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「宮野真守はパイオニア」注目を集める“男性声優ブーム”の歴史

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2019年05月27日 19:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

写真宮野真守
宮野真守

 声優といえば、アニメのキャラクターを演じ、洋画の日本語吹き替えなどを担当する“声のプロ”。そんな彼らを応援するファンに、変化が訪れているという。

声優雑誌の編集長に聞いてみた!

「かつては、声優が演じているアニメのキャラクターが好きで、声優とキャラを重ねているファンが多くいました。しかし、近年では声優本人を応援する人がとても増えていますね

 そう語るのは声優マガジン『Cool Voice』の春名衛編集長だ。同誌は人気声優のグラビアやロングインタビュー、イベントレポートなどで構成され、そのときどきの話題の声優たちが登場する表紙は声優ファンたちから熱い支持を集めている。

「もちろん、昔からアニメのキャラクターとして声優が歌う“キャラソン”のニーズは高かったのですが、作品を飛び越えて声優本人のオリジナルの歌が売れ、コンサートが話題になるようになったのは、10年ほど前からです。

 その要因のひとつとして、アニメのDVDやブルーレイディスクの発売イベントといった“直接会える”機会が増え、声優とファンの距離が縮まったことがきっかけになっているのではないかと思います」

 春名編集長は「男性声優と女性声優では、ブームの流れや時期に違いがある」としながら、現在の男性声優人気の火つけ役になったのは「'01年に高校生で声優デビューした宮野真守さんの影響が大きい」と分析する。

 宮野さんは、もともと小学生時代から子役として活動していたこともあり、演技の延長線上で声優を始めている。

宮野さんが声優界に登場したときのインパクトはとても強かったですね。デビュー間もなく人気作の主役(『DEATH NOTE』の夜神月役)に抜擢され、どんどん女性ファンを獲得していきました。

 現在は、声優だけでなくシンガーとしても活躍し、タレントとしても人気が高い。彼はマルチな才能を発揮する男性声優のパイオニアといっても過言ではないと思います」

 そんな宮野さんを筆頭に、先日は人気番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK系)で声優の神谷浩史さんの密着ドキュメンタリーが放送されるなど、各界から注目を集めている。

 声優シーンが盛り上がっている今こそ声優ファンデビューのチャンスと、春名編集長は語る。

「人気声優はワンクールの中で複数のアニメに出演するので、作品によってまったく違う一面を楽しめるのは、声優ファンの醍醐味でしょう。

 また、声が魅力的なのはもちろんですが、しゃべりのプロでもあるのでトークもおもしろい。彼らのラジオ番組もおすすめです

 そして、アーティストや俳優など多方面で活躍している人は、会いに行ける、応援する機会もたくさんありますから、追いかける楽しみがあると思います」

意外に歴史は長かった!男性声優ブーム年表

 実は声優ブーム自体は以前からあり、現在は「第4次」とも、「第5次」とも言われている。

 '60年代にテレビが一般家庭にも普及し、吹き替えの洋画や海外ドラマがお茶の間で親しまれるようになった。それにともない「あの声を演じているのは?」という視聴者の疑問から、声優の仕事の認知度は高まったともいえる。その後、アニメが普及して再び声優がスポットを浴び、現在に至る。令和を迎え、声優業界はどう進化していくのか。※敬称略

【'60年代】■第1次声優ブーム■
 洋画吹き替え声優への注目度が上がり、声優の認知度が上がる。フランス俳優のアラン・ドロンの吹き替えを担当した野沢那智は多くの女性たちを魅了し、ラジオDJとしても人気を博した。

【'70年代】■第2次声優ブーム■
『宇宙戦艦ヤマト』などの人気でアニメの声優にスポットが当たる。野島昭生、曽我部和恭、古川登志夫、古谷徹、神谷明、三ツ矢雄二、鈴置洋孝といった人気声優が所属した「スラップスティック」というバンドユニットが話題に。アルバムの発売やコンサートツアーも行った。また、アイドル的人気のあった水島裕はクイズ番組やバラエティー番組などでタレントとしても活躍。

【'80年代】
『聖闘士星矢』などの人気キャラクターの声優陣が注目を集めるようになる。なかでも人気アニメ『鎧伝サムライトルーパー』の主要声優である草尾毅、竹村拓、佐々木望ら5人で結成された声優ユニット「NG5」は、女性ファンから絶大な人気を獲得。ライブ活動も行った。

【'90年代】■第3次声優ブーム■
 '94年に初の声優雑誌が創刊される。『ガンダムW』に出演していた緑川光や子安武人が、作品のキャラとともに注目を集め男性声優のアイドル化が進んだ。その流れをくみ2001年には子安武人プロデュース・主演の実写乙女ゲーム「Darling」が発売された。

【'00年代】■第4次声優ブーム■ ※諸説あり
 '90年代後半〜'00年代にかけて深夜アニメブームが到来。アニメ作品数が増え、小野大輔、神谷浩史、宮野真守など若手男性声優も続々登場。本人名義での歌手活動など、マルチに活躍。

【'00年代後半】
 バンダイナムコアーツのレコードレーベル・ランティスには、男性声優アーティスト専門レーベル「Kiramune」を設立。男性声優のアーティスト活動が活発化。

【'10年代】■第5次声優ブーム■ ※諸説あり
 アニメ作品のDVDやブルーレイディスク発売イベントの増加や、声優のアーティスト活動が活発化し、声優が身近な存在に。

春名衛

(『PASH!』『Cool Voice』編集長)


 主に女性向けのアニメ情報を主体としたアニメ雑誌『PASH!』と、そのスピリッツを持ちながら作られた声優マガジン『Cool Voice』の編集長。アニメと声優の魅力を世に紹介し続けている。


Cool Voice Vol.30』(5月31日発売予定 主婦と生活社刊 税込み1512円)


 表紙・巻頭特集:古川慎&石川界人(ワンパンマン)、Wカバー特集:下野紘&蒼井翔太(劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム)

(取材・文/清談社)

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  • 子安武人に憧れて、モミアゲを伸ばしていたなぁと、黒歴史を思い出す。
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  • 渋いな〜と思うのは、井上和彦さん。クセがすごい!と思うのは、若本規夫さん。
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