F1第6戦モナコGP 決勝トップ10ドライバーコメント(2)

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2019年05月27日 19:31  AUTOSPORT web

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2019年F1第6戦モナコGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2019年F1第6戦モナコGP決勝で5位〜優勝のドライバーたちが日曜日を振り返った。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
ピエール・ガスリー 決勝=5位
 すごくいい一日だった。オーバーテイクしづらいモナコで、8番グリッドから5位でフィニッシュしたのだから、満足できる結果だよ。

 戦略がとてもよかったし、マシンも好調だった。モナコをこれほど速いマシンで走ることができて楽しかった。終盤はプッシュし、連続して速いラップを走って、ウイナーから10秒以内の位置でフィニッシュした。8番グリッドからスタートしたにもかかわらずだ。

 今日のレースには大満足だ。この調子で努力し続け、今後のグランプリでも同レベルのパフォーマンスを発揮したい。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=4位
 今日は全力を尽くした。楽しいレースだったよ。僕らには高い競争力があったと思う。(ハミルトンに)プレッシャーをかけ、優勝目指して戦った。

 ルイスを相手に戦うのは簡単なことではないのは分かっていたが、彼にプレッシャーをかけ続け、ミスを誘おうとした。アタックするため、彼が望んでいる以上にタイヤを使わせるように仕向けた。

 そうして彼のタイヤがだめになり、いくつかのコーナーでかなり遅くなったので、仕掛けるチャンスが出てきた。でも結局十分に近づくことができなかった。残り数周となった時、仕掛けて結果を見てみようと思った。それで接触したが、幸いダメージはなかった。

 ピットストップの時のインシデントでペナルティを受けたのはついてなかった。でもチームは何も悪いことはしていないと思う。ここはピットレーンがタイトで、視界が悪いんだ。

 今日のペースはとてもよかった。それが一番重要なことだ。もちろん、表彰台に上りたかったけれど、レースを楽しめたし、勝てることもあれば、負けることもある。あと数周あれば彼を抜くことができたかもしれないと言うのは簡単だ。でも僕はベストを尽くした。自分にやれることはすべてやったと思う。チームは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれた。今日僕らは勝利をつかむためにあらゆる手を尽くしたと言える。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
 今日のリザルトはピットで決まったようなものだ。セーフティカーが出動した際、ダブルピットストップをした。最初にルイス(・ハミルトン)、次に僕の順だ。(セバスチャン・)ベッテルとフェルスタッペンも同時に入り、僕がピットボックスを離れた時、マックスも同時にリリースされ、サイド・バイ・サイドになった。僕らは接触し、僕は行き場がなかったためにウォールに当たってしまった。この時に右フロントタイヤがパンクした。

 そのため、次の周にもう一度ピットストップをしなければならなくなった。これで最後尾に落ちてしまうんだろうな、と思ったが、実際にはふたつポジションを落としただけで済んだ。つまり、アンラッキーだったけど、ラッキーでもあったというべきだろう。

 予選順位より下でフィニッシュするなんてもちろんがっかりだ。ただ、ペースは週末を通してとてもよかったし、チームと自分自身のために貴重なポイントを稼ぐことができた。

 今朝起きた時、一番に思ったのは「ニキ(・ラウダ)のためにいい走りをしたい」ということだった。彼のために勝ちたいと思っていた。残念ながら実現できなかったけれど、ルイスが勝ったから、ニキは僕らのことを誇りに思ってくれていると思う。

■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2番手
 タフなレースだったけれど、最終的に2位を獲得することができた。モナコの伝統的なサーキットで表彰台に上れたというのは、チームにとって素晴らしい結果だ。今日はライバルのミスが僕らに有利に働いたが、それもレースの一部だ。

 ルイス(・ハミルトン)はタイヤに苦しんでおり、マックスがそのルイスのぴったり後ろについて走っていた。彼らが接触したのを見た時、ひょっとしたら僕が勝てるんじゃないかと、一瞬甘い考えが浮かんだんだけどね。

 やるべきことが多いということは承知している。だから今日はハッピーではあるが、心の底から満足しているわけではない。

 シャルル(・ルクレール)は残念だったね(注:接触のダメージでリタイア)。彼にとっていい週末ではなかった。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
 キャリアのなかで最もハードなレースといってもいいほど、きつい思いをした。残り20周の時点で、最後まで走り切ることはできないと考えたほどだ。マシンと格闘しながら走らなければならず、いつかクラッシュすると思いながら走った。タイヤは完全に終わっていて、コース上を走り続けることだけでも大変だった。
 その時、「ニキ(・ラウダ)ならどうするだろう」と考えた。そして自分の力をすべて出し切って走った。集中を保ち、絶対にミスをしないように気を付けて走った。

 今日、ニキが見ていてくれたことは分かっている。ニキがついていてくれたから、なんとかやり遂げることができた。彼のカラーを使ったヘルメットを被っていたから、彼の名前に傷をつけたくなかった。

 彼は僕の心のすぐそばにいる。今週末は彼のために何としてもいい結果を出したいと思っていた。プレッシャーに負けたりしないと、心に決めていた。今日この日をニキに捧げる。

(Formula1.comのインタビューで語り)今日はニキの精神で戦った。彼は僕らのチームに大きな影響を及ぼした人物だ。彼のおかげで、僕らはここまで来ることができた。彼は見ていてくれて、今日の走りを褒めてくれるだろう。今日僕は、彼に誇りに思ってもらいたい一心で、集中力を切らさずに走った。

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