「子どもが欲しいから離婚」はダメ? 「24歳下の夫」経験者だから分かる“歳の差離婚”【岡野あつこの断固反論!】

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2019年05月21日 18:00  citrus

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出典:JAPAN MUSIC ENTERTAINMENT

ネットやテレビで毎日のように有名人の結婚、離婚、不倫ネタが流れています。「なるほど」という論調もあれば「ちょっと違うでしょ」といった報道もありますよね。この「ちょっと違うでしょ」的な報道・世論に対して、結婚離婚カウンセラーの岡野あつこがモノ申していくこのコーナー。30年近く、3万5000件もの男女の色恋を目撃してきた岡野あつこの「反論」だけに、ちょっとやそっとじゃ太刀打ちできない!?

 

 

「自分の子どもが欲しいから『婚姻関係を解消しましょう』ってのは、つながらないと思うんです」――ミッツ・マングローブさん


タレントの磯野貴理子さん(55歳)が、24歳下のバーテンダーの男性と離婚していたことを告白。磯野さんと親交があるというタレントのミッツ・マングローブさんは、TV番組で「たとえ途中で『子どもが欲しい』って感情が芽生えたとしても、それを理由にしちゃっていいのかと………。(中略)自分の子どもが欲しいから『婚姻関係を解消しましょう』ってのは、つながらないと思うんです」とコメントをしたというが……。

 

 

 

Vol.03 「子どもが欲しい」は離婚の理由になるか?

 

たしかに「子づくり」に関する問題は、夫婦によっては将来を左右するほどデリケートで難しいもの。実際、世の中には「子どもは欲しいけれど、つくりたくてもつくれない」という夫婦もいれば、「パートナーと二人の生活を楽しみたいから子どもは欲しくない」という夫婦もいます。


さらに、結婚した当初は「子どもは要らないよね」と夫婦がお互いに納得して決めていたことであっても、二人の価値観が変わることも珍しいことではありません。女性が自分に出産のリミットが迫っていることを実感した時や、親孝行をしたいと考えた時などに「やっぱり生みたいかも…」という気持ちがわいてきたり、今回の一件のように男性側に「子どもが欲しい」という感情がわいてきたりすることもあるのです。

 

どんなに愛し合って結婚した夫婦であっても、人生経験を重ねていくことでそれぞれの価値観は変わるもの。自分らしく人生を生きて行こうとした時に、お互いの価値観の違いに気づいて悩み、とことん話し合い、納得した上でたどりついた結論が「二人がそれぞれ幸せになるためには離婚という選択しかない」ということだとしたら、それを尊重するべきだと私は思います。

 

じつは個人的にも貴理子さんと私には共通点がありました。というのも、貴理子さんも私も「24歳下の夫」を持つ年齢差カップルだったからです。それがきっかけで以前、TV番組で共演させていただいたこともありました。以来、私のラジオ番組にもゲストでお越しいただいたり、バーテンダーだった元旦那さまのお店に遊びにいったり……。時間を共有させていただいているなかで、仲のいいご夫婦であることを感じる瞬間がたびたびあったのです。

 

だからこそ思うのは、ご本人が納得している決断なのだから、それもアリだということです。外野の人たちは「貴理子さん、かわいそう」「結婚した時点で子どもができないことはわかってたはずでは?」「ダンナさんは、今さら何を言ってるのだろう……」などと、いろいろ思うところがあるかもしれませんが、当の本人が離婚を決めたのであれば、自分の幸せを大切にして人生を前向きに進んでいく応援をしてあげたいと思うのです。

 

離婚は、「人生の汚点」ではありません。これから新しい生活がはじまった時に、「あの時、私たちが離婚したことにはちゃんと意味があることだったんだ。結婚生活で学んだことを活かし、これからもっともっと幸せな人生にしていこう」と思えることが大事。


貴理子さんにも、離婚したことを「健康で幸せな人生を過ごすために必要な経験のひとつだった」と笑顔で語れる素敵な女性でいてほしいと思います。

 


岡野あつこの反論
「貴理子さん本人が納得しているならいい。離婚は幸せな人生のはじまりよ!」

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  • これだけはっきり「本人が不幸でないと言ってるのだから他人がとやかく言うな」と言ってるのに臆測コメントが寄せられるのだから大変だよな���顼�áʴ��
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