドラマよりも「途中から見てみよう」とはなりにくい。逆に、最初から見ていてもどこかで1回見逃せば、今度は「もういいや」となりやすい。このあたりが視聴率低迷の原因といえるのではないか。


 ところで、当初は「ぶりっこすぎる」と不評を買っていた翔太のキャラクターだが、最近は「もしかして底抜けにいいヤツなだけ?」という指摘も。前回までにも、菜奈のことを第一に考えて行動している様子が強調され、今回はさらに、細川との婚姻関係を黙っていた菜奈の“苦悩”に気づけなかったとして、「ごめん」と謝る一幕まであった。


 実は、翔太がいいヤツすぎるがゆえに「絶対“裏の顔”ありそう」「翔太“サイコパス説”あるよね」といった意見も根強いのだが、ドラマには“翔太が何を考えているのか”がわかる描写も組み込まれている。彼がひとりでいるときでさえ、“菜奈ちゃんはどういう気持ちなのか?”を考える姿を見せられていると、普段ぶりっこなのも計算ではなく天然で、ピュアで、本気でいいヤツなのかもしれない……と思えてくるのだ。


 ただ、ドラマはあと4カ月ほど続くので、今後翔太が豹変するという大どんでん返しもあるだろうか。5月10日発売の「フライデー」(講談社)によれば、売れっ子の田中のスケジュールの都合上、ドラマ後半が彼のメインとなるようだが、果たして……。
(文=美神サチコ/コラムニスト)


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