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虫除けから消臭・除菌まで使えるハッカ油って!?

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2019年05月23日 18:22  All About

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写真ハッカ油(薄荷油)の効果と使い方を解説。虫除け・消臭・除菌・スキンケア・暑さ対策など……実は様々な用途で使える万能オイルです。
ハッカ油(薄荷油)の効果と使い方を解説。虫除け・消臭・除菌・スキンケア・暑さ対策など……実は様々な用途で使える万能オイルです。

ブーム到来のハッカ油とは、そもそも何?

人気のハッカ油(薄荷油)の成分や効果、便利な使い方について解説します!「ハッカ」って昔の飴のイメージ程度の印象かもしれませんが、意外に日々の生活に使える万能アロマなんです! 中には局方(薬グレード)のものもあり有能なのがわかります。天然100%ハッカ油の魅力と活用法をお伝えします。

ハッカ油とは、いわゆるアロマテラピーで使うエッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)と同じものです。つまり油脂ではなく、植物から香り成分を抽出したもの。そのため香りが強く、揮発性が高い性質があります。アロマテラピーをご存じであれば、ラベンダーやイランイランといったエッセンシャルオイル同様に使えばOK。

一般にアロマ専門ショップで売られているエッセンシャルオイルは色のついた遮光性のビンに入っているのですが、ハッカ油は透明なガラス瓶に入っているものも多いようです。でも、中身はエッセンシャルオイルなので、日光に当てず箱に入れるなどして保管するといいでしょう。エッセンシャルオイルは紫外線、熱、水気に弱く、劣化の原因になります。

原料の和ハッカについて

さてハッカ油の原料について説明しましょう。ハッカ=ミントですが、ハッカは交雑しやすい性質があるので、細かく分類するとたくさんの種類があります。ガムや歯磨き粉のフレーバーで目にするペパーミント、スペアミントが代表的ですが、ご紹介しているハッカはこの2種とは異なり和名を「和ハッカ(ワハッカ)」とか「和種ハッカ(ワシュハッカ)」といいます。

・和ハッカの学名……Mentha arvensis
・ペパーミントの学名……Mentha piperita
・スペアミントの学名……Mentha spicata

いずれもシソ科で、乾燥した葉っぱを水蒸気蒸留法という方法で香り成分が抽出されます。

かつて北海道が一大産地だった

和ハッカはかつて北海道の北見市で世界市場の70%以上を生産していたのをご存知ですか。気候風土が栽培に適していることからハッカ産業が栄えました。

和ハッカからは主としてハッカ脳を析出することを目的としていました。ハッカ脳とはエッセンシャルオイル(精油)をじっくり時間をかけて冷却して得られた、メントール成分の結晶です。無色で針状をしていて、メントール分が約99%含まれます。昔から湿布や軟膏に使用されており、現在も化粧品や食品へも活用されています。

ハッカ油はハッカ脳の副産物として生産されていたのですが、1950年代から輸入品の進出や合成品が出回りはじめ、産業は一時衰退しました。

ですが現在では北見市をはじめ北海道では和ハッカが特産品として作られており、特に最近はデパートの催事なでの直売、テレビなどメディアで取り上げられ、再び脚光を浴びるようになってきています。

ハッカ油の香り

和ハッカはセイヨウハッカ(ペパーミントやスペアミント)と比較してメントールが多く含まれます。そのためメントールの際立った爽快感が香りの特徴。でも、きついというよりは和種らしく日本人の好むさっぱりとした軽やかな香り。苦手な人は少ないアロマの1つです。ちなみにスペアミントはメントールよりカルボンという成分が特徴で、甘い香りがします。

ハッカ油を使う前に確認しましょう

■中身を確認する
ハッカ油は比較的、アロマ専門ショップではないところから売られていることも多いアロマの1つ。買う前に不安であれば、中身がエッセンシャルオイル(精油)100%かどうかを確認するといいでしょう。アロマオイルという名前の場合は、類似品(フレグランスオイルやポプリオイル)であることも多いです。

■肌への使用は薄めて使う
ハッカ油を肌につける方法がネットに書かれていることもあるようです。もちろんそれは可能ですがエッセンシャルオイルは原液のまま(ビンから出して薄めずに)肌につけることはあまりしません。考え方はいろいろですが、濃度が高いので薄めて肌に塗るのが一般的です。特に肌が弱い方、子どもなどは必ず薄めましょう。

■分量に気を付けて
香りがとても強いうえ、ハッカ油の性質としてはメントール系の香りがすーすー鼻に届きやすいので、分量に加減が必要です。目から涙が出たり、くしゃみが出る人もいます。

ハッカ油の使い方

フレッシュな心地よいハッカの香り。いずれの季節にも使えますが、暑い夏、湿度の高い梅雨時に特におすすめです。

すべて1滴と書いてあるものは、ドロップ栓から振らずにしずくとして落ちてくるオイルの分量の1滴を0.05mlとして表記しています。

ハッカ油を肌につけてクールダウン!

■さっぱり、ひんやり、ハッカ風呂
湯を張ったバスタブにハッカ油を多くても1〜2滴ほど入れます。すーっとして体感温度が下がったように感じます。湯上りもさっぱり感があります。

ハッカ油のお風呂を実践するときは、身体をつける前にお湯をよくかき混ぜること。そしてハッカ油を入れすぎないことです。例えば5滴ほど入れると入れ過ぎ。スースーし過ぎて寒いほどです。気を付けましょう。一緒に天然塩(大さじ1杯ほど)を入れるとさらにさっぱりします!

