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高速道路で当て逃げされたらどうすればいい? 相手が特定できないと泣き寝入りも…

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2019年05月25日 09:22  日刊SPA!

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日刊SPA!

写真当て逃げされたら追いかけるべきなのか?
当て逃げされたら追いかけるべきなのか?
 タレントの高田純次氏が、首都高で当て逃げ事故を起こしたと報じられているが、自分が当て逃げされた場合はどうしたらいいのか?
 
 今回の事故では、被害者は高田氏のクルマを追いかけ、首都高から降りたところで話し合いにいたっているが、やはりそうしたほうがいいのだろうか。

◆当て逃げは相手が特定されないと泣き寝入りするしかない!

 損害保険会社の関係者に尋ねたところ、当て逃げで相手が特定されないと、基本的には泣き寝入りするしかないという。実際そういうケースは決して少なくない。

 当て逃げされて相手が特定できない場合、被害は自分の保険でまかなうしかないが、ケガはともかくクルマの損害は、一般条件の車両保険に入っていないと補償されない。いわゆる「エコノミー車両保険」や、車両保険にまったく加入してない場合は、自腹で直すしかなくなる。

 もちろん、一般条件の車両保険に加入していたとしても、自分の保険で修理するのは業腹。相手が特定できれば、相手に被害を補償させることができるので、追いかける意味はあることになる。

「ただ、ドライブレコーダーなどで記録されていれば、それが証拠になりますから、あえて追いかけるまでしなくてもいいとは言えます。特に被害者が女性や高齢者の場合、相手を追いかけて停止させても、逆上した相手にさらに被害を加えられるリスクがあります。クルマにドラレコがない場合は、停止までさせなくても、相手のナンバーが特定できるように、追いかけて写真を撮ろうとするのはアリだと思いますね」(損保関係者)

◆当て逃げされたらまずすべきことは?

 最近、あおり運転が大きく報道されたことで、ドラレコの装着率が急激に上がっている。事故の場合も、ドラレコの記録は非常に大きな意味を持つ。ただ、装着率はまだ全体の3割程度という調査がある。
 
 ドラレコを装着していない場合は、なんとか相手のナンバーを記録したほうがいいわけだが、それもできなかった場合はどうなるのか?

「あて逃げされた場合は、まず警察に届けることです。現場が首都高のような路肩のない道路の場合、その場で停止していると危険なので、クルマが走行可能ならその場にとどまり続けず、出口で降りてから連絡しても問題はないです。けが人が出ていたり、クルマの被害が大きい場合は、警察も付近の防犯カメラを調べたりして、捜査してくれます。もちろんそれで相手が特定できるとは限りませんが」

 警察が動くか動かないかは、第一にケガ人の有無だという。ケガ人がいれば人身事故となり、警察の扱いは明らかに違ってくる。逆にケガ人がいない場合は、警察は”民事不介入”の原則に従って、あまり積極的に捜査はしない。

 そんな場合でも、ドラレコなど動画の記録があれば、対応は大きく変わるようだ。

◆ドラレコの記録があれば警察は動いてくれる!?

「先日、あおり運転の末に窓からペットボトルを投げつけたケースが報道されましたが、あの場合、結局被害は出ていなかったにもかかわらず、ドラレコの記録があったので警察は動きました。最近こういったケースが世間の大きな関心を集めていることが影響しているんでしょう。とにかく記録があれば、非常に心強いのは間違いないです」

 記録がなく、しかも被害が小さい場合は、警察も積極的には動かず、結局泣き寝入りしかない。

 また、当て逃げがコツン程度で、クルマのキズも小さい場合は、追いかけて相手のナンバーを記録しても、その相手と衝突したという証拠にならない可能性もある。

 結局すべてはケースバイケースだが、なんにせよ、ドラレコの装着が最大の対策であることは間違いない。

取材・文/清水草一



【清水草一】
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com

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