『インハンド』菜々緒、初の母親役で“悪女”から脱却? 山下智久×濱田岳との関係性も進展

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2019年05月25日 06:11  リアルサウンド

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 山下智久が主演を務めるドラマ『インハンド』(TBS系)第7話にて、菜々緒が初の母親役を演じた。


参考:要潤、『インハンド』第8話出演で山下智久と初共演 「ギャップが可愛いなと思いました(笑)」


 菜々緒が演じる牧野巴は、内閣官房サイエンス・メディカル対策室(SM対策室)に勤める、正義感が強くて一生懸命でがむしゃらに頑張っている強い女性。これまで菜々緒と言えば、ドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系/2014年)、初の主演ドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(日本テレビ系/2018年)を代表するように、“悪女”のイメージが強くあった。『インハンド』においては強い女性という点は共通しているが、置かれている立場は真逆と言ってもいい。そして、第6話のラストで明かされた牧野には娘がいるという衝撃の事実から、同名原作漫画にも描かれていないオリジナルストーリーにて、牧野の母親としての姿が映し出される。


 『インハンド』での菜々緒を観ていて感じるのは、表情豊かな演技力。第7話で牧野は、生まれつき免疫に欠陥があるPID(原発性免疫不全症候群)で入院している娘・美香(吉澤梨里花)の看病とSM対策室との行き来に疲弊していく。そんな中で印象的なのが、娘に会えた時の安堵した笑顔。「美香、大きくなったら紐倉博士と結婚するの」という娘のお願いに、「美香はママのものー」と戯れる様子は完全に親子そのものだ。対して、美香を救うため救世主兄弟をつくろうと奮闘し涙を流す牧野の姿も、もう一つの母親としての姿。先述した悪女キャラの多くが淡々とした口調であったため、感情の起伏が激しくさらに母親という牧野は菜々緒にとって新境地の役に感じる。菜々緒にとって、『インハンド』は悪女というイメージから脱却し、俳優として次のステップへの架け橋になる作品でもある。


 糞便移植という“セクシーな移植法”で美香を救った紐倉哲(山下智久)。人使いが荒いところ、無理やり仕事を押し付けてくるところ、人の話を聞かないところ、態度がでかいところ……と紐倉、高家春馬(濱田岳)が美香を前にして牧野の悪口を言った末に、「要するに友達として面倒くさいヤツってことだ」と“友達”として認めているという発言から、3人の関係性に進展が見えた回でもある。


 余談だが、ジャニーズ初のInstagram開設として、すでにフォロワーが250万人を突破し話題の山下智久。「尊敬できる友人と休日」というコメントと共に、アップされたウィル・スミスとの動画(https://www.instagram.com/p/Bxv59YmgETR/)で、ウィルからキャッチフレーズを聞かれた山下は「どうも、天才です」と回答している。言うまでもなくこれは、紐倉の名ゼリフ。第7話においても、美香を救う方法を見つけた紐倉がこのセリフを発している。今後、山下を代表するキャッチフレーズとして、「どうも、天才です」が浸透していくかもしれない。


 また、紐倉のCDC(アメリカ疫病予防管理センター)時代の元上司・福山和成(時任三郎)が再登場した。第5話のラストで、福山が研究室に保管されていたエボラウィルスを持ち出す姿が映し出されていたが、第7話で福山は紐倉に「また俺と一緒に組む気はないか?」と声をかける。国内外の優秀な科学者を自身の会社・フューチャージーンにスカウトしているという福山。最終回に向け、福山の企みはどのように変貌を遂げていくのか。(渡辺彰浩)


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