■身も心もクールダウンなボディースプレー
夏は汗によって肌のコンディションも悪くなりがち。私もよく汗で肌がかゆくなって、かいてしまって傷になったりします。そんなとき使えるボディースプレーです。

【材料】
・ハッカ油:2〜3滴
・グリセリン:3〜5ml
・水(精製水や市販の飲用水):15ml

グリセリン(薬局で売っています)にハッカ油を入れてかき混ぜ、そこに水を加えれば完成です。スプレー容器に入れて完成です。

携帯するととっても便利! メイクをしている女性ならデコルテ、首筋、脇にスプレーすると、さっと汗がひいて、デオドラント効果も期待できます。私はデコルテにたっぷりスプレーしてミニタオルで軽く押さえておきます。汗、たばこ、体臭が気になる男性にもとてもおすすめです。季節問わず気分転換にもなるので、仕事中の休憩タイムにも活躍します。

■ヘアトニックや帽子にも
さきほどのレシピの、グリセリンを無水エタノールに代えればヘアトニックになります! ハッカ油は1滴です。汗をかいたあと頭皮にスプレーすると、肌に乗せたときひやっとして気持ちがいいです。帽子にスプレーしてからかぶってもにおいがこもらず快適。

■日焼け後の肌にハッカタオルで冷湿布
ほてった肌に冷たいハッカタオルを乗せるとクールダウンになります。洗面器に水を入れてハッカ油を1滴、タオルを湿らせます。お客さまにハッカ油の香りの冷たいおしぼりを作っておくと喜ばれます。冷蔵庫に入れておけばさらにひんやり感が増します。冷蔵庫に入れても違和感のない香りです。日焼けにはラベンダーもおすすめなので、ブレンドすればさらに効果的。目の刺激にならないように気を付けましょう。

ハッカ油で心地よい空間を作り暑気払い

■寝苦しい夜に涼やかさをプラス
ディフューザーに入れて部屋に香りを広げれば寝苦しい夜も快適です。また、ハッカ油スプレーをコットンやティッシュにしゅしゅっとして、それをクーラーの近くや扇風機の前にセット。ひんやりとした香りと冷感によってクールな涼風になります。芳香浴にもなり、お部屋がハッカの香りに包まれて、暑気払いにもなります。

■ハンカチに1滴眠気覚まし
ハッカ油はほぼ透明です。色がつかないので安心してハンカチに1滴落として香りを吸い込みましょう。オフィスでの眠気覚ましにも活躍します。

■イライラを切り替える香り
イライラしているときにもおすすめです。運転時の集中力UPや車内芳香にも使えます。

これはペパーミントのデータ ですがまったく香りがないときと比較してペパーミントの香りを30秒ほど吸い込むと小学生の気分に好影響を与え、計算ミスが減少する傾向があることが示唆されました。メントールが影響していると思われるので、ハッカ油も活用できます。

ハッカ油はアウトドアにも活躍、虫よけ日焼け後のケア

■虫よけスプレー
メントールは虫が嫌う成分といわれます。キャンプ、登山、夏祭り、公園など虫の多い場所に出る時に試してみてください。

【材料】
・ハッカ油:4〜5滴
・無水エタノール:5ml
・水(精製水や市販の飲用水):15〜20ml

無水エタノールにハッカ油を入れてかき混ぜ、そこに水を加え、スプレー容器に入れて完成です。ベビーカー、帽子、かばん、靴下、衣類、また網戸や玄関先などにスプレーします。肌につけてもOKです。肌の弱い方は調整してください。

添加物グレードのものはハッカティーやまな板の殺菌に

メーカーによっては食品グレード(食品添加物)のハッカ油もあるようです。株式会社北見ハッカ通商のものは食品添加物。そのグレードのものに限ってこんな活用もできます。

■ハッカの香りのアイスティー
つまようじの先にほんの少量、ハッカ油を付けたものをアイスティーに入れてかき混ぜます。ミント類は消化器系の不調におすすめです。飲む場合は必ずごく少量にしてください! また子ども、妊婦さんにはこの方法はおすすめしません。

■まな板を清潔を保つ方法
O-157が流行した当時、ミントの殺菌力が話題になりました。0.04%ほどで大腸菌が滅菌したという結果もあります。家庭での衛生管理にハッカ油でまな板をきれいに保ちましょう。ハッカ油は42〜43℃の湯で香りが飛びます。キッチンでも問題なく使えるでしょう。

【使い方】
・水:100ml
・ハッカ油:1滴

この2つをよく混ぜたものをまな板にスプレーして洗い流します。

※家庭で清潔感を保つための方法です。食中毒を防止するための方法ではありません。

いかがでしたか? ハッカ油(薄荷油)の使い方について解説しました。一家に1本、様々な用途に活用してみてくださいね。
(文:中野 智美(アロマテラピーガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • 清涼感を期待してマスクの内側にシュッとひと吹き!結果:涙と鼻水が止まりませんでした。結論:マスクに使用するのは止めておこう(強く主張)。
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  • マイミクさんに聞いて、わたしも去年薬局で買った。食品にも使えるやつで、たいそう役に立ってくれた。身体も、温度が下がらずともスースー感があるだけで、たまげるほど涼しいよ。
    • イイネ!6
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