マッサ、リオデジャネイロでのF1ブラジルGP開催報道に驚くも「2021年なら可能性はある」と歓迎

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2019年05月27日 13:11  AUTOSPORT web

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2018年F1第20戦ブラジルGP フェリペ・マッサ
元F1ドライバーのフェリペ・マッサは、F1ブラジルGPの会場がサンパウロからリオデジャネイロに移転する可能性があるというニュースについて、非常に驚いたと語った。

 5月の初め、ブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領はツイッター上で、2020年からはリオデジャネイロ郊外に新設するサーキットでブラジルGPを開催すると突如発表した。

 リオデジャネイロという選択肢はそれほど驚くようなものではないとマッサは認めたものの、2020年という時期については、それまでにサーキットを新設することはほとんど不可能に近いだろうと考えている。

「まず最初に、このニュースを初めて耳にした時、とてもおかしなことだと思った」とマッサは『Motorsport Week』に話した。

「大統領が、来年リオデジャネイロに新しいサーキットを作るとツイッターで発表したと聞いたよ」

「これは実現しないだろう。2020年までにサーキットを作るということは、8カ月で完成させるということだ。ほとんど不可能だろう。僕は本当に驚いた」

 しかしながらマッサは、リオデジャネイロでF1を開催する可能性について、サーキット建設の期限が2021年であればグランプリを開催できるかもしれないと話した。

「(サーキット建設の期限が)2021年ならば、F1を開催できる可能性もある」

「サーキットを建設することと、誰が資金を払うのかということを理解することが必要だ。というのも、これは僕個人の見解だけど、(費用は)政府からの資金ではないはずだからだ。いずれにせよ、これは書面に書いてあると思う」

「例えば街をもっと良くするなど、リオデジャネイロではやらなければならないことがたくさんある。これはトラックにお金を投資するよりも重要なことだ」

「僕の個人的な意見だけど、もしリオデジャネイロでF1を開催することになれば、それは素晴らしいことだと思う」

「新しいトラックというのも、素晴らしいものだ。だから僕たちはその契約や、それに関する全てを理解する必要がある」

「僕に言えることは、トラックを新設するための重要な都市として、僕は常にリオデジャネイロを歓迎しているということだ。でも、トラックを建設しようとしている場所は好きじゃない」

■マッサ、タイトルを逃したインテルラゴスを「恋しく思うだろう」

 一方で、1990年からブラジルGPを開催しているサンパウロのインテルラゴス・サーキットは、2020年までのF1開催契約を締結していると主張しており、リオデジャネイロとは争う姿勢を見せている。

 インテルラゴスといえば、2008年にマッサがチャンピオンを掴みかけたサーキットだ。マッサはこの年の最終戦であった母国グランプリで優勝を飾ったものの、わずか1ポイント差でルイス・ハミルトン(当時マクラーレン)に敗れてタイトルを逃したのだった。

「インテルラゴスを恋しく思うだろうね。あのレースは、ベストレースのひとつだった」

「ドライバーによるオーバーテイクやショーなどがあって、僕たちは常に信じられないほど素晴らしいレースを見ている」

「もしこれがブラジルにとって重要なことであれば歓迎する。だけど、物事がどのように進むのか待ってみよう。僕は少し驚いたけれど、どうなるのかはじきにわかるだろう」

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