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国外でも活躍 上智大・看護学科が“一番過酷な学科”の理由

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2019年05月27日 17:00  AERA dot.

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写真看護学科の学生が学ぶ目白聖母キャンパスの校舎
看護学科の学生が学ぶ目白聖母キャンパスの校舎
 看板学科の評価が大学のブランド力を示す時代となった。大学の顔である「至高の学科」を訪ねる。最終回は上智大学・看護学科。

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 私大最難関大の一つ、上智大で新たに人気を集めているのが、2011年に新設された看護学科だ。看護の単科大学だった聖母大と合併して誕生した。私大・看護系で最も人気のある学部・学科だ。

 看護といえば、これまで専門学校や短大が人材育成を担ってきたが、4年制の大学で看護学部・学科を新設する動きも出ている。学生にとっても看護師は人命を助けることができるやりがいのある仕事であり、注目度は高い。

 この学科の人気の理由の一つに、幅広い学問が身につく点があるようだ。

 患者に向き合うためには、看護の技術だけでなく、心理学や社会福祉学など幅広い知識を身につけることが看護師には求められている。上智大では総合大としての強みを生かし、他の学部・学科の授業も取ることができるようにしている。

「上智大で“一番過酷な学科”と言われています」

 草柳浩子学科長はそう語る。

「看護の授業に加えて、幅広く授業を履修できるようにしているため、夜遅くまで図書館で自習をしている学生も珍しくない。視野が広くなり、自己研鑽する力が身につく、と学生からの評価は高いです」

 英語などの外国語や国際看護学が学べる点も人気の理由だ。発展途上国で苦しんでいる人の手助けをしたいという学生が多くなっているためだ。

 学科には英語での交渉やプレゼンなど実践的なスキルを学ぶ授業が用意されている。その他にも他学部などで開講される英語による専門科目の講義なども受講でき、留学制度も充実。

 4年次には国際看護学コースを選ぶことができる。国際感染症学、国際保健看護学、国際協力方法論など途上国の看護で必要な知識を学ぶ。フィリピンやモンゴルなど途上国への海外実習もある。病院や高齢者施設、孤児院を訪れ、途上国の現状や医療の違いなどを学ぶ機会がある。

 そうした様子を見守ってきた前学科長の塚本尚子教授は話す。

「現場を目の当たりにし、知識や技術がないと何もできないことを知り、改めて学ぶ意欲を高める機会になっている」

 学科では自分で考える力も重視している。近年は医療の現場が施設から在宅へと変わりつつあるなど、求められる対応も変化している。今後もいまの知識が使えるとは限らない。技術演習では、正解をすぐに与えない。どんな看護が適切か自分で批判的に考え、自身の看護観を身につけさせていく方針だ。

 就職にも強い。ゼミで教員が面接対策などの就職指導を行うほか、キャリアセンターでも看護学科向けの対策を行う。

 東京医科歯科大医学部付属病院や国立がん研究センター中央病院といった先端医療に取り組む病院にも毎年、就職している。

 ここ数年、航空会社にキャビンアテンダントとして就職する学生もいる。この点について、草柳学科長は語る。

「緊急時に対応できる看護資格だけでなく、英語力と現場で鍛えたコミュニケーション力の高さが評価されているようです」

 時代の進展に伴い、看護師に求められる能力は高まっている。これからの社会を支える新たな看護師が上智大から生まれている。(本誌・吉崎洋夫)

※週刊朝日  2019年5月31日号

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  • 他の回読んだ事ないのにいきなり最終回かよ!?�դ��դ����ޤ���
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  • 高校レベルでのお勉強やね@(・●・)@
    • イイネ!9
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